1967-05-17 第55回国会 衆議院 商工委員会 第8号
○高島政府委員 御指摘の特殊鋼工業でございますが、これを通産政策の重点部分として取り上げております趣旨は、これは機械の素材等になっておりまして、ここが一つの機械等の競争力を強化していく場合の大事なポイントになってまいりますので、ここの分野に対してたとえば開発銀行の体制金融とか、そういう政府資金を流すことによってこれを援助していこう、こういう角度から特殊鋼の体制整備ということが取り上げられているわけであります
○高島政府委員 御指摘の特殊鋼工業でございますが、これを通産政策の重点部分として取り上げております趣旨は、これは機械の素材等になっておりまして、ここが一つの機械等の競争力を強化していく場合の大事なポイントになってまいりますので、ここの分野に対してたとえば開発銀行の体制金融とか、そういう政府資金を流すことによってこれを援助していこう、こういう角度から特殊鋼の体制整備ということが取り上げられているわけであります
その閣議決定によりますと、昭和四十年度におきますところのこの体制金融の項目といたしましては、「国内産業体制の整備」ということで、「国際経済環境の変化に即応しつつ、産業構造の高度化を促進するため、産業体制を整備して早急に国際競争力を強化する必要がある石油化学工業、乗用車工業及び特殊鋼工業について、産業活動の効率化に資する工事を推進する。」、このように示されておるわけでございます。
それを受けまして、この基本方針を受けて、いわば各論的にこれをまたさらに明らかにしておりますところに、「国内産業体制の整備」という標題のもとで、この「産業体制を整備して早急に国際競争力を強化する必要がある石油化学工業……乗用車工業及び特殊鋼工業について」、云々というようなことばが出てくるわけでございます。
遺憾ながら今日まで国内の需要があまりに低かったために、特殊鋼工業全体といたしまして立ちおくれた感じがごごいますので、今後技術の面におきましても設備の面におきましても、あるいは原料の面におきましてもさらに重点を置きましてこれの飛躍的発展を期したいと考えております。
先ほどからだいぶ問題になりました砂鉄を原料にして非常にりっぱな電気銑を生産し、それを特殊鋼工業に振り向ける、これが第一であります。特殊鋼に向ける電気銑の計画は、現在の特殊鋼用といたしまして、三十年度が四万トン電気銑が供給されております。三十一年度は五万トンになっております。三十五年度になりましては十二万トンにまでふやしていきたい。これがただいまの原料対策のまず第一点でございます。
次に、わが國のアルミニウム工業が、國内産業の面からも、また輸出産業の観点からも、すこぶる重要なる役割を果たしておることは、いまさら説明を要しないところであり、特殊鋼工業とともに、その振興はわが國現下の急務であります。
なお、アルミニウム工業及び特殊鋼工業は、輸出産業としてその振興のため大いに力を効すべきものである。 よつて政府は、これら金属鉱工業の重要性にかんがみ、その振興を図るため価格政策その他に関し適切なる措置を講ずべきである。 右決議する。 以上であります。委員各位の御意見を伺いたいと思います。——別に御意見もにいようでありますが、ただいまの案文の通り決定してさしつかえございませんか。