1988-05-11 第112回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
いたずらに老齢過熟林分だけ育成いたしますとまたデメリットも出てまいりますので、若返らせながら活力ある森林をつくっていく、こういったようなことで進めていくということをサゼストしていこうかというぐあいに思っている次第です。 以上です。
いたずらに老齢過熟林分だけ育成いたしますとまたデメリットも出てまいりますので、若返らせながら活力ある森林をつくっていく、こういったようなことで進めていくということをサゼストしていこうかというぐあいに思っている次第です。 以上です。
しかしながら、先ほど申し上げましたように、国有林の場合、私ども老齢過熟林分と申しておりますけれども、いわゆる天然林で相当年齢のたった森林、こういうものが相当ございまして、現在でもまだ残っておりますが、そういう森林の成長量と申しますのはきわめて少ないわけでございます。したがいまして、その時点におきますそういう森林の成長量を加えました総量で成長量を算出いたしますと、相当少ない量になる。
過熟林分、要するに、別なことばで言えば、植物学では極相といいますね、生態系、生態がずっと最後になった極相、これは放置しておけば必ずこわれるものである。ここに手を加えることによって豊かな山林をつくることができるという言い分が一点ございます。それからいま一つは、先ほどから何度も御指摘されているように、山林労働者の職場を失いたくない。
老齢林、過熟林分は、生長量の計上がございません、実際ないわけですから。その過熟林分を伐採いたしまして、生長の旺盛な人工林に体質改善をしていくという面から見ますと、当然生長力がない木を切るわけですから伐採が生長量を上回るということで、老齢過熟林分を生長旺盛な人工林に切りかえるという過程においては当然そういうことが起こってくるわけであります。
が、この成長量と申しますのは、天然林の過熟林分ではほとんどゼロでございます。計上されるところの成長量はゼロ。それからもう一つは幼齢林、これは十五年ぐらいまでの幼齢林ですが、成長量の計上がございません。これは計測技術上計上いたしておらないわけであります。
特に、里山針葉樹人工林の過伐、短伐期による大面積の皆伐をやめ、奥地老齢過熟林分の積極的な開発を行ない、林業生産面でも国内供給、自給率を高めることが大切であります。
と申しますのは、先先も御承知のように、北海道におきましては、風倒木の整理は一応終わっておるのでありますが、やはり年々過熟林分が非常に多いということからいたしまして、枯損木等の発生というものもある量になっておるわけでございます。
○重政国務大臣 御指摘の通り、国有林は、天然老齢林と申しますか、過熟林分が相当にあると思います。これを人工造林に切りかえていくということは、年々その方針でやっておるわけであります。それにはもちろん林道をつくり、そうして、天然過熟林はこれを研伐をやる、そうしてそこに造林をやっていくということをやらなければならぬわけでありまして、これも一応計画的に進めておるわけであります。
したがいまして、その老齢過熟林分を新しい成長の旺盛な森林にかえていきませんと、伐採量の増加ということも見込めないわけでございますし、また生産力の増強ということもできないわけでございます。
○政府委員(吉村清英君) 老齢過熟林分を伐採をして、現実の林分の成長量以上の伐採をして参りますわけでございますが、この基準はどこまでも将来の保続、生産の保続ということが基準になるわけでございます。したがいまして、将来長い期間におきまして伐採ができないようなことのないような計算をいたしまして、この増伐をいたして参っておるのでございます。