1974-03-15 第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号
昭和三十七年の一番速い超特急こだまが平均時速八十二・七キロ、そこへもってきて新幹線が、突如として時速二百十キロというおそろしいものが出現した。しかも、これが徳川時代から何のへんてつもない木造家屋の軒先をすれすれに走っておる。 あれは幅は三メートル五十で、高さが四メートル。ひかりなどは長さが四百メートル、幅も広い。いままでの汽車より幅も広い、大きい。
昭和三十七年の一番速い超特急こだまが平均時速八十二・七キロ、そこへもってきて新幹線が、突如として時速二百十キロというおそろしいものが出現した。しかも、これが徳川時代から何のへんてつもない木造家屋の軒先をすれすれに走っておる。 あれは幅は三メートル五十で、高さが四メートル。ひかりなどは長さが四百メートル、幅も広い。いままでの汽車より幅も広い、大きい。
この原因は何かといいますと、一つは老朽車体であること、それからまた本来が東海道線を走らせた特急「こだま」のお古を持ってきた。したがって、雪国向きにつくられた列車ではない。いわば欠陥車を持ってきておる。欠陥車を雪の中で走らせて、そうして事故だ、運休だというのを繰り返しておる。これは基本的に私は間違っておると思うのです。
この漫画を見てまいりますれば、「強行ばく進、聴取不能」と書いて、委員長の前に超特急「こだま」が走っているような漫画になっております。機関車の部分には、どうもこの漫画から想像してみますると、「ひげ」がはえておりますから、わが党の同僚の議員さんには、あまり「ひげ」のはえた人が見えないようでありますから、おそらくは田中角榮君——自民党の幹事長がかかれているのではないかと想像するのであります。
たとえば東京−小田原間の特急こだまの場合、二百七十五メートルおきに信号と踏み切りを確認し、時間的には十二秒に一回信号と踏み切りを確認することになります。また上野−宇都宮間の準急日光号では二百三十四メートルごとに、時間的には十秒に一回信号と踏み切りを確認しなければなりません。
ある踏切を全部認めるから次から次へ、特急「こだま」に乗りましてもホイッスルを鳴らさないときはない。ホイッスルを鳴らしっぱなしで東京−大阪間を走るなんてことは、日本の踏切がどうかなっていると思うのですが、ぜひ踏切の廃止統合の必要があると思いますが、公安委員長としてどうお考えになりますか。
たとえば特急「こだま」でも「つばめ」でもよろしい。あれは停車時間は名古屋で三分、ほかはみな一分、二分です。窓は締まっておる。従って乗客は車内においてその用を足さなければならない。ホームで買い物もできないわけです。そうするなら、「こだま」が走っておる間、「つばめ」が走っておる間は完全に隔離せられたところにいるわけです。
先日の参議院の予算委員会で、国鉄総裁の十河さんは、特急「こだま」は収入十三億で、そのうちの経費はたった三億である、十億円の利益金を得ている。そうしてそのお金をほかへ回しているとおっしゃっています。三月十八日の朝日新聞の夕刊でございます。夕刊にちゃんとそれが出ています。それを拝見いたしました。