1976-10-27 第78回国会 衆議院 建設委員会 第4号
これが対策として、災害復旧事業等を早急に実施する一方、恒久対策として、今回規模の洪水を安全に流下させるための長良川改修計画の再検討が急がれているのでありますが、われわれが調査いたしました中流部におきましては、一、岐阜市の鏡島及び合度地区の大幅引き堤、二、支川伊治良川の全面改修、三、岐阜市周辺の堤防漏水対策及び内水対策、四、羽島市、安八郡の一部及び本巣郡一帯の堤防漏水対策、支川犀川等の河道修正及び内水対策等
これが対策として、災害復旧事業等を早急に実施する一方、恒久対策として、今回規模の洪水を安全に流下させるための長良川改修計画の再検討が急がれているのでありますが、われわれが調査いたしました中流部におきましては、一、岐阜市の鏡島及び合度地区の大幅引き堤、二、支川伊治良川の全面改修、三、岐阜市周辺の堤防漏水対策及び内水対策、四、羽島市、安八郡の一部及び本巣郡一帯の堤防漏水対策、支川犀川等の河道修正及び内水対策等
長良川と揖斐川にはさまれた本巣郡穂積町は、天王川、糸貫川、犀川等五河川の温水はんらんにより平たん部のほとんどが数日にわたり湛水したのであります。そのため住宅浸水、罹災人口は町民の七〇%に及び、野菜、水稲の収穫は皆無に近く、また橋梁流失、排水機の水没、故障、排水扇門破損等公共災害も甚大となったのであります。
当町は、東は長良川、西は揖斐川に囲まれた低地に位置し、本巣郡全域の雨水が天王川・香川・中川新堀川、犀川等に集まって当町に流れ込み、町内全域に溢水、はんらんし、その被害は甚大なるものでありました。