1951-09-06 第11回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第1号
更に八月一日以降燐鉱石補給金廃止に伴う当業界の金融的逼迫は、今後生産に至大の影響を予想せられるのでありまして、本制度に代るにむしろ昨年の金融措置要領の主旨に基く金融の円滑化を図る措置を講ずべきであると考えるのであります。
更に八月一日以降燐鉱石補給金廃止に伴う当業界の金融的逼迫は、今後生産に至大の影響を予想せられるのでありまして、本制度に代るにむしろ昨年の金融措置要領の主旨に基く金融の円滑化を図る措置を講ずべきであると考えるのであります。
この決定に相成ります前に、燐鉱石補給金のついておりました場合におきまして、消費者における末端価格、過燐酸石灰において一叺三百六十八円ということになつておつたのでありますが、補給金廃止後どれくらいの値上率になるかという推定でございますが、大体四割七分程度値上りになるという一応大きな見積りをいたしております。
今日は最初に御承知のように燐鉱石補給金の廃止に伴う価格騰貴の問題並びに肥料の需給問題について当局から大要を承わつて、それから御質疑を願うことにしたいと思います。最初に政府のほうから説明を聞くことにいたします。
昭和二十六年八月四日(土曜日) 午前十時三十分一開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○農林政策に関する調査の件 (燐鉱石補給金に関する件) (農林関係水害に関する件) (農林金融に関する件) (農業協同組合に関する件) (食糧輸入に関する件) (単作地帯振興に関する件) —————————————
一、燐酸質肥料の主原料たる燐鉱石が外航運賃の値上げ等の影響により大巾の値上げを見ており、もし本年度において燐鉱石補給金の支出を撤廃した場合は、肥料の消費者価格が急激に高騰し、農業経営を破壊し、食糧生産の減退を見る事態必至なるにかんがみ、今後も引続き燐鉱石補給金を支出するよう必要な措置を講ずること。
私は今この新補給金制度なるものの是非については何とも申上げませんが、そういう制度をとるというのでありますならば、銑鉄補給金と燐鉱石補給金は、この三月末で廃止になることでもありますから、できるだけけ連続性を保たせる必要もあつて、早いに越したことはありませんし、又これはもはや予算の量的不足の問題ではなくて、補給金政策及び補給金予算の立てかた、そのものの質的変化の問題であり、当然予算補正の問題だと言わなければならないと