1958-09-11 第29回国会 衆議院 商工委員会 第13号
以上のほか早急に実施を必要とする輸出対策といたしましては延べ払いの緩和、為替損失補償制度の運用改善、対イン円クレジットの運用問題、特定国に対する輸出制限の緩和、双務主議の採用、それから特別外貨制度の改善、現有諸制度の拡充強化による原価の引き下げ措置、在外公館の商務機能の強化、インド以外の国に対する円クレジットの設定、技術センターの設置等がありますが、これは後刻時間がございましたならば、御質問に応じて
以上のほか早急に実施を必要とする輸出対策といたしましては延べ払いの緩和、為替損失補償制度の運用改善、対イン円クレジットの運用問題、特定国に対する輸出制限の緩和、双務主議の採用、それから特別外貨制度の改善、現有諸制度の拡充強化による原価の引き下げ措置、在外公館の商務機能の強化、インド以外の国に対する円クレジットの設定、技術センターの設置等がありますが、これは後刻時間がございましたならば、御質問に応じて
それから第二点は、これをその調整金を上げることによって、青天井で入れるというようなことに踏み切りますというと、従来中小企業者、特に中小企業の輸出業者のために設けておりました特別外貨制度、これは実に私は成功していると思うのです。
次に、通産行政の中の特別外貨制度、これが最近一年間の誤まれる通産行政によって、私はあえて誤まれると申すのでありますが、非常にこの特別外貨制度なるものが無規され、そのプレミアム等は全然発生しない程度にまで落ちて参っておりまして、中小企業者の輸出振興のためにせっかく設けられたこの制度が空文化しております。これらについてはどのようにお考えであるか。
○説明員(大堀弘君) ただいまお尋ねの特別外貨制度等の強化の問題につきまして、これは通産省の方におきまして現在検討中の問題でございます。私どもといたしましても、十分打ち合せをして善処して参りたいというふうに考えております。ただ特割の問題につきましては、従来は相当広範にやっておりましたのでございますが、貿易の正常化という意味で、逐次制度を縮小して参ったわけでございます。
で、特別外貨制度というものの精神を生かすと事務当局も説明しておりますが、特別外貨制度の妙味というのは、簡易化と同時に、輸出の振興のために中小企業者を助けるということです。
たとえば、輸出を奨励するために、特別外貨制度というようなものをおくというならよくわかるが、輸出を制限するための輸出権を設定しておいて、しかも、最近伝えられるところによると、その率をより過酷なものにする、こういうふうにうわさされております。
○政府委員(松尾泰一郎君) 特別外貨制度は御存じのように、外貨割当手続の簡易化のためということで、この制度ができたのでありまするが、同時に、輸出業者、特に輸出専門の中小業者等に対しまして、いわゆる特別外貨ということであります関係上、プレミアムが発生する。
最後に、もう一点ですが、それは私は特別外貨制度についてお尋ねしてみたいと思います。この特別外貨制度というのは、常にIMF等で問題になっておるようですけれども、世界どの国でもやっておる制度であって、特に日本では、中小企業者の輸出業者優遇のために、この制度が果す役割というのは、非常に多かったと思うのです。
近く開かれまする日英通商会談においても、英国はわが方の特別外貨制度、あるいは船舶に対する利子補給制度の撤廃を要求してくるのではないかと見られているようでありまするが、この意味において現在の国際的な動きとにらみ合せて、わが国においても、今後果してどのような面からどのような順序で検討が加えられ、この国際的な趨勢に伍して行かんとするか、その構想を具体的に承わりたいのであります。
それから例の特別外貨のいわゆる優先外貨でございますが、これは実はいろいろ問題がございまして、御承知のように国際通貨基金――IMFでございますが、その方から昨年もこの特別外貨制度は二重為替制度とか、あるいは補助金とかいうようななかなか危険性もあるし、疑いも受けるからということで、だいぶ正式のものでありませんが、いろいろ調査問合せ等も来ております。
この特別外貨制度による資金の割当量さえも非常に需要家の申込が殺到いたしまして、その配分については苦慮している次第でございまして、即ち今一〇%の税金にプラス二〇%のプレミアムを払つてもこれを輸入したいというものが非常に多いわけでございます。
○中村説明員 こういつた特別外貨制度で運用する場合に、どういう商品を扱わせるかという点は、一般的に、通産省としては一つの外貨割当制度を利用する品目を指定する場合がございます。それからこういうものに使つてはいけないという場合もございます。