1947-10-28 第1回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第28号
それは北海道の燃料関係でありますが、御承知の通り北海道は寒い所でありまして、すでに零下を下つております。しかるに北海道の石炭の配給の割合は、從来は一家三トンでありまするから、七十五萬戸二百二十五萬トン要るにかかわらず、本年は二トン三分の割合で、約百五十萬トンになつておりまするけれども、現在はまだ五十萬トンも配給になつておらないのであります。
それは北海道の燃料関係でありますが、御承知の通り北海道は寒い所でありまして、すでに零下を下つております。しかるに北海道の石炭の配給の割合は、從来は一家三トンでありまするから、七十五萬戸二百二十五萬トン要るにかかわらず、本年は二トン三分の割合で、約百五十萬トンになつておりまするけれども、現在はまだ五十萬トンも配給になつておらないのであります。
この點につきましては、厚生省といたしましては、生活保護法の適用を受けております要保護者に對しましては、今年も昨年同様に、多期の燃料費といたしまして一世帯二トン半を生活保護費より至急したいと、目下種々手配をいたしておるような次第でございます。
○久山政府委員 北海道におきまする燃料の問題は、お話のように食糧と相竝んで生命線であるということは、私どもも十分承知をいたしておるのでありまして、それが石炭の生産なり、その他薪のいろいろな原因から、非常に少くしか配給にならないということは、治安の面からいたしまいしても、これは相當の問題であるのでありまして、もしそういうお話のような事情でありまするならば、私どもといたしましても、商工省あるいは農林省、
星條旗紙あたりも、燃料不足に惱む日本のホープだというて、非常に驚異の眼をもつて見ておる有力な炭坑であるのでありますが、ただいま申しますように遮斷鑛區がありますために、掘進が不能になるおそれがあるのであります。
○淵上委員 これは他の國の話でありますが、イギリスのシンウエルという燃料大臣が、内閣交迭の場合左遷されたのであります。その左遷の理由は、アトリー首相の言をもつてすれば、共産黨につながりがあつて、イデオロギー張りである、殊にこの冬の石炭危機に對する處置が無為無策であつた、そういう攻撃の的になつたからといつて左遷されたのだそうであります。
のみならず動力船ですら風浪の都度他に避難するため、燃料の消耗もはなはだしく、また小型の船は陸上に引き揚げる等、その不便としけの場合の混雜は言語に絶する状態であります。本竃港は、捕鯨船、あぐり網漁船その他一般漁船の根據地として有望視されておりますが、船入澗設備が不完備のため、前述の通り漁船は少々の風でも他に移動するような有様であります。
しかるに現在におきましては燃料その他の關係もあるのでありましようが、三割ないし四割を使用いたしおるということに相なつてきておるのでありまして、かようなことを考えてみますると、この危機に迫る電力をいかにして調和するかという點については、水力の發電を最高度に發揮するために、補修の方面を十分ならしめるということが一つの方法であると同時に、また一面火力の發電を十分そこに機能を發揮せしめるということも一つの行
「燃料統制組合の外」という字句を使うから配給についての全面的改正を行いということになるので、さようでなかつたならばかようなことは成立たないと思います。第五項の「各府懸」を「各地方」に直すことには異議ありません。
○寺本委員 ただいま鈴木君から附帶決議に關する修正の動議が出まして、委員各位と協議の結果、第三項の配給機構の全面的改正を行いという下の「燃料統制組合の外各府懸」とあるのを削りまして、「農業會及森林組合、林産組合をして指定取扱を為さしめ」とある下になさしめ「る等を」入れ、「配給面の圓滑を期すべし。」
しかしこの燃料統制組合というものがないのであるならば、燃料商業組合というのがあるのでしようから、それは名前の間違いであつたという意味において、名前をかえらるることは私どもは異議はないのであります。
こういうふうに伺つておりますが、財政とか、会計檢査とかいうものの慣例はどういうふうになつておるか存じませんけれども、私共の常識では仮令現物であつても、余つたものは余つたものであつて、翌年にそれを買入れるだけのものが減るのでありますから、当然これは適当な價格に見積つて、繰入に入れるべきであつて、但しそれが現物であるということを明瞭にしておくのがよいか知らんと感じたことと、それから同時に只今家庭では燃料
○木下源吾君 給與局長が見えておりますから、ちよつとこの機会に質問したいのですが、北海道の官公労の職員ですね、石炭、燃料代を一人三千円、家族に千円というのが、この前予め了解を得ておるようなことの話を聞いておりますが、これはどうなつておるかこの機会にちよつとお尋ねしたいと思います。
そもそも農林委員会は、冬季を控え、一般家庭燃料の問題の重要性に鑑みるところありまして、かねて林業対策小委員会を設置し、その対策を考究し來つたのであります。しかしながら、その実情は、各種の惡條件が山積し、加うるに、過般の水害は第三・四半期以降の燃料事情を急激に惡化させ、まことにゆゆしき事態に直面するに至つておるのであります。
また資材、燃料などにつきましては、監理局におきまして本省の方でこれを一本で割當をきめまして、地方はこの割當に基いて執行するのであります。從つてその間この割當の數におきましては、紛淆を來すようなことはない建前で運營をはかつてまいります。
○伊東隆治君 経済力集中排除法は、実は衆議院でもやつたので、参議院でやつても非常に結構だと思いますが、民主党方面の大体の意向は、寒さも段段近ずきますので、やはり実生活を身近かに感ずる議題を持出した方が宜いじやないかというようなことで、燃料対策ということをやつたらどうかという意見が多いので申上げます。
それでは次回の自由討議の議題は「家庭用燃料対策」ということにすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
ところがこれは一つの工場でもともと關連性があり、從横に原料が製品になり、その製品がまた他の原料になることもあるし、さらに分化していろいろ復雜な縦横の連絡がある工場が多いのですが、そういう六階建ての工場が、一階と二階と切られるということになれば、いくら大きい工場でも困るし、そういう工場ではたいでい動力、燃料關係、運輸、ボイラー、あるいは容器等、共通の場合が多いのであります。
決 議 一、政府は本會計法の運用に當つて生産者に對し、薪炭買入代金の即時支拂いを必ず行うこととし、もつて薪炭生産者の生産意欲を阻害せざるよう努めること 〔委員長退席、寺島委員長代理著席〕 二、政府は可及的速やかに本會計法を改正する等の措置を講じ製炭資金の前渡し、築窯費の補助等、生産増強に關する費用を機宜に即して助成するの方途を開くこと 三、配給機構の全面的改正を行い、燃料統制組合のほか
一、政府は燃料對策本部を設け少くも家庭必需量の最低限度確保を目標に、電氣、ガス、煉炭、亞炭、薪炭等との總合的計畫を立て、緊急果斷に措置を推進すること 一、生産地に滯貨している木炭十四萬五千餘トン、薪百九十四萬五千餘層積餘を主要消費地へ結びつける山元搬出、小運送トラック、鐵道、船舶等總合的輸送調整を行い、優先措置を強力に斷行すること 一、薪炭増送に從事する夜間勤務者に對しては食糧特別加配の措置を講
或いは燃料の節約をする。こういうふうに石炭は電力で代替し得ると同時に電力の不足を補うためにどしどし小型の発電所を作れば日本の治水、利水或いはその他についても大きな役割をなすのでありますから、一石三鳥になるのであります。
つまり総合燃料対策としての外の燃料の方の確保が十分でなかつた場合は、それは当然に手近な電力に喰い込むという問題と、それからその点が心配なかつた場合に、もともと総合燃料の供給数量が十分でありませんので、それ以上に使うという数量は、電氣の方で補つてしまう。
その前に一應御了解を得て置きたいと思いますが、六日の打合会におきまして、総合燃料対策関係に関する説明を、二十九日の説明が十分に腑に落ちないことがあり、その後情勢の変つた点もありますので、尚これに関する説明を聽いて、そうして総合燃料の対策を押し進めたいという意向に基きまして、この委員会を開催する予定になつておりましたのですが、丁度法案の山積が重なりますのと、委員会が從つて非常に重なりまして、今日まで遅
○栗山良夫君 今いろいろ各委員から御質問があり、又政府当局からも御答弁がありまして、相当結論に近くなつて來たと思いますが、問題は、私はもう一度ここで強く要望し、確認を求めたいのは、結局先ず第一に総合燃料対策というものが、とにかく曲りなりにも作られたということ、而もこの総合燃料対策の中心になるのは、やはり乏しいながらも、非常に苦しい計画であつて、その中心がやはり薪炭であるということ、現在國民は電力に非常
その経済を確立するについて、現在の魚價は最も適正であるかどうかということを再檢討して頂いて、私らが産地へ行つて出荷を懇請する場合、現在燃料は大体において不足は聽きません。その他の魚獲必要資材が全部闇である。闇であるものによつて魚獲したものが、全面的に指図通り正常ルートに乗せた場合には、魚業者は挙げて死の日を待つより途がないのではないかと思う程、悲痛な叫びを聽かされるのです。
要はいかに山元で薪炭が生産されましても、これが各消費者の家庭に配給される間の輸送方法等を圓滑に、合理的に迅速に押し進めるという對策が竝行して立たれませんと、何の役にも立ちませんので、これらの輸送確保、特に燃料需用の急激に高まりつつある現状におきましては、政府はあらゆる關係の方々の協力を求めて、近く木炭増産に對する非常手段をとるつもりで、今計畫を進めております。
これは敗戰直後、官僚が電燈需用の將來を見誤つた結果、電力の濫費、漫費が非常に行われておるということ、それから経営者が電源の開発と荒廃した設備の復旧に熱意が欠けておるということ、それから総合的燃料対策が誤つておるということ、それから政府の石炭対策の怠慢に大きな原因があるわけであります。
もちろん水害の原因に山林の伐採ということが關係なしとは申されませんけれども、これだけが水害の原因であつたとは考えられないのでありまして、從つてこういう宣傳に迷わされることなく、しかも近來の國民生活というものは、衣食住というよりも食燃住というほど燃料というものが重大關係をもつておりますので、この點はどうぞ勇敢にやつていただきたいと思うのであります。
○井上政府委員 今永井さんから、詳細にわたりまして本年の燃料事業、特に十月から來年の三月に至る冬季間の燃料對策について非常な御調査に基く御意見を拜聽いたしたのでありますが、政府といたしましても、この冬季間の燃料對策に對しましては、食糧問題に匹敵する重大な、國民生活の上に與える影響の大きいことを考えまして、かねて関係各省の御協力を求め、これに對する具體的な對策を進めておるわけでございますが。
この薪炭は現在御承知の通り、政府の生産をいたしております薪炭の大部分を占めると言うていいほど最近代燃車の方に使われておりますので、家庭用燃料を薪炭で確保しようとするためには、どうしても代燃車に對する薪炭の供給をある程度抑制しなければ、家庭燃料にまわる薪炭が確保できないような情勢にあります。
○郷野政府委員 お話の通り、燃料と道路の問題につきましては、ただいまの現状ははなはだ自動車輸送の圓滑を阻害しておるような状態でありまして、非常に憂慮しております。