1980-03-06 第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
実は、私ども、昨年の暮れに物入可能な情勢というものは、調査をかなりいたしまして把握しておりました。ただ、この時期においては一つはかなり買い付け競争が殺倒して輸出国側で問題が起こるのではないかという懸念があった、価格的には特に政府が特段の奨励措置を講じなくても通常の場合入ってくるだろうという期待を持って個別の指導にとどめたわけでございます。
実は、私ども、昨年の暮れに物入可能な情勢というものは、調査をかなりいたしまして把握しておりました。ただ、この時期においては一つはかなり買い付け競争が殺倒して輸出国側で問題が起こるのではないかという懸念があった、価格的には特に政府が特段の奨励措置を講じなくても通常の場合入ってくるだろうという期待を持って個別の指導にとどめたわけでございます。
あるいは資源物入に関連した信用供与が日本の場合は多いとか、こういったことも十分考慮に入れる必要があるというふうに考えております。
○国務大臣(宮澤喜一君) 緊急物入とかそういう事態は私はいまのところ考えておりませんわけでございますが、御質問でございますから申し上げますと、比較的緊急輸入がしやすいものは、どちらかといえば、国内貯蔵の可能なものが多うございます。タマネギとかジャガイモとかというものでございます。それ以外では、緊急輸入と申しましても、肉類がございます。
そこで、その物入を一般の外貨で輸入するか、あるいは余剰農産物の線において輸入するかということが問題だと思うのであります。でありまするから、向うでは余剰かもしれませんが、現在の段階で、日本にとっては必要な農産物の範囲内でございます。でありますから、よけいに向うから買うということでなく、必要な農産物の中から買うわけです。
物価抑制のために物入を増加する、こういうことは、輸入をふやすということは、必ずしも消費財をふやすのではありませんで、今日の物価の上っておるその根本は、海外における金属類――鉄及び銅の騰貴が動機となっておりまして、わが国におきましてもその方面の物価が急騰いたしましたことが今日の物価の上った理由なんでございます。
これはある意味で設備過剰のような状態になっておりまして、操短といえば操短だと思っておりますが、しかしそれは結局物入の原糖ですね、これが九十五万トンとか百万トンとか、百五万トンというように制限されて結局そういう操短ができておるわけです。政府の方で割り当てる砂糖輸入量が、たとえば百五万トンで値が強いといえば百十万トン入れてくる、こういうことをはっきりさせれば砂糖の値段というものはかなりくずれてくる。