2009-04-28 第171回国会 参議院 経済産業委員会、環境委員会連合審査会 第1号
平成十八年三月の予算委員会の折に、家電製品からの有機燐剤の揮発性について調査を行う旨を答弁させていただきました。しかし、当時は揮発性の高い物質の揮発量の測定方法というのはあったわけでありますが、有機燐剤のような通常の室温等ではなかなか揮発しないような揮発性の低い物質の揮発量を正確に測定する技術がまだ確立しておりませんでした。
平成十八年三月の予算委員会の折に、家電製品からの有機燐剤の揮発性について調査を行う旨を答弁させていただきました。しかし、当時は揮発性の高い物質の揮発量の測定方法というのはあったわけでありますが、有機燐剤のような通常の室温等ではなかなか揮発しないような揮発性の低い物質の揮発量を正確に測定する技術がまだ確立しておりませんでした。
最近はこのシロアリのいわゆる防蟻剤ですね、有機燐剤についての保証期間は五年ということなんです。少なくとも五年の効果が持続するということでありますから、平成十五年の七月に使用禁止になったとしても五年間は続くということでありますので、その辺についてどう考えるかというのが一つあると思うんですね。
あるいは、英国でも、フェニトロチオンとダイアジノンが使用禁止になっているわけでありまして、ジクロルボスの安全性の見直しを行っているわけでありまして、こういった意味では、欧米の対応に比べて有機燐剤への対応が非常に私は我が国は遅れているんではないかなと、そんなふうに考えておりますが、環境省そして農水省の積極的な答弁をよろしくお願いをいたします。
また、特に子供をめぐる生活環境、ゲーム機などの普及や塾通いによって室内での長期間滞在が常態化していると、パソコンや家電製品からの有機燐剤の暴露が指摘されているわけでありまして、化学物質に対する低容量連続暴露あるいは反復暴露のリスクは非常に私は増大しているというふうに考えているわけでございます。
○国務大臣(二階俊博君) 有機燐剤がシックハウス症候群といった室内環境汚染に関係するのではないかという御指摘でありますが、国民の安全確保は重要な課題であると認識しており、こうした御指摘については真摯に受け止めていくことが重要だと考えております。
シロアリ防除剤の多くは、農薬と同じ有効成分を含む神経毒性のある有機燐剤で、単位面積当たりでは農薬で使用される場合の数十倍の濃度で、有効成分は数百倍のものが大量に床下に散布されるということです。 また、まかれた薬剤は蒸発して床下に充満して、さらには室内の空気を汚染すると。一たん薬剤によって住宅が汚染されますと、床下の土を取り除いて木材を削ってももとには戻らないという状況でございます。
農林省の指導の中でも、例えば有機燐剤の中でもどんどん消えていったものがあります。 だから、私は、むしろそういう方向性のことを基本的に言っておりまして、何でもかんでもしゃちほこ立った意味でのことを言っていなくて、それは正しいと思いますね、そのことは。ただし、それに重点を移してしまうと問題があるということが問題じゃないでしょうかね。技術的にはそういうふうに私ども理解してやっております。
そしてまた、もう一つ、今総量規制という問題についてもお伺いしたいと思いますけれども、一つだけではなくて、例えば慢性中毒を示す有機燐剤だけでも十種類の薬剤の目標値が設定されておりまして、個々の薬剤が基準以下でも合計しますと相当量になることもありますし、少なくとも労働環境基準で採用されている相加的な毒性評価はなされるべきではないかなというふうに思いますけれども、厚生省いかがでしょうか。
この検討の中では、農薬も含めまして、また有機燐剤も含めまして多角的に検討していただいておりますので、そういう中で科学的な結果が得られるもの、このように考えております。
この原因が何かということに関しては、因果関係が明らかでないということではありましょうけれども、学者の中には、まきえとして継続的に使われている輸入飼料、その輸入飼料の食べ物に付着している有機燐剤が奇形発生の元凶ではないか、こういう指摘もあるわけでございます。実際に、輸入穀物のかわりに国産の穀物を与えているところは奇形児発生率が少ないのでございます。
しかも例えば、具体的にお伺いしたいわけでございますが、米や小麦に対して、一つの例を挙げますとマラチオンといったような有機燐剤の使用ということがなされているわけでございます。もし、国内におきまして玄米あるいは白米の保存の目的でこのようなマラチオンを混入するという処理をするということは認められるのでございましょうか。
○政府委員(松山光治君) 有機燐剤でございますのでいろんな面での毒性があるわけでございます。そういう毒性に即しまして一定の、先ほど環境庁の方からお答えのございましたような基準がございますから、それに即して、安全であるということを確認の上登録しておることになっております。
○一井淳治君 それから、輸入食品の安全性の問題でございますけれども、最近各方面から非常に指摘されておるところでございますが、新聞記事を見ましても、例えば昨年の五月以前にわかったことでございますけれども、オーストラリアから輸入した牛肉についてDDTが五二・九ppmと、直接与えたとしか考えられないような量が検出されるとか、あるいはこのオーストラリアの牛肉を、これはアメリカの方で検査したところが有機燐剤系
さらに分厚いものではございませんが、サマリーも、稲村先生御案内のとおりだと思いますが、いろいろなデータ、有機燐剤等々を用いまして一つの知見を出しております。それは私どもといたしましては、農薬との関係ということでございますけれども、今申し上げましたような形でこの調査の結果、小麦やサツマイモからは残留農薬は検出されなかった。
しかし有機燐剤のマラチオンだとかフェニトロチオンは、これは国内基準は小麦については今ないんじゃないですか。米にはあるんでしょう。はっきりしてください。
○政府委員(後藤康夫君) 先ほど申し上げましたように、私ども食糧庁といたしましても、安全性の重要性にかんがみまして、輸入時にサンプルを抽出して残留状況の調査をいたしておりますが、これにつきましては、農薬といたしましては臭素、EDB、それから有機塩素剤のBHC、DDT、ディルドリン、エンドリン、それから有機燐剤のパラチオン、こういったものにつきまして国内基準がそれぞれ定められておりますので、それを基準
輸入小麦の有機燐剤の汚染源、これが植物防疫所あるいは食糧事務所で大変問題になっております。有害とされるスミチオンだとかマラソン、こういった農薬については、日本の場合は国内に輸入された後は使っていない、こういうことですけれども、輸出国では当然これは貯蔵中に使われておる。
○政府委員(秋山智英君) マツカレハというのはマツケムシの一種でございまして、マツクイムシの昆虫とは若干違うわけでございますが、これは最近石川県、島根県、福井県、宮城県等で発生し、また茨城でも先生御指摘のように一部出ておるわけでございますが、これは現在防除方法といたしましては有機燐剤でございますスミチオンあるいはダイアジノンさらにはディプテレックスというふうな薬剤を春または秋にまくのが効果的でございますし
私はリンゴの防除を経験しているんでございますが、いままでリンゴの薬剤防除というのは有機燐剤で一挙に回数を少なくして防除する方法がございましたけれども、最近の薬剤はやはり自然環境の保全という意味からできるだけ他の動植物に影響を与えないものということで薬剤の散布を進めているわけでございますが、そうなりますというと、やはり適期に散布をするということが非常に非常になってくるわけでございますので、その点にもっともっと
たとえば、アメリカのカリフォルニア州でレモンのチチュウカイミバエが昨年の秋に問題になりましたが、これも発生の初期の当時、カリフォルニア州のブラウン知事が、あのときにはスミチオンではなくてマラソンという有機燐剤でございますが、そのマラソンの空中散布に反対した。
しかし、今回の動きがございますと、恐らくメーカー側は一層力を入れて、たとえば非イオン界面活性剤など混合した無燐剤を開発するであろうというふうにも思われます。この点は、消費者の立場からすると非常に気にかかる点でございますけれども、合成洗剤を対象にして、これを使わないという方向で持っていくことが、本来あるべき姿ではないかと思うんですね。大臣はどのようにお考えになりますか。
次は、農薬公害についてお尋ねをいたしますが、農薬公害が社会問題化して以来、残留性の高い有機塩素剤系のDDT、BHC等の農薬は使用禁止になり、かわって低毒性で残留性の少ない有機燐剤系の農薬が主流を占めるようになったようでございます。しかし、農薬散布中の事故は一向に減少せず、むしろ増加している傾向にあるようで、年間平均約百七十件以上も発生をしております。
第二の問題としましては、農薬の空中散布の効果についてもたくさんの疑問があるということで、その疑問も指摘したわけでございますし、さらに、空散するところのスミチオン等の有機燐剤の人体に与える影響というのも非常にある、またこれは自然環境を破壊する、こういうことも主張いたしました。この法律は強制的であり過ぎる、そして地域住民の意見の反映が十分でない、こういうことも指摘したわけでございます。
これは私が説明するまでもなく、昭和四十年ごろ米国のベルシコール社が開発した有機燐剤の殺虫剤でございまして、これはアメリカではついに許可されなかったのですね。ところが、日本では四十三年に許可になっているわけでございます。そして日本では、ベルシコール・パシフィックという六本木にあるところの会社の委託で、日本化学、これはクロム鉱滓事件を起こしたところですね、東京の江東区にあります。
薬物による中毒死という場合に、この磯野さんの場合、死亡してからの瞳孔が縮小しているとか、あるいは腐敗の進行度が非常に早いというような特徴は、これはいわゆる薬物の有機燐剤の特有の症状でございます。倒れられた時点から、すでに磯野さんも口走りながら、ヘリにやられた、ヘリコプターにやられたというような言葉を発しておりました。
そこで私、これは御承知でしょうか、北里大学の石川哲教授の五十年十一月国際環境保全科学会議で発表された、低毒性の有機燐剤による環境汚染が人間の目に幅広い障害を起こすと発表しておられますね。これは無視されるんでは——問題はないということなんですか、またこのことを御存じでしょうか。
○説明員(本宮義一君) いまの低毒性の有機燐剤ということでございますが、有機燐剤は約四十種ぐらいあろうかと思いますけれども、それがどれであるかでございますが、私どもはスミチオンで目に障害が生ずるというような、そういった説を述べられた御意見は聞いておりますし、それについてまたいろいろ御意見があると、また必ずしもそういった意見ではないといったような御意見があるということも、これはそういった専門の方の方から
○説明員(本宮義一君) スミチオンは有機燐剤でございますが、この有機燐剤を使うことによって視野が狭窄されるといったような、目の障害が生ずるといったような説が発表されたということは私どもも聞いております。