1983-05-18 第98回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
○渡邊(五)政府委員 これは一つは、標準価格米が設定されたときに経過的というのは、物統令廃止後の緩和措置としてこれを導入いたしまして、いずれはこれも廃止さるべきもので、暫定的に設定するということで設けられた、このように了解しております。 もう一つ、内容の問題でございますが、先生も御指摘になられたように、最近のように良質米志向が需要者に多い場合には、どうしても良質米が出ていく。
○渡邊(五)政府委員 これは一つは、標準価格米が設定されたときに経過的というのは、物統令廃止後の緩和措置としてこれを導入いたしまして、いずれはこれも廃止さるべきもので、暫定的に設定するということで設けられた、このように了解しております。 もう一つ、内容の問題でございますが、先生も御指摘になられたように、最近のように良質米志向が需要者に多い場合には、どうしても良質米が出ていく。
それからまた、標準価格米につきましては、これは物統令廃止をいたしました際の暫定的、経過的な措置として設けられたわけでございますが、現時点におきまして、消費者に対しましてもほぼ定着をいたしておりますので、今後ともこの標準米の仕組みというものは継続させていきたいと考えておるわけでございます。
私は、これが今日まで物統令廃止後持ってきた役割りというのを見直してみて、堅持すべきだと思うのですが、いかがなものですか。
しかし、四十年代の過剰米時代に入りまして、農林省は自主流通米制度の創設、予約限度数量の採用、消費者米価の物統令廃止など、運用面の改善を行い、かつ積み上げてきておられますけれども、再度の過剰米の累積と、国家財政の逼迫というものを考えれば、私はこの根本的な見直しをしてほしいというのは、国民大方の意見ではなかろうか。農業関係者からもそういう声も出ておるわけですね。
○岡本分科員 実は四十七年の物統令廃止のときに、米穀店の新規参入を認めたわけですね。実は私の調べたところによりますと、尼崎市の五店をとってみたのですが、四十七年から四十八年、この一年間で、二百六十軒の既存業者のところに六十軒が新規参入して三百二十軒になった。
そういう一つの形態といいますか、販売業者のそういうものも漸次価格に物統令廃止によって顕現化したということもあるいは言えるのではないかと思います。
○小林(政)委員 指定銘柄といいますか、いろいろな種類があるわけですけれども、これがいわゆる物統令廃止をされましたね。昨年の四月ごろは、政府米に銘柄米制度というのはなかったのですね。ですから、いま標準価格米よりも少し高い価格で売られているそういうお米というのも、標準価格米の中に一部含まれたりしていたわけですね。ですから、そういう点では、当初標準価格米というのはすごく評判よかったのですよ。
○中野政府委員 大臣から御答弁いただきます前に、ちょっと数字的に物統令廃止前と現在までの価格の推移を申し上げたいと思います。 昨年四月、物統令を廃止します前に、われわれのほうで事前調査をいたしておりますが、全国平均で見まして、上米が当時千九百五十五円、中米が千七百八十三円、並米が——これは現在の標準価格米でありますが、当時統制額で千五百十円ということでございます。
そういうことを考えると、私はいま出されておる法律、政府の法案に対して、行政指導を補完するという意味の法律ではなくて、もっときびしい法律にしないと、また、去年の物統令廃止前に私たちがこの国会で議論をしたことと同じになるので、この際、長官、最後ですから、またこの次に議論を、質問を保留させていただいて、米の問題一つとっても、政府がやろうと思えばできる米においてこういう状態ですから、ひとつほんとうに閣僚協の
それから、第二番目の物統令廃止との関係でございますが、特に、おそらく農林省で申し上げましたのは、十分な手持ちを持っておるから、物として安定をさせるからだいじょうぶだということを申したと思います。この点は、主食につきましてはそのとおりでございまして、現在も、昨年の秋政府の売渡価格を改定いたしました際に水準改定がありました。
それから物統令の廃止の問題につきましても、やはり同じような考え方でございまして、私からこういうことを申し上げるのはあれでございますが、すでに昨年の四月物統令廃止直前におきましては、良質米であります自主流通米につきましては物統令適用を除外しておったわけでございますが、その後を見ましても、主食につきましては物統令廃止をしますとともに、標準価格米制度をつくりまして、それは大体守られておりますし、それから上
いまの物統令廃止後における数字の突き合わせなどに若干御意見の違うところがあるかと思いますけれども、従来の実績に考え、また反省すべきことがあれば反省しながら、これからの政策に誤りなきを期していきたい、基本的にはこう考えております。
はなはだしい不当利得を物統令廃止という形の中で与え、政府はいわゆる小売り商人を庇護し過ぎるではないか。これは円の切り上げなんというものじゃありませんよ。もっとこれは悪質な行政であるといわなければならぬと私は思うのです。次の問題がありますから、そう長くも言っているわけじゃありませんが……。 そこで、私は申し上げますけれども、小売り商はその自主流通米にかってな名前をつけている。
物統令廃止のときに、私ども社会党並びに野党はあげて、その廃止後の消費者米価は必ず上がりますよ、だから廃止すべきじゃないということでたいへん激しく反対をいたしましたが、そのときに政府並びに食糧庁は、物統令を廃止しても消費者米価は値上がりをいたしません、その自信はありますという、こういう答弁を繰り返して、ついに廃止をされたのであります。
このように物統令廃止というものが、消費者米価の値上がりにつながる。そして価格安定を脅かす、食管制度にも響くので、政府のこの実施強行を見合わせるべきだということを強くただしたにもかかわらず、森総務部長の御答弁では、要点を申しますと、すでに生産調整の目標数量を下におろしているから、全体として需給に不安はたい。
物統令廃止、銘柄格差導入、こういったものを手がかりとして、食管制度というものがこれから大幅に改変をされていくのか、あるいは消費者負担といいますか、こういったものを何年か積み重ねるうちに両米価を安定させるだけのスケジュールがおありなのか、その辺の見通しが消費者に示されていないということが非常に不安の種になっております。
それから、物統令廃止後、一本で政府が価格で操作しておることがやはり売買の上からも非常に無理が出てきておるというような問題がいろいろ出ておるわけでございます。
それから、いろいろ袋詰めだとかの問題につきましては、確かに物統令廃止以前は、実は政府米、配給米ということで、自主流通米が出ましてから、表示が非常に不当表示といいますか、そういうもの的ないろいろな表現が使われだしたというふうに思います。
しかし、それもいまの物統令廃止後においては二千三百円で売られようと二千五百円で売られようと問題はないわけですね。そういうことになっているわけですね。そうすると、七千五百円ないし七千六百円で政府が売却したものが、いま言う二千二百円とか二千三百円ということになりますと、一俵当たりに直すと一万三千円をこすわけであります。きょう消費者の方も見えていると思いますけれども、一万三千円をこすのであります。
○亀長説明員 いま物統令廃止以後と廃止前の状態と比較してみますと、私どもは、確かに物統令というものは存在しておった、しかし、必ずしもそれが十分に守られておらなかったということも率直に認めざるを得ないと思います。 現在の事情は、標準価格米というものが従来の配給米にかわったようなかっこうでありまして、数量が五割、あるいは最近四割ぐらいというように報告されております。
○政府委員(中村健次郎君) 物統令廃止以後、私のほうで消費者米価につきまして毎週調査をいたしておりますが、これは、その方法といたしましては、ただいま御質問ございました小売販売店を抜き出しまして適当な数を指定いたしまして、そこに電話で毎週聞き合わせて調査しております。
物統令廃止後、現状によりましても小売り価格が非常に上がったのではないか、また上がったという御指摘も議員の中にございます。しかし、私どもで調査いたしております結果においては、物統令を廃止したから消費者米価が上がったという結論には、調査ではなっておりません。 そこで、この生産者米価を上げたときに、消費者米価はどういうふうになるかということでございます。
でございますので、その辺の事情等はもう御承知かと思いますが、食糧庁長官から御答弁申し上げますが、その後私も心配でしたから、いろいろ調査してみるということで調査させましたが、私のほうの調査では、物統令廃止以後小売り価格が上がっておるというふうには、調査の結果からは聞いておりません。しかし、その措置等につきましては、食糧庁長官から御答弁申し上げます。
○政府委員(中村健次郎君) ただいま先生から申されました調査は、物統令廃止前においてわれわれが小売り販売価格あるいは卸の販売価格を調査したときの要領ではないかと思います。
○説明員(森整治君) いままで物統令廃止前に、いろいろ配給米につきまして、それから自主流通米につきまして、あまり表示の指導を実はしてなかった面がございます。そこで、その切りかえにあたりまして、従来の袋を廃止後も使っておるという面が相当まだあるというふうに、実態はそういうふうにわれわれ理解をしております。