1949-04-13 第5回国会 参議院 建設委員会 第5号
尚荒川に関しましては、特に熊谷附近が弱点でありまして、今年度につきましても熊谷のやや下になります吹上附近の工事を実施いたしまして、これも本格堤防というよりも應急的な方法を加味して工事を実施いたしたいと考えておるのであります。
尚荒川に関しましては、特に熊谷附近が弱点でありまして、今年度につきましても熊谷のやや下になります吹上附近の工事を実施いたしまして、これも本格堤防というよりも應急的な方法を加味して工事を実施いたしたいと考えておるのであります。
○岩沢政府委員 荒川改修は、大正七年から今日までほとんど三十年になんなんとして工事を進めておつたのでありまして、現在荒川本堤の殘つておるところは熊谷附近の一部分であります。しかしなお工事費としては一億數千萬圓を要するのでありますが、なおこの改修に伴いまして、今お話のような田間宮附近のみならず、沿線においてなお殘つておる改修樋管が十數箇所もあるのであります。
一方、十五日午後十時過ぎの荒川の上流熊谷附近の堤防決壊による氾濫は、菖蒲、久喜方面に達しまして、この両者は杉戸附近で合流し、帶状となつて漸次南下いたしまして、現在同縣東南隅に達せんとしている状況であります。そのため、同縣下の約四十箇町村は泥水におおわれているのでありまして、このうち栗橋及び幸手附近の逃げ遅れましたる住民は、附近の高所または堤防上に孤立するに至つたのであります。
一方十五日午後十時過ぎ荒川の上流熊谷附近の堤防決壊による氾濫は菖蒲、久喜方面に至り、この両者は杉戸附近で合流し、帶状となつて漸次南下いたしまして、現在同縣東南隔に達せんとしておる状況でございます。そのため同縣下の約四十ヶ町村は泥水に被われております。この中、栗橋及び幸手附近の逃げ遅れました住民は、附近の高所又は堤防上に孤立するに至つたのであります。
さらに十五日よりこれは前でありますが、午後十時過ぎ荒川の上流の熊谷附近の堤防が決壊いたしまして、そこから氾濫いたしました水が、菖蒲、久喜方面に達しまして、前の栗橋上流から氾濫いたしました利根川の上流の水と杉戸附近で合流いたしまして、漸次南の方に下つておる。そして現在埼玉縣の東南の隅に達しておるというふうな状況であります。