2003-04-16 第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
そして、特化係数、製品の特化係数等を見ましても、繊維などの雑製品が輸出超過になっている、機械だとか原材料は大体中間に位置して、そして化学製品が輸入超過だと。日本と全く逆な構成になっているから日本とは二〇%しか競合しないんだ、だからお互いに補完しながらやっていけるんだというようなお話をお聞きしたわけでありますが。
そして、特化係数、製品の特化係数等を見ましても、繊維などの雑製品が輸出超過になっている、機械だとか原材料は大体中間に位置して、そして化学製品が輸入超過だと。日本と全く逆な構成になっているから日本とは二〇%しか競合しないんだ、だからお互いに補完しながらやっていけるんだというようなお話をお聞きしたわけでありますが。
そして、中国はいまだに労働集約型産業を中心として、例えば製品の特化係数等を見ましても、雑製品と申しますか、繊維等の製品はかなり輸出超過をしているが、化学製品は輸入超過している。
地域によっては特色のある産業が集積して既に特化係数の高い特異な産業分野を持った事例もあるわけでありますが、そのような地域はどのように評価をされるのですか。これらについて、政府の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
このあとで農林省に伺いますが、最近の農業事情を考えますならば、むしろ桑を植えさしたり、また抜いたりというような悲劇の中に、今日まで日本の養蚕業を維持し、少なくとも私の鳥取県においては特化係数の面からいいましても、米、ナシ、葉たばこ、養蚕であります。生乳、役肉牛等ははるか後位におるのであります。
○芳賀委員 たとえば昭和四十四年度の作物について、これは道県の三十一が特化係数一以上ということになっておるわけですね。そういう現実を無視してこのブロックは四割削限とかこのブロックは三割、ここは二割でいいというような、そういうつかみ的な抽象的な地域配分を考えても、理論的にはそういう根拠というものを十分踏まえなければいけないと思うのですよ。
○太田(康)政府委員 特化係数の問題は、当然われわれ各年次別に、先ほど申し上げた大都市近郊農業地帯とか、中間農業地帯とか、遠隔農業地帯別に数値もはじきまして、これらも先生御指摘のとおり当然頭に入れて先ほどの試算をいたしておるわけです。
しかし、先ほども渡辺さんが御指摘になりましたが、地域農政ということになりますと、現在水稲の基幹作目としての特化係数は全国で三十一都道府県に達しておりまして、これが基幹作目としてあるのであります。これをどうするかということは、そう簡単にはまいりません。また、あるいはみかんとかあるいは養蚕とか、その他の果樹とかを基幹作目としておる都道府県も相当あるのであります。
そういう関連から見ますと、私どもが昭和四十二年において調べてみますると、稲作の特化係数について調査した一つの資料に基づきますと、全国で稲を基幹作物としておる県が実に三十一都道府県にまたがっておるという事実であります。また、それに伴い酪農においては二十都道府県、桑においては十二都道府県にまたがっております。