1950-07-17 第8回国会 衆議院 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号
特に聞くところによりますと、これは参議院の委員会でしたか、特審局の方の御答弁もあつたそうでありますが、特審局の方の経費も足りないので、これを地方庁において負担させておるというようなことも答弁されておるそうです。これも相当問題で、このように窮迫しております地方自治体に対して、こういうことがかけられるようでは大きな問題である。
特に聞くところによりますと、これは参議院の委員会でしたか、特審局の方の御答弁もあつたそうでありますが、特審局の方の経費も足りないので、これを地方庁において負担させておるというようなことも答弁されておるそうです。これも相当問題で、このように窮迫しております地方自治体に対して、こういうことがかけられるようでは大きな問題である。
特審局の吉河氏が委員会で答弁されておるわけですが、この特審局の経費を地方に負担させておる。それから国家警察の経費は、協力費という名目で地方で現に相当出しておる。これは現在もうやつておるのですから、すみやかにこういうことはやめてもらいたい。それを今のあなたの御答弁ではすりかえられてしまつたのですが、そういうわけですから、これはすみやかにやめるように措置してもらいたい。
もちろん財源措置は国においても考慮いたしておるわけでありますが、その場合は府県の予算から出るということは言えますが、特審局自体の経費を地方団体が出すことはあり得ないことを考えております。
それからもう一点お聞きしたいことがあるのですが、先日参議院の地方行政委員会で、法務府の吉河特審局長から話があつたようでありますが、特審局の費用が足りなくて、各県の地方課からこの金を出しているということをはつきり言つておられますが、そういうことは一体許されることかどうか、そういうことの法的根拠はどこにあるか、聞きたいと思います。
○米原委員 第二の御答弁についてでありますが、速記録をただいま持つていませんので、あとで調べていただきたいと思うのですが、吉河局長の御答弁では、特審局の費用が足りないので、地方課から出してもらつておるというような答弁であつた。言葉は少し違うかもしれぬが、大体そういう意味であります。
次に法務府におきまして主なところを申上げますと、法務府は全体として殖えておるのでございますが、主なところを申上げますと、特審局で百五十人の増と相成つております。それから刑務所、拘置所が増設されますので、そのために四百五十七人、それから少年院の増設として五十五人、こういうことに相成つております。
特に特審局が百数十名もふやす。これはどういう仕事をやつておるか存じませんが、今日まで特審局がやつております仕事の内容は、日本共産党や労働組合運動や、それと混同して町の暴力団、地下組織というものと同列において、調べておる傾向が顕著であります。
○土橋委員 特審局で最近いろいろうわさを聞いておりますが、どういう事務のためにこんなにふえるのでございましようか。また監獄におきまして、このふやすという問題があるそうでございますが、どういう理由でそういうふうに定員をおふやしになりますかちよつとお聞きしたいのであります。
○大野木政府委員 法務府でおもにふえておりますのは、ここにありますように、刑務所、拘置所の増設で四百五十七人、少年院の増設で五十五人、それから特審局で百五十人、その程度でございます。
ただこの詐欺事件に直接間接に関連をいたしまして、金の使途、経理関係、そういつたものを調査して参つたところが、こういう事実が出て来たわけでありまして、併し我々といたしましては、飽くまで詐欺事件として捜査をいたしておりますので、これらに関連した問題につきましては、挙げて検察庁若しくは特審局でお取調べ願うことが至当と考えまして、一切を検察庁に引継ぎをしたわけであります。
○証人(田中榮一君) 警視庁としては、飽くまで詐欺事件で行こう、そうして爾余の事件については、その都度検察庁にもそのことを報告して置け、そうしてできた調書につきましては、一切これを警視庁に残さずに全部検察庁に引継げ、あとのことについては、検察庁なり、特審局の御調査を待つがよかろう、こういう方針で進んでおりました。
○羽仁五郎君 今小林委員から証人に対して質問があつたのですが、それに対する証人のお答えは、さつきと若干外れておるよう思うのですが、さつき証言されたときには、涜職なり或いは政治資金規正法なりというものには直接がからない、併しながら特審局なり何なりの捜査、又今後の必要に応じて検察当局も動かなければならないという場合があるかも知れないという御答弁があつたように思いますが。
○証人(岡崎格君) それは特審局で若し事件を告発して来れば、それに必要な範囲内において、例えば増田氏などは最も直接の証人関係になるだろうと思うのであります。
これは私が内部の人の的確なるところの事案に基きましての言を聞いたのでありまして、決してデマではありませんし、事案は法務府の特審局におきまして実に詳細に調べられているはずでありますにかかわらず、どういうものであるか、事件はやみに葬られそうに相なつておるのであります。 そこで、その饗応の状態につきまして、これは法務総裁の御参考までに申し上げるのでありますが、実に驚くベき状態である。
皆さん、特審局は明らかに特高秘密警察の中心をなしておる。しかも、こういうことをやりながら、密輸、募兵のあの海烈号の背景と目されている戰犯分子の新亜通商会社の第一回の打合会を首相官邸で行わせ、細菌戰犯その他の国際的人道と平和の加害者どもの検察は、渉外関係に籍口してサボリ続けておる実情ではないか。
それで特審局におきましても、その関係につきましては、鋭意調査いたしておることは宮下説明員の言われた通りでありまして、その結果の処分につきまして、私はいまだ聞いておりませんので、ここに申し上げることはできませんが、加藤委員の申されるように、それがかえつて奨励しておるのではないかというような事実はさらにないのであります。やはり処罰すべきものは処罰いたしております。
吉川中佐の問題ですが、これは特審局においても相当調べておることでありまして、それらの結果のいかがであるかということは渉外関係にもわたることでありまして、われわれとしましては関知することはでき得ないのであります。
○宮下説明員 吉川元中佐を特審局が取調べをしたことは承知いたしております。私の所管外でありますから、最前の答弁以上申し上げることはできません。
○山口(好)委員 あなたは特審局から行つて調べられたときは、あつたと言つたのじやないのですか。――ついこの間のことだからわかつておりましよう。そのときは忘れたとおつしやつたのですか。
第三に、警察費、海上保安庁費の六〇%の増額、たとえば警察通信費が前年度に比較して二倍半の増額を示しておる、法務府の予算は十三億増額しておる、海上保安庁の経費は、前年に比して三割二分増額しておる等は、最近における警察の露骨な軍隊化の復活、秘密警察、特審局の増強、横須賀港を中心とする旧海軍軍人の軍事的訓練の報道と相まつて、これらの費用が明らかに軍事的な性格を持つておるということは、多言を要しないと思うのであります
○加藤(充)委員 それからそういうものについて、特審局はその筋から依頼の次第もあつたかどうか。この点についてお答え願いたい。
事は法務府の特審局に関する問題が非常に重大だと思うのであります。かようにいたしまして、この捜査上のいろいろの疑義及び追放者の政治活動及び贈收賄というような官紀紊乱の事実及び警視庁と檢事局との関係、いま局長の言明で、檢察庁においては人はかわつたけれども、何ら他意あるにあらずという弁明もありましたが、世上多大なそこに疑惑もある。
こと犯罪事実に属すること、あるいは法務府の特審局に関する事案、あるいは政界その他財界の腐敗事実というものこそ、法務委員会が本来の任務として粛正工作にまず第一に立ち上らなければならぬ委員会である。議長の承認がいるならば、あらためて承認を求めていただければよろしい。そんなことは何でもありません。そういうことに藉口してこれに反対なさるということは、私は反対いたします。
残るところは、警視庁におけるところのいわゆる警察ボスなり、ないしは特高を追つ拂われた追放組か暗躍したかどうかということが問題でありますが、今の法務府の特審局、これの追放者に対するところの検挙というものは、実に峻烈をきわめておる。われわれから言わしむるならば、少しは行き過ぎではないかと思われるくらい、嚴重にやつているのが実情であります。私、弁護士をやり、各種の事件にタツチしまして、痛切に感じておる。
しかも驚くべきことには、さらに同年十月に入つて銀座の喫茶店の某店で、前記の佐藤から法務府の特審局の第四課の係長である田口という事務官に紹介されて以来というものは、田口の指図で引続き組合及びいろいろな民主団体、あるいは民主的なメンバーの動き方をスパイをしておつた。これも同じく同額二千円ほどの給料をもらつておつたということであります。
第二点は、検察庁並びに特審局が憲法、ポツダム宣言、あるいは極東委員会の十六原則を無視して、民主団体に対するスパイ政策を行つている事実の一端が暴露しましたので、これを質問いたしたいのであります。そのスパイというのは池田正善という男であります。
きのうあなたの方に連れて行つて、特審局の連中だの、あるいは法務府の連中だのが首切られない前に――首切られると思つておりませんが、あなたのところに御注進に行こうと思つたら、遺憾ながらあなたは急用繁忙にまぎれて自動車にお乗りになつてしまつた。首切られた跡の始末で泣き声のように聞えますが、断じて泣き声でない。あなた知つているはずです。ひとつこの次のあれに正確に責任をもつて答弁してもらいたい。
特審局の最近の動き方については、いろいろ質問を申し上げ抗議を申し上げたいのですが、それはあとの機会に讓ります。今猪俣君から質問がありましたことに関連して一点、だけお聞きしたいと思うのですが、熊本県の水俣市役所の総務課の政党団体係では、今月の七日に共産党の水俣細胞に党の行動月報の提出方を申し出て来た。
それは本日特審局から出たのでありますが、共産党の六団体が団体等規正令違反の容疑をもつて先発されたという事実であります。まずとりあえずこの事実がどういうことかということから御説明願いたいと思うのであります。
こういうことがあるから、私が責任者として特審局と連絡をして、共産党はそういうような手続を経ないと正式な党員にならないから、その辺はいわゆる世間で見て共産党員と言われても、これは党内において正式な党員であるかどうかということはむずかしい問題であるから、その辺は十分愼重に取扱うように、特審局もその通りだという返事をちやんと得ておるわけであります。
○林(百)委員 この問題につきましては、私が実は党の方の連絡者となりまして、しばしば特審局と連絡をとつたのである。その際特審局との了解の事項としては、正式な共産党員というのは、中央委員会の承認を経たものが正式な日本共産党の党員である。従つていわゆる党員と言われる者の中にも、中央委員会の承認を経ないところの、いわゆる正式な党員でない者もありますし、それから正式な党員もある。
○上村委員 これは特審局から頂戴いたした答弁書だと思いますが、この中の報告の第五の犯罪事実のところで、密貿易物資として掲げてありますが、陸揚げしようとした物品は、一尺四方高さ二尺ぐらいのブリキ鉄板製で包装されていて、英国製ペニシリン、ストレプトマイシン及びサッカリンが主で、右容積と同一梱包製は三百六十五個で、総見積り価格は二十万米ドルと言われる、こういう報告になつていますが、この捜査機関は横浜の第二港湾司令部
ところが実際には九月の十五日に法務府の特審局第四課の鈴木隆行という課員が来まして、清風会、すなわち清瀬病院の患者自治会であります清風会を解散する目的をもつて、これはもつと明確に言うと、つぶす目的をもつて調べに来た、こう言つておるのだ。
それに触れて、特審局の者と一緒に来たというお話でございますが、これは私でもの報告を受けておりますところでは、特審局の事務官とたまたま一緒になつただけでありまして、特別審査局の調査は、私どもの方とは全然無関係の事柄でございます。
それによつて伊藤氏は暴力行為等処罰に関する法律を改正しました暴力行為取締法を提出しようとしたのでありますが、特審局におかれましては、かような、われわれから見ますと反共に名をかりたところのフアシヨ的傾向を持つところの反民主的傾向を持つ団体が非常な勢いで擡頭して来ている。
徳田球一さんを昨年暗殺しようとした古賀一郎さんという反共連盟の構成員の一人が、最近保釈になつて出て来まして、また共産党の幹部を暗殺するのだと放言しなから、議会あたりにもちらほら来ていると聞いておるのでありますが、その点についての特審局の調査はどのようになつているか、お伺いいたしたいと思います。
○猪俣委員 一体この事件について何らおわかりになつておらぬようであるが、特審局としては現に調査なさつたのか。まだ調査はあまりしておらぬのであるか。それをお聞かせ願いたい。私どもの感じからしますると、この密貿易によつて相当巨利を博し、それを根拠にして何かフアシヨ活動をやらんとする気構えがあるのではないかという疑いが多々あるのであります。一体特審局はこれに対してどの程度の調査をなさつたのであるか。
○田中織之進君 法務総裁の御答弁の根拠は、おそらく法務廳特審局の調書書に基いてのことかと思うのでありまするが、まつたく戰時中の特高檢事の調書と同じような口調をわれわれ拜見いたしまして、きわめて遺憾に存ずるのであります。