1968-10-17 第59回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第3号
しかしながら、F104等は西ドイツにおきましては爆撃装置をそれぞれ取り入れ、それから爆撃も運搬いたしまして演習もしておるようでございますが、わが国の現在あります最新鋭の戦闘機F104には爆撃装置も施していないわけでございます。迎撃が主たる任務でございます。 そこで将来のFでございますからFXでございます。
しかしながら、F104等は西ドイツにおきましては爆撃装置をそれぞれ取り入れ、それから爆撃も運搬いたしまして演習もしておるようでございますが、わが国の現在あります最新鋭の戦闘機F104には爆撃装置も施していないわけでございます。迎撃が主たる任務でございます。 そこで将来のFでございますからFXでございます。
それから性能としても、もし爆撃装置をちょっとでも改装してつければ、半分ぐらい爆弾を積めば、それぐらいまではいくであろうということはどうですか。
○国務大臣(増田甲子七君) 多田さんの引例されました、先般開かれました決算委員会におきまして申し上げましたとおり、この三機種いずれを選びましても爆撃装置は施さない。爆撃装置というのは、レーダーその他の関係で爆撃が正確にできる、その装置でございまして、爆弾を運ぶという意味ではございません。爆弾は運び得るわけでございます。
爆撃装置を施す——たとえば非常に早いもの、まあマッハ三というようなものがある。それでまた航続力も三千キロもあるというようなものがあった場合にはどうするか。それは、日本を攻撃ぜんとするものに対して、そういうものを備えることも必要でございましょう。ただ、しかしながら、敵地——といっても、これはどこということは具体的に言うわけでございません、敵地を爆撃するようなことは避けるべきである、憲法に照らして。
○国務大臣(増田甲子七君) その爆撃装置を施さないというところでひとつ御理解を願って……。それで、戦略爆撃機なんということは、これは、いま、日本を一周した——七月二十一日に一周した某国の爆撃機が、あれが戦略爆撃機でありまして、そんなものをわれわれは持とうと思っておりませんし、戦略爆撃機になり得るということに対しては肯定しがたいわけでございます。
○増田国務大臣 FXをどんな方針で選定するかということは、もっぱら迎撃能力を高めるという見地から選定するのでございまして、具体的問題について他の委員から種々御質問がございましたけれども、迎撃能力が高まりましてもわれわれは爆撃装置は施しませんということを総理大臣も私もこの機会においてたびたび申し上げておることは、楢崎さん御承知のとおりでございます。
総理はこれは石橋君の質問に対しまして、次期要撃戦闘機、長い論争の末に憲法を乱るようなことはしない、それから敵に脅威を与えるようなことはしない、足の長いものは持たない、長官が、爆撃装置なんかはっけない、こう言ってきたわけですね。それでF105あるいはF111、こういうふうなもの、そういうふうなものはとてもじゃないが持てないということを総理は結論として言われている。
どれをとらえても、あなたが言ったF86Fの爆撃装置をつけたようなはんぱなものじゃない。明確にこれは敵に脅威を与える、三千キロ以上の足の長いもの、総理のいま言われた趣旨からいけば、これははみ出す。なぜそれをおきめになったのか、お聞きしたい。必要ならば直してください、大きな問題ですから。
○大出委員 これらの機種の中で、全部爆撃装置があるのだから、増田長官得意のFであるという、ボンバーではないということで爆撃装置はつけないとうまいことを言いますが、ナイキハーキュリーズなんてこれは核兵器だが、通常弾頭だけに装置をする。しろうとにはわからないのですから、これは非常にうまいことを言われる。いまにあなたはボンバー、Bは取ってFだけでございます、なんというようなことを言い出す。
○永末委員 防衛庁長官、伺いますが、あなたは、先ほど、つまり爆撃装置はつけない、こういうようなことを言われましたが、ナパーム弾のごときはつけられますか。
○増田国務大臣 お笑いになりましたけれども、やはり爆撃装置は施さないのでございます。
いまのお話では、F86Fというような足の短い飛行機には、爆撃装置を備えて現に使っておる。しかし、足の長い航空機に対しては爆撃装置はつけない、こういうお話なんですね。それならば、F86Fという飛行機は、あと何年たったらなくなりますか、消耗しますか、伺いたい。
予算委員会における増田防衛庁長官の答弁は、シビリアンコントロールのもとに、足の長いもの、つまり長距離用のものは持たない、また、他国に脅威を与えるものは持たない、さらに、爆撃装置は取りつけないなどということを答えております。
○佐藤内閣総理大臣 ただいまもしとか言われますが、爆撃装置はしないとはっきり申し上げておりますから、もしというようなことはないのです。
○佐藤内閣総理大臣 爆撃装置はしないとはっきり言っていますから、どうぞ御信用ください。
○佐藤内閣総理大臣 爆撃装置はしないとはっきり答えております。
○増田国務大臣 このごろからあなたがいわゆる戦闘爆撃機と言っておるのでございまして、F86Fに爆撃装置を施し、またその訓練をいたしておる、これはいわゆるファイターボンバーでございまして、戦闘爆撃機という、その範囲のものを私は持てると言っておるのでございます。 それから、新聞記事のいかんにかかわらず、将来の問題といたしましては、FXをどんな形で持つか、これはいま慎重検討中でございます。
それから爆撃装置ということについては、私はきわめて慎重であるということを、この前あなたとの問答において明確にしております。そこで、候補機のことをいろいろおっしゃいまして、その機能のことをおっしゃいますけれども、その機能というものを駆使するのは政治家がやはりきめるわけでございます。
というのは、F86Fというような、能力において要撃能力しかないもの、しこうして爆撃装置を施して爆弾投下訓練をやっておる、これは合憲、合法であるということを私はここで言ったのにすぎないのでございまして、それを拡張いたしまして数千キロも飛び得るようなものに爆撃装置を施してやることができるかというあなたの御質問がございましたときに、私は、きのうは新聞に対して明確にしておるにすぎませんが、すでにあなたに対して