1953-07-07 第16回国会 参議院 内閣委員会 第9号
それから保税倉庫、特許上屋、保税工場、こういう種類があるのでございますが、東京都内におきましてはこの保税倉庫、特許上屋が非常に多いのでございまして、例えば羽田あたりへ航空貨物が入つて参りますと、それは羽田を通り抜けまして東京へ来て、東京の航空上屋に先ず収容される。
それから保税倉庫、特許上屋、保税工場、こういう種類があるのでございますが、東京都内におきましてはこの保税倉庫、特許上屋が非常に多いのでございまして、例えば羽田あたりへ航空貨物が入つて参りますと、それは羽田を通り抜けまして東京へ来て、東京の航空上屋に先ず収容される。
第二は、貨物保税地域及び倉敷料等の合理的な制度を確立するために、保税地域の明確な指定、指定された土地及び建設物等の処分、用途変更、それらの保管規則及び保管料の決定、輸出入貨物の通過、税関検査等、関税行政上必要最小限の規制をすると共に、特許上屋についても明確に規定しようとすることであります。
現行法で関税法二十九條の二でありますが、「保税地域ト称スルハ税関構内、保税倉庫、税関仮置場、税関長ヵ外国貨物ヲ蔵置シ得ヘキ場所トシテ指定又ハ特許シタル場所ヲ謂フ」、この條文によりまして特許上屋というものが相当あるわけなんです。その件数もほぼ保税倉庫に匹敵し、面積に至つては保税倉庫を遥かに超えておるような状況でございます。
密貿易でありますとか、いろいろなやみ取引でありますとか、これらの問題が相当困難であるにもかかわらず、今回のこの関税法の改正によりますと、むしろ税関手続をきわめて簡略化するということを一つの目的といたしておりますと同時に、この保税地域を特に拡大いたしまして、従来の保税倉庫や保税工場のほかに、指定保税地域あるいは特許上屋というようなものを新たに設けまして、相当広汎に保税地域を認め、また税関手続に対する規則
第二点としては、この条約では貨物保税地域、庫敷料等に関する合理的な制度を立てることが要望されておりますが、我が国においては、戦前は税関が直接管理運営し貨物の通関を迅速にしていた税関構内が戦後は殆んど全部消滅していること、又私人の経営する特許上屋に関する規定がないこと等により保税地域に関する制度が充分整備せられていない実情に鑑みまして、保税地域の指定について明確に規定上、この指定を受けた土地、建設物等
第二点としては、この條約では貨物保税地域、庫敷料等に関する合理的な制度を立てることが要望されておりますが、わが国においては、戦前は税関が直接管理運営し貨物の通関を迅速にしていた税関構内が、戦後はほとんど全部消滅していること、また私人の経営する特許上屋に関する規定がないこと等により、保税地域に関する制度が十分整備せられておらない実情にかんがみまして、保税地域の指定について明確に規定し、この指定を受けた