1970-04-09 第63回国会 参議院 逓信委員会 第13号
たとえば、郵便は独占専業であり、一極独特の事業ですから、まだ前島精神が許されるんでしょう。しかし前島さんという人は、はがきを発明しているんですからね。あれからだれも発明していないのですからね。はがき以外のものを何も発明する人が出てきていないと思うのですね。いつまでも前島さんにおんぶしているのはおかしい気がするのですが、それは別として、そういうふうにまあ考えるわけです。
たとえば、郵便は独占専業であり、一極独特の事業ですから、まだ前島精神が許されるんでしょう。しかし前島さんという人は、はがきを発明しているんですからね。あれからだれも発明していないのですからね。はがき以外のものを何も発明する人が出てきていないと思うのですね。いつまでも前島さんにおんぶしているのはおかしい気がするのですが、それは別として、そういうふうにまあ考えるわけです。
○近藤信一君 今日、日本のガス事業というのは独占専業でございますね。あすこで売っている、ここで売っているというガスじゃないのです。おおむねいまLPガスは、先ほど来質問されておりますように、中小企業——中小企業の中でも私は零細企業だと思うのですよ。この零細企業の方々が今日営業をやっておられる。何か事故が起きますると、販売のほうに責任がいく。
○野上元君 先ほど来、質疑応答で明らかになったように、独占専業であるのは、とにかく一種、二種だけですね。あとは、私は独占とは言えないと思うのです。これは自由に運送できるのですから、従ってその法律で、これらのものまでも料金を決定しなければならぬという理由は、どこにあるのですか。
その次の御質問でございました物価に対する影響でございますが、これは貨物につきましては、貨物にいろいろの種類がありますので明らかに物価に、その商品の価格に影響するであろうというものもございますし、なお、吸収してしまうと思われるものもございまして、ただこれは腰だめ的に言うならば、これだけの大きな独占専業であります国鉄の貨物運賃の引き上げが、物価に影響なしとはどなたも言い切れないのじゃないか。
従つて経営者に対して独占専業的にこれを保護するということであつてはならぬ。その経営経理を厳に監査するということが、最も公益事業に対する行政監督官庁の使命を達成しておることになります。そして公共福祉のために奉仕をさすということが、公益事業の根本的な性格でなければならぬ。そういう点を何で一体だんだん緩和し、ガス現業会社に気がねしなければならぬか、私にはどうもその点がわからぬ。