1947-11-12 第1回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
〔委員長退席、川島委員長代理著席〕 その中の八十億見當が特別豫算の鐵道關係によつて占められているわけでありますので、二百億ちよつとが純然たる一般會計の面からの通貨増發になつております。その二百億がどうして出たかということが問題なのでありますが、これは今度の議會で發表されましたように、租税滯納が百億以上ある。
〔委員長退席、川島委員長代理著席〕 その中の八十億見當が特別豫算の鐵道關係によつて占められているわけでありますので、二百億ちよつとが純然たる一般會計の面からの通貨増發になつております。その二百億がどうして出たかということが問題なのでありますが、これは今度の議會で發表されましたように、租税滯納が百億以上ある。
二十二年度豫算が、本豫算及び補正豫算を合わせまして、健全豫算であるということでありますけれども、特別豫算をこれに入れて考えてみますと、そうでないということは、だれにも明白に考えられるところでありまして、それは昨日からいろいろの方によつて指摘せられておる通りであります。
たとえて申しますならば、私は新潟縣でありますが、新潟縣で特別豫算といたしまして一縣でもつて百九十萬圓というものが計上されて、しかもそれが御巡幸の道路その他の修理費に向けられておるのであります。そういう點もわれわれから考えてみますと、これが百九十萬圓という追加豫算では足りないだろうという縣の考え方でありまして、おそらく三百萬圓くらいはかかるだろうという考えであります。
特別豫算の方につきましては、これは大體に官業がおもでありまして、黒字化することはできないのでありますけれども、三年なり五年の年次ををかすに從つて、黒字化ができるような方針を立てて、經營の健全化という點から經營を刷新し、その改善を實現さすように努めたいと考えておる次第でございます。 かような次第でございますので、赤字公債はとらない立場でございます。
なおかつ今囘は、一般會計の追加豫算だけを議會に出して、つじつまを合わすような形式的の措置をとつて、特別會計をそのままにしておくということは、國民にありのままを知らす上においてもおもろしくないという建前から、特別豫算、その中でも鐡道と遞信の特別豫算を檢討いたしまして、一定の年限をかすに從つて黒字化するような計畫も大體立てまして、實は關係各方面とも打合わせまして、全部出揃えば大體一週間ぐらいでとりきめようということになつております