1995-02-28 第132回国会 参議院 本会議 第8号
本来、それぞれの特別会計は、国の一般歳出歳入とは別個独立の会計とすることが政策的にも財政的にも妥当と認められるからこそ、各特別会計設置法によって設置されているのでありますしかるに、今回の特例法の制定という手法をとることによって特別会計と一般歳出歳入とを適宜に彼我流用するということは、特別会計を設置した根本趣旨を没却することとなります。
本来、それぞれの特別会計は、国の一般歳出歳入とは別個独立の会計とすることが政策的にも財政的にも妥当と認められるからこそ、各特別会計設置法によって設置されているのでありますしかるに、今回の特例法の制定という手法をとることによって特別会計と一般歳出歳入とを適宜に彼我流用するということは、特別会計を設置した根本趣旨を没却することとなります。
今質問しようという治水特別会計設置法の問題に関しては、おそらく政務次官としても答弁にお苦しみになると思うのです。でありますから、政務次官から村上建設大臣の現在の位置何をしているかということの説明ができなければ、官房長から一つ説明して下さい。こういうことは国会に対する軽視です。
その他は今後の賠償の実施とりきめのきめ方で、たとえばビルマ賠償実施のための特別会計を設置するという必要が起ります場合には、特別会計設置法というものが必要になつて来るかと存じます。
ことに団体交渉権が復活して参りましても、政府当局では今度の財政法の三十五条あるいは特別会計設置法の二十六条、その内容について大幅な修正を加えて、団体交渉権が復活して来ても、賃金の総わくでこれを押えてしまつて、何ら交渉によつて実を結ぶこともできないような状態に追いやろうとしていることは、これは非常に納得しがたいことでありまして、そういうようなことはすみやかに排除してもらわなければならない。
こういう際こそ、社会保障の有力な一環となる國民医療というものをますます拡充強化しなければならないと思うのでありますが、(拍手)然るにこの特別会計設置法は正にそれと逆行するものでありまして、即ちこの法律実施によつて國民医療を独立採算的にし、これを又営利主義的にして行こう、そういうことがこの法案の狙いなのであります。