1980-10-22 第93回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第3号
もちろん野党は野党の考え方を持っておりますけれども、その点について、政府側としてよりも、むしろ物価主管の長官としてどういうものにこの五百億を使うことが物価を六・四に鎮静するための安定対策になるのかという点の考え方をひとつお聞かせ願いたいと思います。
もちろん野党は野党の考え方を持っておりますけれども、その点について、政府側としてよりも、むしろ物価主管の長官としてどういうものにこの五百億を使うことが物価を六・四に鎮静するための安定対策になるのかという点の考え方をひとつお聞かせ願いたいと思います。
○八塚政府委員 私どものほうで物価につきまして物価主管省として各省といろいろ御相談を申し上げるときには、実はいま伊能先生が御指摘になりましたように、単にその価格さえ押えればいいという態度でお話し申し上げておるつもりではなくて、むしろ、少しハイカラなことばでございますがいわゆるパッケージディールと申しますか、全体の構造をどうするという見通しのもとでこうしようじゃないか、あるいはそれに対する対策としてどういうことを
ですから、こういう実態について、運輸省を中心に、主管省である運輸省が無理だ、上げなければいかぬ、こういっているものについてまで押えるといういまの物価主管省の考え方——社会党出身の大出委員が、詰めてみれば運賃値上げ以外にない、そういう結論になるじゃないかというところまできたんですが、私は、登坂政務次官に、ぜひこの点について明快な御答弁がいただきたい、こういうように思います。
物価主管省であれば、物価全体の抑制の上にいろいろな面で行政措置が当然考えられていいと思うのですが、少なくとも陸上交通関係の事業についてはほとんど顧みられない。そうしてただ押えるだけ、ここに逆に物価全体のひずみが出てくるわけです。物価というものは全体がバランスがとれなければ私はほんとうの物価抑制にならぬと思う。一部のものだけを極端に押える。