1999-07-27 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第19号
それで、F4の場合は、一つは空中給油装置がついている、F4ファントムの場合はいわゆる支援戦闘機的機能、つまり爆撃機能が非常に強いので、これはベトナム戦争の北爆の主力爆撃機ですから、私も北側でそれを目撃しておりますのでよくわかります。
それで、F4の場合は、一つは空中給油装置がついている、F4ファントムの場合はいわゆる支援戦闘機的機能、つまり爆撃機能が非常に強いので、これはベトナム戦争の北爆の主力爆撃機ですから、私も北側でそれを目撃しておりますのでよくわかります。
一たん爆撃装置をつけないと国民に約束したのに、今度はその爆撃機能を復活させようとしたわけですから、問題になるのは当然であります。 これに対して二月の衆議院予算委員会で防衛庁は、私も議事録を持っておりますが、迎撃戦闘機としての能力アップを目指したもので、爆撃機能は付随的という答弁を行っています。
○伊藤国務大臣 このことにつきましても先般の国会でお答えを申し上げましたとおり、今回爆撃機能を復活させましても他国に脅威を与えるおそれはないものという判断のもとに試改修に踏み切ったわけでございまして、統一見解を変えるということにはならないと思います。
○国務大臣(伊藤宗一郎君) まず、今回のことにつきましては、これも何度も申し上げましたし、繰り返しになるわけでございますけれども、これからF4を延命をしたい、延命をするからにはある程度の能力アップもしたい、その一つの中で爆撃機能の問題も付随的に追加されるということでございまして、それなりのいろいろの検討の結果、最終的には防衛庁長官が、言われておりますような他国に侵略的、攻撃的な脅威を与えるおそれはないものとの
○国務大臣(伊藤宗一郎君) 先ほど申し上げましたとおり、この試改修によりまして所期の成果が得られまして、約百機程度に及ぶF4EJを量産改修するという場合には、国防会議に付議することになるものと考えておりまして、その際、ただいまの先生の御論議なども踏まえ、国会全体の御論議なども踏まえまして、爆撃機能の改善を含む能力向上の内容については国防会議において検討、判断されることになるわけでございまして、その国防会議
○矢田部理君 ところが、日本では爆撃機能の高いものを持つことは問題があるということで、要撃能力に着目をして、言うならば爆撃機能をずっと減殺をして、いわば要撃機として採用をしたというのが事の経過だろうと思いますが、そのとおりでよろしいでしょうか。
○矢田部理君 このたびの試改修で一たん落とした爆撃機能を、言うならば爆撃装置の復活ということで試改修を行うとすれば、従来のやっぱり爆撃機能を重視した飛行機になるというふうにとれるわけでありますが、戻しのとおりでしょうか。
○矢田部理君 F4の本来持っておった爆撃機能とF15が持っている爆撃機能とを比較すると、どちらが精度その他が高いでしょうか。
しからば、現に今度F4EJの試改修につきまして、爆撃計算機能が付加されるということについて当時は、当時と言いますのは昭和四十三年当時は他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるおそれがあると判断、少なくとも誤解を与えるおそれがあると判断されたものが、現在そういう判断をしないのはどういう理由からかというお尋ねでございますが、端的に申し上げますれば、その後の十数年の変化によりまして、現在、およそ各国の戦闘機で爆撃機能
それからセントラルコンピューター、これは先ほど防衛局長からも御説明いたしましたような各種のミサイルであるとか爆撃機能であるとか、その他のすべての計算諸元あるいはナビゲーション、運航上の計算その他をやるコンピューターでございます。 それから慣性航法装置、これは自機の位置であるとか相対的な角度であるとか、そういったものをはかりますための装置、こういったようなものでございます。
今回のF4EJの試改修につきましては、先ほど総理から詳細に御答弁があったわけでございますけれども、ただ、今回の戦闘機の爆撃機能の問題につきましては、これまでも国会等でたびたび論議された経緯にかんがみますならば、関係方面に。
今回の試改修に際しまして爆撃機能の改善を図ったとしましても、いま御指摘がございましたように、最近における軍事技術の進歩等を考慮すれば、他国に侵略的な攻撃的脅威を与えるという誤解を生ずるおそれがあるものとは、防衛庁長官の責任と権限の範囲内で判断をし、今回の試改修の予算を計上し、ただいま国会の御審議をちょうだいしておるということでございまして、この試改修の結果が成功し、われわれが願っておる所期の成果が得
爆撃機能、大変高いんだ。だから、ウエスチングハウスの方を採用したのです、ヒューズじゃなくて。 つまり、F4ファントムの——制服の方ならこれは知っている、まだ新しいんだ、ファントムというのは。五十五年に十機入って、五十四年十機入って、まだ入ったばかりだ、みんな。五十三年十二機、五十二年十二機、五十一年十二機でしょう。五、六十機ずらっと入ってきているのはみんな新品なんだ。
その際、新たにF15と同じセントラルコンピューターを装備いたしますが、この活用により、現在パイロットの技量に依存をしております目視照準がこのコンピューターの計算によって正確なものとなるということで、付随的に爆撃機能が改善されることになるのでございます。この爆撃計算機能は、F4EJの導入時に取り外しました専用の爆撃装置によるものとは異なっておりまして、限定的なものでございます。
○塩田政府委員 F15と同じという意味におきましてはまさにそのとおりでございまして、ただ、F15の場合も、先ほど御指摘のございました五十三年三月四日の文書にも、F15の爆撃機能についても限定的であるという表現をしておるわけでございまして、その意味は、先ほど私が申し上げましたように、トス爆撃ができないということを指して限定的というふうに言っておるわけでございます。
○伊藤国務大臣 いまの段階では、今回の試改修によりセントラルコンピューターを搭載することとしておりますが、将来これが装備されることになれば、同コンピューターが爆弾投下計算を行うこととなる結果、目視照準が正確になり、爆撃機能が改善されるのは事実でございます。
○国務大臣(伊藤宗一郎君) 総理からも再三御答弁がありましたとおり、今回の試みの改修によりまして今後F4ファントムが付随的に爆撃機能を向上することとなりましても、これはかってF4から取り外した専用の爆撃計算装置や、ブルパップ空対地誘導弾及び核爆撃のための装置を保有するものではなく、また最近における軍事技術の発達により、同機の相対的な能力低下を考慮すれば、F15の場合と同様、他国に、侵略的、攻撃的脅威
しかし、本来、要撃戦闘機は要撃戦闘機としての機能を重視したものであり、付随的に対地爆撃機能を持っておるということを言ったわけであります。
○矢田部理君 この問題の最後になりますが、増田長官の約束をした爆撃装置の取りつけの問題、その後のF4ファントムの爆撃機能の強化の問題、さらには生田目発言、閣僚発言など、いろいろな問題が実はこれはあるわけであります。 そこで、衆議院としては、さしあたり予算の執行を停止をする、引き続き予算委員会等でこの審議を行うということになっているわけでありますが、予算は衆議院だけで成立するわけではありません。
○矢田部理君 それから防衛庁に伺っておきたいと思うのでありますが、今度のF4ファントムの試改修についてでありますが、この試改修の目的は、従来持っておった迎撃的な機能に加えて対地支援、すなわち爆撃機能を持たせるということに重要な意味がある。それについて生田目空幕長は、迎撃機能と爆撃機能はイコールだ、単に付随的なものではないというふうに記者会見で語っています。
そうしたら、福田総理大臣が、「大出さんは、爆撃機能の問題、また給油機能の問題、このことにつきましてなかなか御納得をいただけない、このように承りましたが、政府におきましてもできる限りの御説明をいたしますので、」総理みずからがこの場は何とかひとつ、後から原図に基づいて説明するから、こういう話になった。それじゃひとつ原図があなた方の手に入ったらどういうことになるのか説明してくれということにした。
○塩田政府委員 大出委員御指摘の議事録がございますが、確かに御指摘のように、「爆撃機能の問題、また給油機能の問題、このことにつきましてなかなか御納得をいただけない、このように承りましたが、政府におきましてもできる限りの御説明をいたしますので、どうかひとつ御理解のほどをお願い申し上げます。」ということを総理がお答えになっておるようでございます。
F15というものが要撃戦闘に主力を置かれているということを申し上げましたのは、もしそのファントムと同じ系列、すなわち多用途戦闘機としての同じ系列のもとにこれが開発されたとするならば、当然のことながらあれだけの空中戦闘能力というもの、飛躍的に向上しておりますので、当然その爆撃機能というものもファントムに比べてきわめて高いものであるというふうに理解されるはずでございます。
しかし、そういったF104の時代に比べまして格段に上がった中で、やはりこの爆撃機能というものもきわめてすぐれておったわけでございますが、同じようなテンポで相似的にそれが性能が向上しているかというと、私どもはそうは思っていないわけでございます。
で、時間が来つつあるようですが、いまの空中給油の問題とか付随的な対地爆撃機能とかいうことは、もっと別な場でまたやりましょう。
で、これは付随的に爆撃機能を持っているということはその国防白書にも書いてあるとおりでございます。
○福田内閣総理大臣 大出さんは、爆撃機能の問題、また給油機能の問題、このことにつきましてなかなか御納得をいただけない、このように承りましたが、政府におきましてもできる限りの御説明をいたしますので、どうかひとつ御理解のほどをお願い申し上げます。
そしてまた、このファントムの採用の時期というのは、この前のときにも御説明申し上げましたように、当時といたしましては、いわゆる空中戦闘機能と爆撃機能というものを多目的な飛行機として開発され、その傑作機と言われたものであったわけでございます。したがいまして、各国におきましてはその爆撃機能というものを注目して採用していたという当時の背景がございます。
○伊藤(圭)政府委員 御説明にも書いてございますが、F15という飛行機は要撃戦闘能力を主目的として開発したものであって、爆撃機能というものは付随的なものであって、通常の戦闘機が保有する程度のものであるという判断をしていただいたわけでございます。そのことにつきまして具体的に防衛庁の方から国防会議に御説明いたしまして、御判断をいただいたわけでございます。
○政府委員(伊藤圭一君) 私が昨日御説明申し上げましたのは、ファントムと比較して小さいというようなことで申し上げたわけではございませんで、御承知のように、ファントムという飛行機が出現した当時の世界の軍事技術の趨勢、その中におきましては要撃機能とそれから爆撃機能というものは同等に重視してつくられた飛行機でございます。
したがいまして、いま先生がおっしゃいましたように、そのファントムができた十数年前のファントムの爆撃機能、それに比べましてもF15の爆撃機能というものは劣っております。劣っておりますというのは、決定的な点を申し上げますと、核爆弾を搭載できないということでございます。
しかし、それに対しましていわゆる爆撃機能というものにつきましては、ファントムができました当時ファントムに付加されましたほど大きなウエートを持っていないというのも事実でございます。それからまた、ファントムを採用したときに比べますと、空中警戒待機というものがきわめて重要な運用の要素となってまいったわけでございます。