1985-11-26 第103回国会 参議院 法務委員会 第2号
○国務大臣(嶋崎均君) この種の問題について、あるいは国民の立場でというような論評を言うこともどうだろうかというふうに思うのでございますけれども、御指摘のように、片桐機長につきましてはいろいろ過去に、そういう病歴があったということは事実であろうというふうに思います。
○国務大臣(嶋崎均君) この種の問題について、あるいは国民の立場でというような論評を言うこともどうだろうかというふうに思うのでございますけれども、御指摘のように、片桐機長につきましてはいろいろ過去に、そういう病歴があったということは事実であろうというふうに思います。
○政府委員(筧榮一君) 片桐機長のそれまでの病歴あるいはどういう状況で治療なら治療を受けておったか、すべて詳細に捜査されたところでございます。
○西村説明員 羽田沖事故の後、事故防止のための重要な反省として、あのときの片桐機長がああいう状況であったのに未然の防止ができなかったことにつきましては、これは日本航空の中の、何と申しましょうか職員相互の都合の悪いことはまあ見過ごすというのか見逃すというのか、そういうことが大きな原因だったと考えているわけでございます。
片桐機長の場合には、本人に病意識がないのが精神分裂症の症状でございますから、私はおかしいとは言わないはずです。自己管理は不可能です。相互点検はできたか。新聞によれば、おかしいということはみんなが知っていた、分裂症であるかどうかは別として。そういう状況で、相互点検ができなかったということです。なおかつこういうことが起きた。何遍も繰り返して言っていることです。いや、JALだけじゃありません。
今、結果の予見可能性でございますが、本件につきまして片桐機長が精神分裂病に罹患しておって、そのまま操縦をさせれば異常操縦等によって墜落等の危険が生じ、多数の人命あるいは人の身体に傷害が発生するということを、機長を復帰させた当時、今の六人の方々が予見し得たかどうか、御本人たちが予見していなかったことは事実でございます。予見していれば当然何らかの措置が講ぜられたわけでございます。
日本航空の片桐機長のあの逆噴射墜落事件、あるいは中学校の先生が果物ナイフで子供を刺すという、何かどこかひっくり返って間違えておる、そういう事態がいろいろとわれわれの目の前にあらわれておるわけであります。こうした現象を見ておりますと、どんな社会にもこうした異常な人間が幾らかまじり込んでおるものでありますが、しかし、それがだんだんと顕在化してきておるという状態にあると思います。
大蔵省の担当官全員が日航の片桐機長のような状態に落ち込んだということです。つまり、正常な判断ができなくなったという、専門家としての判断ができなくなったということが一つ。私は大蔵省の担当官が全員精神分裂症になったとは思いません。
警察庁、局長まだあれですが、日航の片桐機長の事件ですね、新聞報道がずっと先行しているんですけれども、これはどうも刑事責任が免責をされていく、そうなってくると、今度は管理者たる日航の責任というふうなことを考えることになりますが、その辺の現状と見通しとでもいいますか、ちょっと御説明願いたい。
本件事故の原因につきましては、去る四月十三日に出されました航空事故調査委員会の中間調査結果及びこれまでの捜査の結果から片桐機長の異常操縦によるものと認められておるわけでございますが、片桐機長につきましては、事故前の病状あるいは事故時の言動等から精神状態に疑問が認められましたので、目下専門家による精神鑑定を実施中でございます。
アメリカの航空法と日本のそれとの違いは当然あるわけですけれども、日航がアメリカ航空法を知っていながら片桐機長を乗務をさせたというようなことになってくると、これはまた当然管理責任、こうなりますね、これは。
本件につきましては、かねてから申し上げておりますように、直接事故を起こした片桐機長の刑事責任の有無の問題と、それからそれを運航管理あるいは健康管理の衝にあった会社側の刑事責任の有無と、この二つの魚度から現在捜査を進めている、こういう状況でございます。
片桐機長が仮に精神的な伺か分裂症なり何なり、そういう障害があったとして、その障害を発見することがむずかしかったのか、あるいはそれは可能であったのだけれども、管理体制の方が十分でなかったからこういう結果につながったんだというところを、ちゃんと識別しなくてはいかぬという意味ですか。
○太田委員 羽田沖で起きた日航機の墜落事故に関しまして、片桐機長に対して鑑定留置が行われてから二カ月半を経過をしておりますが、一部の新聞報道によると、これは精神分裂症ではないかというふうな疑いが出ているようでございますが、鑑定の状況あるいはこの結果の最終的な報告というのはいつごろになるのでしょうか。
この人は片桐機長の所属するDC8の運航乗員部の部長を昭和五十六年九月二十日までやっていたわけです。そして、当の片桐機長に対する管理責任のある人ですね。五十五年の五月ごろから片桐機長は体の異常、精神の異常をいろいろ訴えたり、また、はたからも認識されたりしておった。その直属の部長、その人も依然として運航乗員企画部長なるものをやっている。
本日、片桐機長が鑑定留置をされたというふうに報道されておるわけでございますが、この片桐機長が一年余にわたりまして、日航の主治医から精神安定剤の投薬を受けていたことが報道されておるわけでございまして、これはまさに日航の管理責任を追及されても仕方のないことだろうと思うのです。
確かに片桐機長がどういう判定になるかわかりませんけれども、心神衰弱症だとかあるいは心神喪失症で免責を受けたとしても、日航の刑事責任というのは問われるわけでありまして、この問題について長期的に、中途でうやむやにならないように、どうかひとつ厳しく指導監督をお願いしたい。これは私はもう御要望申し上げておきます。
その結果、片桐機長の問題についてでありますが、これは御案内のように、第一腰椎圧迫骨折ということで三カ月の入院加療を要するということで、慈恵医大に入院し加療の措置を受けてまいったわけでございますが、このほど肉体的には順次快方に向かいまして、肉体的にはいろいろな私どもの事情聴取、取り調べに十分耐え得るような状況にはなったわけでございます。
そう考えてみますと、どうも非常に残念ですが、片桐機長の場合は、管理職であるかどうかは別として、管理職ならなおさらのこと、機長たるにふさわしくなかったのではないか、今から考えてみて。 いま日航の機長は、なかなかお答えにくいかもしれませんが、一体機長たるにふさわしい人ばかりできちんとでき上がっているのかどうか、もう一遍念には念を入れてよく点検をしていただきたい。
まず日航社長にお伺いをしたいのですが、端的に聞いていきますが、会社は、片桐機長がうつ病とか、うつ病の疑いがあったということは知っておられたのか、知っておられなかったのか、その点だけお聞きをしたい。
運輸省にお尋ねいたしますが、先ほど来からの当委員会の質疑の中でも何回も繰り返しお尋ねがあったと思いますが、今回の日航の事故は片桐機長の病気に起因するところが大きいと、これまでに判明した範囲でも思われるわけですが、そこで、そのチェックですけれども、乗員の健康チェックは現在TDA、ANA、JAL、三社ばらばらに行っている現状ですけれども、これを中立公平な第三者機関ですね、お医者さんのプールも含めまして、
ちょうど日航機の片桐機長の問題のときに、本当ならば機長としてはこれこれ検査を厳重にしなければいけない、また、検査したらばこれこれしかじかの報告をしなければいけない、にもかかわらず何らかの理由によって検査しなかったのかあるいは報告しなかったのか、そういうことのために明らかに異常であった人を機長として乗せて、そのために大きな災害を現に招いているわけです。
それからもう一つ、今回の話を聞きますと、船員の定数といいますか、何人船に乗るかという問題は非常に船員の労働条件にも影響をいたしますし、同時に航海の安全――日航の片桐機長とか、そういう問題いろいろありますが、そういう船舶の運航の安全というものに非常に大事な影響がありまして、今日までは国会で一定の議論をして、そして法定化されていく、こういうことになっておるわけでありますが、今回の法案とかおたくの提案を見
まとめて三、四点お伺いしたいんですけれども、一点は、前の日も片桐機長の乗った機が異常行動があった、前月もそんなことがあった、こんなことが報道されていたわけですけれども、フライトレコーダーじゃなくて日記ですか、要するに機長の報告か何か、それをチェックする体制というのはどういうふうな改善策をとったんでしょうか。
現在、立入検査に対する結果をまとめたわけでありますが、現在の時点で明らかにしている問題点といいますか、こういう問題についていろいろ出ておりますけれども、新聞報道によれば、運輸省に提出されました片桐機長の航空身体検査証明書には、心身とも異常なしと記載されておるのであります。
○青木薪次君 いろいろと問題点が出てきているわけでありますが、片桐機長はやはりいままでもいろんな既往症があったんじゃないか。たとえば家の中に盗聴器が隠されているというようなことを言ったり、いろんなことが出ているわけですね。それから、あの二月九日に事故が起こって、そして片桐機長がカーディガン姿でバスに乗っていく、そのときに会社の者だと言ったと。
、これは「航空神経症」という題で書かれていまして、私なんかは初めて耳にするようなことでびっくりしたんですけれども、あの羽田の事故がありました直後に、旧の軍隊でやはりパイロットの経験を持っていた人たちが集まって、すぐにいろいろ新聞に報道されていることやなんかから、片桐機長は航空神経症だったに違いないというふうに話し合ったんだというようなことを、出席してた方からも聞いたんですね。
ただ、やはり自衛隊というようなところは、片桐機長が大変ストレスの多い状態に置かれていたそうですけれども、やはり相当重い責任を一人一人が負ったり、それから一般の会社勤めとは全然違うような事態に直面することが多いと思うんですね。ですから、広い意味での精神衛生管理というものが必要なんじゃないか。そこに欠陥があると、やはり覚せい剤に走るような人たちが出てくるんじゃないかと思うんですね。
○林(百)委員 それでは、片桐機長というのは五十五年十一月から約一カ月間、心身症で休養していた。それで後、十二月十八日から副操縦士として国内線の定期便に勤務していた。この際、客を乗せた定期便で精神科の医者が同乗して、監視つきで復帰のテストを二回ばかり実施していた、こういうことは知っておりますか。
○林(百)委員 それから、この問題で一つお聞きしたいのだけれども、この片桐機長の病歴について社内のカルテと運輸省へ出してある報告とが二重で食い違っているという事実が言われているのですが、こういうことはあったのですか、たとえば心身症というような状況、あるいは神経症というような症状について。
今回の事故の前日の二月八日に、片桐機長が大島の上空で異常な急旋回の飛行を行っている。これは石川副操縦士がそう言っているのですが、こういう事実があったことは知っておりますか。
○伊藤(公)委員 私は医師の立場を伺っているのではなくて、すべての責任ある立場の社長さんとして、今度一連の指摘をされている片桐機長の病歴、そういうものの報告が必要であったかどうかということを、最高責任者としてぜひお答えをいただきたいと思うのです。
○辻(第)委員 その査定委員会では、どのようにして、たとえば片桐機長の場合は機長乗務に復帰をさせるという点で、どのような基準でもって判断をされたのか、お尋ねをします。
機長を管理職にしてありますことは先生御指摘のとおりでございますけれども、私としては、片桐機長の行動というのは日本航空の職員の中でもきわめて異例でありまして、他の者についてはそういうことはないというふうに信じておりますし、会社自身が、片桐機長の行動に関連して、特に何らかの意図を持ってやったことは絶体にありませんということを御報告申し上げます。
今度の事故を未然に防ぐことができたとすれば、それは片桐機長の健康上の問題を事前にチェックしておったらできたと思うのであります。別の言い方をいたしますと、日本航空が十分な健康管理をやって片桐機長の異常に気づいておれば、今回のこの事故は防ぎ得たと思うのであります。そこに私は会社の重大な責任がある、こう考えます。
まず初めに、参考人にお聞きしたいのでございますけれども、今度の事故につきましては、まだ運輸省の事故調査委員会の最終報告が出ておりませんから、事故の本当の原因がどこにあるかということはもっと時間を経なければならないと思いますけれども、一番いま問題になっていますのは、片桐機長の資格の問題が浮かび上がってきているように思います。片桐機長につきましては、幾つかの病歴があることが明らかになりました。
○四ツ谷委員 そういたしますと、今回の片桐機長の復帰問題に関しては、この委員会が十分に機能したのでしょうか、いかがですか。
(稲葉委員「日本航空の事故」と呼ぶ) 日航の問題につきましても、警視庁といたしましては、即日、特別捜査本部を置きまして、乗務員、乗客、航空業務関係者からの事情聴取による事故原因の究明、それから現場付近における目撃者からの事情聴取による事故原因の解明、それから事故機の検証による事故原因の究明、こういうものを重点に現在鋭意捜査中でございまして、特にこのうちの、この事故機を操縦しておりました片桐機長に対