1948-07-03 第2回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第14号
又物價と生計費の騰貴の割合を見ますと、戰前に比較いたしまして配給の物價指數は七、八十倍であるにも拘わらず、生計費が二百倍を超えておる事実は、生きんがために闇物資を買わざるを得ないのであります。又生計費が二百倍になつておるにも拘わらず、賃金指數は五、六十倍に過ぎません。これは大衆が筍生活を続けておる明らかなる証拠であります。
又物價と生計費の騰貴の割合を見ますと、戰前に比較いたしまして配給の物價指數は七、八十倍であるにも拘わらず、生計費が二百倍を超えておる事実は、生きんがために闇物資を買わざるを得ないのであります。又生計費が二百倍になつておるにも拘わらず、賃金指數は五、六十倍に過ぎません。これは大衆が筍生活を続けておる明らかなる証拠であります。
尚もう一つ、この金をば物價指數の點で、いわゆる物價高の折柄、この金額をば留め置くという性質のものであるかないか。いわゆる後から歸つて來る者のために取つて置かなければならんという理由しかない筈であります。
憲法に言うところの「相當額の報酬」ということは、立法當時における物價その他との比率において考えられるところの相當額ということであつて、これは實質的に解すべきものである、物價指數その他と睨み合つて受けるところの……無論裁判官としての品位保持のための給與というものも入つておりまするが、そういうものすべてを含めて實質的に解すべきものである、こういうふうに考えております。
○川上嘉君 そこはそこといたしまして、現在の官公勞組の要求又は現在の物價指數から比較しても、又先程の加藤勞相のお話から承つても、二千九百二十圓は實際要求額の本當の内譯に過ぎないとしか我々には考えられない。そうしてその二千九百二十圓の内譯であるところの二千五百圓の暫定給與が確かに支給されるものかどうかも分らない。この作文上から見ると支給することができるというが、支給しなくてもいい。
問題が多く、他の輕工業すなわち雜貨工業その他の一般中小企業の問題解決が緊急を要するものと判明し、政府及び民間各方面より事情を聽取するとともに、明細なる資料を要求し、あらゆる角度よりこれに檢討を加えた結果、現在わが國の中小企業者の最も困却せる問題は、資金と資材の問題であるのは周知の通りでありますが、金融につきましては、昭和十六年大企業中心時代における中小企業金融十二月末貸出現在額が約十一億圓にして、物價指數
從つてこれは申すまでもなく、特幣の金額の面から考えて――物の價値量の面から考えてみまして、物價指數の上において、今後の經濟上において當然これくらいのいわゆる罰金を引上げるということについては何ら私どもは差支えない、そういう觀點に立つておりますので、その邊を御了承願いますれば、おのずから判明していくのではなかろうかと存じます。
なお最高制限額を改定するにあたりましては、もとより最近の物價指數、生計費指數等をも参酌いたしたのでありまして、これらを基準に考えますれば、最高制限額はあるいは三萬圓ないし五萬圓の間に決定いたしましても、決して高きに過ぎないとも思われるのでありますが、一方におきまして、これがため民間業者を不當に壓迫してはならないという考慮をも拂いました結果、今囘はこれを二萬五千圓に止めたのであります。
○岡井政府委員 簡易生命保險の最高額を二萬五千圓とし、郵便年金の最高額を年額二萬四千圓といたしました根據でありますが、それはお手もとに差上げております簡易生命保險及び郵便年金参考資料、これの第二の物價指數とありますものによりますと、昭和十七年度の小賣物價の指數一六三、昭和二十二年の十月、すなわち最高比でありますが、最近の指數が五千八百六十になつております。
小賣物價の算定からいきますと三十六倍、卸賣物價の算定からは三十倍ということでありますが、三萬六千圓が物價指數からいつたら當然ではないか。先ほどの大臣の提案理由の御説明によつても、三萬圓あるいは五萬圓という數字が妥當ではないかと考えます。しかしながら民間保險業者を壓迫してはいけないというので二萬五千圓に押えられたと言いますが、物價指數の關係からいつたら、當然三萬五千圓程度がいいのじやないか。
然るにその後一年間の經濟情勢の變遷は眞に甚しく、例を總理廳統計局發表の東京における消費者物價指數表にとつてみましても、本年九月の物價は、昨年右手數料を増額いたしました當時の物價に比して約三倍の高騰を示し、現行手數料等の額は全く實情に副わんものとなりました。
それでこれらと物價指數及び都電の電車賃等をも考慮いたしまして、右の當事者、證人等の旅費の額も、すなわち一里について八圓以内ということに引上げに相なつたわけであります。
○奧野政府委員 民事、刑事の訴訟費用、執行吏の手數料につきましては、昨年九月に訴訟費用等臨時措置法の改正をいただきまして、相當増額してまいつたのでありますが、同時にその後一年間の經濟情勢の變遷が、さらにこれを増額せざるを得ない事情に立至つたわけでありまして、すなわち本年六月の物價指數に例をとつてみますと、總理廳統計局調査の東京における消費者物價指數表では、昨年の九月すなわち昨年増額していただいたときの
級官の宿泊料、あるいは三級官の宿泊料との中間に標準をおいておつたのでありましたが、今囘官廳職員の宿泊料は、本年七月七日以降原則として六大都市、すなわち甲地方というふうになつておりますが、甲地では二百圓、その他の地、乙地では百五十圓というふうになりまして、この額は大藏省の給與局で最小限の必要費を基礎として、關係方面の了解のもとにきめた合理的な根據のあるものと考えますので、この標準に從いまして、さらに物價指數
しかるにその後一年間の經濟情勢の變遷は、まことにはなはだしく、例を總理廳統計局發表の東京における消費者物價指數表にとつてみましても、本年九月の物價は、昨年右手數料等を増額いたしました當時の物價に比して約三倍の高騰を示し、現行手數料等の額は、まつたく實情に副わぬものとなりました。
しかしその場合において必要なことは、安定價値計算によりまして、二十年あるいは三十年後において、公債が償還される場合、物價指數とか、あるいは金價値とか、そういつたものを基準にする安定價値による償還ということを約束する必要があると思います。
まずアメリカの戰後におきまする卸物價指數の足どりを御參考までに申し上げたいと思います。終戰後昨年の六月までは、アメリカは戰時中と同様な、かなり強度の物價統制を行つてきましたが、この間約一箇年の間における物價の足どりは非常に緩慢でありまして、わずか五%そこらしか値上りを示しておりません。
物價が違つたから、それは物價指數によつて、昔の値段は昔の値段、今日の値段は今日の値段ということは、一應の世の中の一般の賣買であればこれで通るのであります。しかしながら國家が權力のもとに強行してその當時買つた。しかも買つた物に對して拂つたものが、普通に使い得る金錢で支拂つたというならわれわれは何も申す餘地がないのであります。しかしながらこれは封鎖預金で支拂われた。
ただ物價指數によつて低い米價で、そうして低物價政策で千八百圓ペースを護つていこうという、そういう理論的な考え方だけでは、供出はなかなか困難ではないか、かりにそういう低い價格で決定された場合に供出がうまく行かなければ、結局消費者の負擔というものも、今日公定價格による配給食糧ですべての食糧が賄われているならば、それでいいのでありますけれども、公定價格による配給量のみで賄いきれないような状態の場合に、結局
○川上嘉市君 實は前會の委員會におきまして、總理大臣に昭和十年を中心とした物價指數の六十五倍、それを物價安定帶とすうところの根據、そのためにどのくらい今度豫算に影響したかというようなことを御尋ねしたのでありますが、總理大臣は、自分はそういう關係のことはよく分らんからして、關係の大臣からよくお答えするということでありまして、そのままになつておりますが、例えば勞働省の設置の豫算に對しましても、この片山内閣
十萬圓を一ヶ所に出すということは、現在の物價指數に考えましては、これはどうしても我々は考えられない状態であります。勿論國家の財政面を考えますときにおいて、幾らでも出してくれということは國家の面におきましてはむつかしいのであります。
二度に亙る災害で土木公共施設だけで大體十億圓、それからその他の農産物の被害とか、林業被害その他をずつと入れれば、恐らく四十億圓になるのじやないか、これは物價指數の關係もありますが、古い物價指數に換算いたしましても、これは一縣としての損害としては容易ならん數でありまして、これは私共總じて東北地方において感じたのでありますが、なぜこのような水害ができたかという原因につきましての問題ですが、濫伐、先程の山形縣
それを物價指數の動きのあとをたどりまして、ただそのパリチーばかりを見ていきますと、一つちよつと動かすと、ほかのものが全部狂つてくるというようなことになるのでありまして、あまり均衡ということの方のものを考えないという考え方で、公定價格を決定した非難が免れないのじやないか。こういうふうに私は考えられるのであります。
○岡井政府委員 最高制限金額をきめまするにつきましては、過去と現在との物價指數であるとか、あるいは日銀券の發行高であるとか、生計費であるとか、いろいろな要素を比較してきめなければならぬ次第でありまするが、しかしそれを總合してやりますと、大體におきましてもう少し高いところに行くのじやないかとも思いまするけれども、それは先ほど申しましたように、民間業者をあまり壓迫してはならないという建前のもとに、一應一萬五千圓
先程政府側の御答辯でいろいろな點に觸れておりましたが、例えば物價指數が整つていないから、安定價値計算というものを行うのに都合が惡いというようなことが一つの理由になつておりますけれども、併しそれはそう問題じやないと思うのは、これは例えば米價だけ取つても差支ないと私は思う。あらゆる物の物價水準を作る必要はないので、米價だけでもよろしい。或いは綿製品だけでもよろしい。何でもよいと私は思うのです。
尚今の安定價値計算の場合に、物價指數の尺度という點に關しましても、實はこれは統計委員會におきましても、いろいろ完全な統計を出してくれるようにということを、先般來から依頼して努力はしておるのでありますが、なんにいたしましても統計の非常に不備な日本の現在の事情でございます。この點も併せて國會議員各位からいろいろと御鞭撻を賜はりたいと、かように存じます。
例えば今の物價指數がなければ、米の價格だけでいいのじやないかというような話もございましたけれども、諸般の事情をいろいろ考慮いたしませんと、この物價が餘りに大幅には動いていないように思いまするので、この間の事情がかなり困難に考えられるわけでありまして、いかなる良い方法でも、適切の時期にしないといけませんと存じまするので、この問題についてはいろいろと方法を研究をいたして參りたいと思います。