1966-03-17 第51回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
つまり私が指摘したいのは、物価荷には、国民の消費態度、しいて言えば節度を失した消費態度にも反省すべき点が大いにあるということであります。国民生活水準の上昇はもちろんそれ自身喜ぶべきことでありますが、それが消費物資に対する需給関係を通じて物価水準の上昇を促したということであります。
つまり私が指摘したいのは、物価荷には、国民の消費態度、しいて言えば節度を失した消費態度にも反省すべき点が大いにあるということであります。国民生活水準の上昇はもちろんそれ自身喜ぶべきことでありますが、それが消費物資に対する需給関係を通じて物価水準の上昇を促したということであります。
佐藤内閣の唯一の具体的な物価対策として提案されました食料品の総合小売市場管理会法案が前国会で審議未了となったことは、生鮮食料品の物価荷で困っております私ども一般消費者には全く了解に苦しむところでございます。どういう理由で流れたのか、農林大臣からお伺いします。
最近の物価荷で食費は非常にかさんできているけれども、食べるものも節約して、最近のこれは非常にふえている。公立に行けないから私立に、私立に行けば三倍、五倍の金がかかる。やむを得ず自分の食べ物をも削って教育費をまかなっていく、こういう実態が出ている。私は二十六条に保障する教育費の全額国庫負担というものが実現できれば、これは大衆軽減、大衆の生活内容というものは、おそらく二〇%から一〇%低下する。
いわゆる物価荷に対して、ガソリン税の上がるのに対してそういう形をとらなければこの事業がいまや経営できない、予算が組めないという段階まできておるはずであります。だから、そういう現実を実際に担任する自治省なり運輸省なりが、どういうふうにつかまえて、どういう形で処理していくか。
実は非常に最近差し迫った、ことに物価荷の中での労働者たちの切実な要求は、ここに月々の俸給袋が今度国会に提出されたわけです。約一千人にわたるものです。俸給袋というのはあまり人に見せたくないものです。しかし、それをあえて忍んで俸給袋を出しているというところに今日の特徴がはっきり出ている、こういうふうに思うのです。私たちはこのいただいた俸給袋を詳細に検討したわけです。
そういう意味で、單に物価荷をつかまえるということでなしに、その物価高の中に、十分に活発な経済循環というものが伴うかどうか、こういうところにポイントを置いて政策は考えるべきものじやないかと思つております。また輸入の問題でありますが、非常にいい御指摘をいただいたので、今の輸入の外貨は多少あるが、これを買つて行けば、緊急輸入して行けば、なくなつてしまうのじやないかという御指摘であります。