1984-03-01 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
その薫蒸剤は臭化メチル剤、酸化エチレン混合剤、そして燐化アルミニウム剤。これは極めて危険じゃないか。いわゆる毒性が残留をするというふうにいろいろな論文に書いてあるわけです。「技術と人間」、辻万千子さんの論文その他の論文があります。長官は、国民の食糧が足りないという場合には、もうことしの現実の問題ですよ、五十三年超古米を食わせる、本当に責任を持ちますか。
その薫蒸剤は臭化メチル剤、酸化エチレン混合剤、そして燐化アルミニウム剤。これは極めて危険じゃないか。いわゆる毒性が残留をするというふうにいろいろな論文に書いてあるわけです。「技術と人間」、辻万千子さんの論文その他の論文があります。長官は、国民の食糧が足りないという場合には、もうことしの現実の問題ですよ、五十三年超古米を食わせる、本当に責任を持ちますか。
したがいまして、ただいま先生が御指摘のございましたように、この燐化アルミニウム剤、これは結局水分と作用いたしまして燐化水素ガスというものを出しまして、これが薫蒸効果を発揮するわけでございます。 ただ問題は、先生がお話されましたように、これが水分と反応いたしまして燐化水素ガスを出します際に、それがだんだん残りはせぬかという御指摘だと思います。
それからもう一つは、これは別な話なんですが、私のところにこういう資料が来まして、飼料作物のこれは穀類の薫蒸に燐化アルミニウム剤というのを使っている、これは大変有毒な物質だと、こういうのですね。で、その気化率が非常に低い、そこで穀類の中にその有毒物質というものがやはり残っている、そういうものがえさの中に配合されて入っているということを非常に心配しているのですね。
そうして農林省の一部の役人が、燐化アルミニウム剤の使い方を、そういうふうに使ったら効果がないとかまずいという使い方をわざと実験をやって、効果がない、効果かないといって、昭和三十七年以来十年間これを積極的に使用させないように、依然として危険なメチブロの使用を強制している。そのことのために、これは薬の会社じゃないですよ、使うほうの業界から農林省に何度も何度も要請が出ているはずである。
したがって、燐化アルミニウム剤によるところの薫蒸が取り扱いも便利であるし、薬効成分の拡散性がよいことや、危険度が少ないこと、コストが安いこと、錠剤を投入する方法をとるためコンテナの中で使用することがきわめて適当であるとか、いろいろな利点があるから、この点についてはひとつ検討してもらえないかという趣旨の陳情があるのですね。