1952-07-29 第13回国会 参議院 本会議 第71号
而して、この狹小な国土に厖大な人口を擁し、而も資源に乏しく、国内市場も狭隘な上に、経済的には海外依存度の極めて高いという、宿命的な特殊條件の下に置かれておりまする関係上、我が国の経済的自立は、どうしても、貿易の振興と海運の復興とをおいてこれを達成することは至難であると信ずるものであります。
而して、この狹小な国土に厖大な人口を擁し、而も資源に乏しく、国内市場も狭隘な上に、経済的には海外依存度の極めて高いという、宿命的な特殊條件の下に置かれておりまする関係上、我が国の経済的自立は、どうしても、貿易の振興と海運の復興とをおいてこれを達成することは至難であると信ずるものであります。
将来の見込がつかなければ、根本的なプランを立てようという場合にうまく行かないからして、先のほうの財政計画を、数年間に亘つて安心のできる程度に確定して置かなければならぬ、こういうふうな特殊條件による場合にのみ理由があると思うのであります。でありますから具体的なことはわかりません。
しかしながら北海道地区においては、その特殊條件を勘案されまして、当面の問題たる経済開発に多くのよい人材を得ますために、早急にこれらの問題を決定し、解決しなければならない、かように考えて参つたのでございます。 きわめて簡單でございまするが、以上概略を申し上げまして御報告といたします。
次に請願第千七百八十二号、特需契約下の労働條件等に関する請願は、最近の特需契約下においては特殊條件の名の下に労働基準法が無規されがちであるから、かかることのないよう労働條件は一般的水準を下らないこと等を要請するものであります。
また先ほど古井さんのお話の通りに、元七万しかなかつた全体の定員が、今や国警、自治体合せて十二万五千、終戰当時は九万何がししかなかつた定員なんですけれども、これが十二万五千になつたゆえんは、戦後の非常に不安な状況、並びに国内の最終治安を担当すべき軍隊がない、そういう特殊條件のもとに、増員を許可された理由があつたのでありますが、今は当時と事情を異にして、とにもかくにも予備隊が置かれてある事情からすれば、
(拍手)あるいはまだ、勅令五百四十二号はポツダム宣言という特殊條件によつて日本国憲法の上位にあり、憲法を拘束するものであると政府が言うかも知れない。しかしわれわれは、占領政策は降伏文書が明記しているごとくに、日本政府が責任をもつて行うものであると信じておるのであります。
しかしながら前述のように炭鉱所在の市あるいは町村という立場と、御承知の通り北海道といいまする特殊條件等を考えまするときに、新法案中ことに石炭鉱業に対しまして若干の意見を有するものでございます。すなわち法案第六十二條第一項におきましては「鉱業権者は、鉱業権の設定又は移転の登録があつた日から六箇月以内に、事業に着手しなければならない。」と規定されております。
この問題につきましては北海道の金属鉱山を代表する鉱業会・石炭側を代表する石炭協会からも、北海道の気候的特殊條件から冬季約六ケ月は寒気と積雪のため試掘作業は困難であり、又これは東北方面の鉱山も同様でありますが、多数の試掘鉱区を保有している鉱業権者は資材・資金・技術陣容の関係上、短期間即ち二ケ年程度では事実上試掘鉱区の開発は不可能である。
この金が定つて参りますると、できるだけ今の四分の一ずつ配付して行きたいのでありまするが、場合によりますると、やはり場所によりましては必要によつて早く仕事をしなければならんというような緊急な場所もありますので、それらを考慮しまして多少のそこに按配をしている、或いは東北地方、或いは北海道というようなところで、積雪のために、仕事ができんと思われる特殊な事情は又特殊條件をそこに考慮して配付する、併しながら最初箇所決定
しかしながら、現在その戰時中の特殊條件がまだ残つております鉱害というのが十五億程度あります。これに対しては、やはり今後とも補助を続けて行かなくちやならぬという意見があるのでありまして、われわれとしては、現在通り、将来ともその点だけは続けて参りたいと考えております。
ただ一言申し上げたいことは、東北地方、特に山形、宮城、福島は、その他の県も同様でありますが、地理的または自然的な不利な特殊條件のもとに置かれておるために、他の地方よりさらに財政的に窮乏をきわめておるような県であります。すなわち東北各県における主なる産業は原始的農業でありまして、その農業経営は水田による米作農業であります。
あなたは山元の特殊事情、特殊條件と言われますが、それによりてこういうものがゼロになる、そういう点を私たちは心配をする。紛爭が山元で大きくなつて、もつと深刻な形で出て來るということを心配して、政府の考え方をお聞きしているわけであります。
なおもう一つの点は、專從職員がその企業体、あるいはその官廳から給與を受取るということについても、そういう未発達な、あるいはそういう特殊條件のうちにはぐくまれて参りました労働者としては、やむを得ずこういう特別な手続をとらなければならなかつた、こういう点を数数指摘しておつたようでありまするが、私もまつたく感を同じくするものであります。
それからこう一つ函館の特殊條件は、舞鶴は兵隊が多いが、函館の方は子供を沢山連れて來る、殊に「はしか」の患者が非常に多い、現在病室が足りないので、普通の収容所の一部を病室に充てておる状態であります。こういうことろを考えると函館の國立病院を拡充するか、或いは引揚収容施設に特別の病室をもつと急造するか、これは非常に急務のように考えられます。それだけちよつと御報告して置きます。
それで現在建設院において許可しておる條件だけではどうも不足するということが、全國の市町村の特殊條件によつてはあるかも知れない。その部分は條例で規定をするという形になると思うのでありますが、私は全國農村にまでそれが必要だというふうには考えておらないのであります。
○高橋(長)委員 本請願の要旨は、大牟田、荒日の両市は重要産業都市であるとともに各種の特殊條件を有するにかかわらず、未だ一の日刊新聞もなく、週刊紙として「九州朝日」があるだけで日刊新聞発行の要切なるものがある、ついては「九州朝日」に日刊紙としての用紙を割り当てられたいというのであります。
それから今かようなことをやつておつてはその煩にたえないということでありますが、國技館の問題は今政府委員の説明によれば特殊條件であるのみならず、今この委員会が採択するのが煩にたえないほど繁忙状態でありますか。政府委員の説明ばかり聽いているのが能ではない。まるで学校の國際科の講義みたいなことばかりしているよりは、たまにこういうことをやつた方がいいと思います。
○國務大臣(水谷長三郎君) その点は第二十六條に「指定炭鉱ごとに生産協議会を置く」ということで、各山々にはそれぞれ特殊條件がございまして、その特殊條件に應じまして第三十四條というものが動いて参るのでございますが故に、指定炭鉱を三つ、四つなにいたしまして連合協議会を作るというようなことは、この法案においては考えておりません。
○水谷國務大臣 山にはその山々に特殊條件があります。またその特殊條件に即應しなければ、生産の増強ができないということは、御趣旨きわめてもつともでございます。
かくのごとく自然的特殊條件は、わが國炭鑛の宿命的條件であり、外國には見られない特殊の人的つながりを、日本の炭鑛はもつておるのであります。このために炭鑛關係者が、その炭鑛と運命をともにして、一生をその山に捧げておるという事例は、實に多いのであります。これは外國の炭鑛と大分事情が違つておると思うのであります。