2019-05-10 第198回国会 参議院 本会議 第16号
日銀の長期国債の爆買いで十年物長期金利がゼロとなり、国債投資という地銀の伝統的な運用手段がなくなりました。その上、十年国債金利がゼロになったために、非常に有利な商品を提供できる政府系金融機関との競争も激しさを増しています。 例えば、独立行政法人福祉医療機構の融資は、調達金利が国債に連動しているために、介護施設や病院向け設備資金の金利が十年で〇・二から〇・三%という超低金利融資となっています。
日銀の長期国債の爆買いで十年物長期金利がゼロとなり、国債投資という地銀の伝統的な運用手段がなくなりました。その上、十年国債金利がゼロになったために、非常に有利な商品を提供できる政府系金融機関との競争も激しさを増しています。 例えば、独立行政法人福祉医療機構の融資は、調達金利が国債に連動しているために、介護施設や病院向け設備資金の金利が十年で〇・二から〇・三%という超低金利融資となっています。
今回の決定会合では、現状程度のイールドカーブをイメージして、短期金利はマイナス〇・一%、十年物長期金利をゼロ%程度といたしました。そうしたもとで、長期国債の買い入れ額につきましても、従来と同じ年間約八十兆円をめどとしつつ、金利操作方針を実現するように運営するということにしたわけでございます。