1955-12-16 第23回国会 参議院 商工委員会 第6号
あるいは公社形態になるかもしれませんし、あるいは特別会社方式になるかもしれませんし、あるいは純然たる民間経営でいくかもしれません。これは原子力発電等の将来の発展の様相に応じてそのとききめられるべきものだと思っております。しかし、われわれの方の政党としましては、原則としては私有を中心として、それに対して社会的規制を加えていく、こういう建前を持っております。
あるいは公社形態になるかもしれませんし、あるいは特別会社方式になるかもしれませんし、あるいは純然たる民間経営でいくかもしれません。これは原子力発電等の将来の発展の様相に応じてそのとききめられるべきものだと思っております。しかし、われわれの方の政党としましては、原則としては私有を中心として、それに対して社会的規制を加えていく、こういう建前を持っております。
ある筋からは、これは電源開発会社であるとか、あるいは日本銀行のような特別会社方式がいいだろうという有力な意見もあります。しかし他の向きかちは、これは国立研究所にすべきであるという議論もありました。いろいろ研究をいたしました結果、われわれはいわゆる公社方式、独特な公社方式というものが適当であると思ったのであります。その理由は、この原子力の研究開発は相当膨大な国家資本を必要といたします。
ある議論によりますと、むしろ電源開発会社のような特別会社方式が好ましくはないか、官庁機構というものは、どうしても、なわ張りやら、あるいはビューロークラティックになって、弾力性が乏しくなる、こういう有力なる議論がありました。