1957-09-30 第26回国会 衆議院 運輸委員会 第37号
その次に「造船用鋼材の価格を国際水準に近ずけるため、材質、寸法等に対する特殊規格料の引下げに必要な特別の措置を講ずる等新造船船価の合理的低減を図る。」こういうことを書いておりまするが、この問題はきわめて重要でございまして、最近におきまする造船界の輸出船に対する努力は実を結びまして、非常に大きな実績を上げておるのでございます。
その次に「造船用鋼材の価格を国際水準に近ずけるため、材質、寸法等に対する特殊規格料の引下げに必要な特別の措置を講ずる等新造船船価の合理的低減を図る。」こういうことを書いておりまするが、この問題はきわめて重要でございまして、最近におきまする造船界の輸出船に対する努力は実を結びまして、非常に大きな実績を上げておるのでございます。
またそこにございますように、「造船用鋼材の価格を国際水準に近づけるため、材質、寸法等に対する特殊規格料の引下げに必要な特別の措置を講ずる等新造船船価の合理的低減をはかる。」
従つて特殊の鋼材、たとえば船に使うような大きな幅、あるいは長さ、あるいは特に質を選ぶものについては特殊規格料、あるいは割増料として相当多額の金をとられておるのであります。当時で約一万円近くの金をとられております。従つてこれらを早急になくすることは、現在の製鉄設備においては非常に困難である。
しかもこの原因がわが国の鋼材の価格が世界水準よりも上位にあり、鉄鋼施設、主として厚板の圧延施設の近代化がなされておらないために、諸外国ではその例もない、いわゆる特殊規格料というものがトン当り相当額かかつておるところに、最大の原因があるわけであります。
しかもその鋼材については、先刻お話由しましたように一般の鋼材が外国に比べて高い以外に、造船材として、特にいろいろな国際的な規格があるために、その規格料として特に造船材だけがまたトン当り一万円も高いということから、これだけは何とか政府としてめんどうを見ようではないかということで、造船材の特殊規格料の引下げに関する措置として、皆様には願いしているわけであります。