1968-12-18 第60回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第2号
実は、この合併問題では、山本前次官、熊谷私案などといろいろ出まして、公正取引委員長は一向そういうことには圧力は感じないと言ったけれども、客観的に見て、こういうことはあまり政府として、官庁としてやるべきものじゃないと、こう思っているのです。あなたが次官に来られたので、今度そういう動きが出たときは、ひとつこれはあなたも責任の 一半を背負ってもらわなければならぬ。
実は、この合併問題では、山本前次官、熊谷私案などといろいろ出まして、公正取引委員長は一向そういうことには圧力は感じないと言ったけれども、客観的に見て、こういうことはあまり政府として、官庁としてやるべきものじゃないと、こう思っているのです。あなたが次官に来られたので、今度そういう動きが出たときは、ひとつこれはあなたも責任の 一半を背負ってもらわなければならぬ。
熊谷私案というものが出ていたのだけれども、これは、独占禁止法について、いわゆる合併の認可基準の中に、対外情勢ということを加えろということが一つ。もう一つは、宮澤さんと私がここで独禁法のやりとりをしたときに詳細は出ているのですが、合併後に競争制限の弊害が出たら、その場合は資本の再分割ができるように独禁法を改正しろというわけだ。
○国務大臣(椎名悦三郎君) 熊谷私案というものが、実はどうも調べてみると、ないのです。新聞記者に質問を受けて、それでその問答の間にいろいろなことが言われたようでありますが、それを新聞社のほうでどういうふうに解釈するか、これは御自由であります。その結果が新聞にあらわれて熊谷私案として紹介されたのであって、熊谷次官は、決して独禁法を改正しようというような提案をしたわけじゃない。