1951-10-17 第12回国会 参議院 本会議 第6号
然る時、特高秘密警察は再び復活されんとし、警察国家はその芽を出し、その憲法における基本的人権の保障をも侵されようと考えらるる政策が、政府みずからの手によつて行われようとしている事実であります。(〔そうだ」と呼ぶ者あり)例えば団体等規正令、公職追放令を統合整備した一つの法律をこしらえようとしておる。元来これらのものはポツダム宣言又は連合国最高司令官の覚書に基くものであつたのである。
然る時、特高秘密警察は再び復活されんとし、警察国家はその芽を出し、その憲法における基本的人権の保障をも侵されようと考えらるる政策が、政府みずからの手によつて行われようとしている事実であります。(〔そうだ」と呼ぶ者あり)例えば団体等規正令、公職追放令を統合整備した一つの法律をこしらえようとしておる。元来これらのものはポツダム宣言又は連合国最高司令官の覚書に基くものであつたのである。
皆さん、特審局は明らかに特高秘密警察の中心をなしておる。しかも、こういうことをやりながら、密輸、募兵のあの海烈号の背景と目されている戰犯分子の新亜通商会社の第一回の打合会を首相官邸で行わせ、細菌戰犯その他の国際的人道と平和の加害者どもの検察は、渉外関係に籍口してサボリ続けておる実情ではないか。