1995-03-28 第132回国会 参議院 外務委員会 第7号
いずれにいたしましても、世界の熱帯林減少の問題の深刻さ、緊急性にかんがみまして、世界の熱帯林保全の達成のため、我が国としても積極的に引き続きITTOに対して協力していく所存でございまして、また二国間ベースの枠組みにおきましてもこの目的のために努力していく所存でございます。
いずれにいたしましても、世界の熱帯林減少の問題の深刻さ、緊急性にかんがみまして、世界の熱帯林保全の達成のため、我が国としても積極的に引き続きITTOに対して協力していく所存でございまして、また二国間ベースの枠組みにおきましてもこの目的のために努力していく所存でございます。
そして、この熱帯林を中南米・カリブ海地域、アフリカ地域、アジア・太平洋地域の三つに分け、三地区それぞれの熱帯林面積と平均の熱帯林減少面積から、減少がこのままの速度で進んだ場合の熱帯林の消失までの年数を単純に計算すると、アジア・太平洋地域が最も早くて八十年、東南アジア大陸部では五十八年、次いで中南米・カリブ海地域が百二十四年、アフリカ地域が百二十九年になる、こういうふうに言われておるわけであります。
ここで討議されます、御指摘のありました地球温暖化の問題、熱帯林減少の問題などいずれも極めて重要な問題でありますが、目下、これらの問題の解決に向かっての条約づくりでありますとか、地球環境保全のための行動計画でありますとか、地球憲章の作成でございますとか、国際的資金メカニズムの確立等について、準備段階でさまざまな国際会議が開かれておるところでございます。
熱帯林の減少の原因は、焼き畑移動耕作の拡大、ちなみにこの点、FAOによりますと、これが熱帯林減少の四九%の原因となっておると指摘されておりますが、このほか地域によって過放牧あるいは薪炭材の過剰採取等が原因と指摘されております。
また、地球環境についてお触れがありましたが、私は、地球の温暖化、オゾン層の破壊、熱帯林減少などの環境問題は、人類の生存基盤にかかわる重大問題であると受けとめ、我が国としては、地球環境保全を国際貢献の重要な柱と位置づげております。 所信表明の中で、地球環境問題は人類の生存基盤に深刻な影響を与えるが、これについてなぜ明らかにしなかったのかとお尋ねでございました。
この問題につきましてはっきりした大きなマクロ的な意味の熱帯林減少の要因とその背景等について、これは農水大臣にお伺いしましょう。
先ほど来御意見ありますように、熱帯林減少の主原因が焼き畑耕作の増大とかあるいは過度の放牧というようなことがございますし、また輸出用材での我が国のシェアが大きなものということでもございませんので、これが直接影響を与えるというふうには考えられない。
さらに、加速度的に深刻となっておる熱帯林減少への対応は重要な課題であります。今後とも、熱帯林の保全、造成に資する二国間協力を実施するとともに、多国間援助については、国際熱帯木材機関の活動を引き続いて支援していく考えでおります。 クリーンなエネルギーの開発普及についてお触れになりましたが、開発途上国においては、今後、経済社会の発展に伴いエネルギー需要の急速な増大が見込まれるところであります。
他方、熱帯林減少の主な原因につきましては、FAO及びUNEPの調査報告ではむしろ焼き畑移動耕作でありますとか、過放牧でありますとか、あるいは移住ということにされておりまして、東南アジアにおける熱帯林減少の主要原因を木材の伐採であると断定することは困難なのではないかと考えている次第でございます。