1986-03-06 第104回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
今ここで新幹線の料金を値下げをしろなんて言ったって、かなり難しいと思うのですが、逆に現在の新幹線料金、例えば熊谷−上野間八百円というものを、これを五百円にして往復千円で行ける、あるいは高崎まで千五、六百円でもって往復ができる、上毛高原まで二千円前後で行ける、こういう話になれば、もっともっと通勤者が乗れる体制になるんじゃないかと思いますね。
今ここで新幹線の料金を値下げをしろなんて言ったって、かなり難しいと思うのですが、逆に現在の新幹線料金、例えば熊谷−上野間八百円というものを、これを五百円にして往復千円で行ける、あるいは高崎まで千五、六百円でもって往復ができる、上毛高原まで二千円前後で行ける、こういう話になれば、もっともっと通勤者が乗れる体制になるんじゃないかと思いますね。
具体的な例を申し上げましたけれども、私も調べてみたんですけれども、熊谷−上野間でも急行、列車が一時間六分かかる、あるいは一時間三分か二分かかる。ところが、各駅で一時間二分、一時間三分で走ることはできるわけですね。こういうのろい急行に乗っけられて、そして急行料金だけちょうだいをするなんていうことは、どう考えたってあこぎなやり方ですよ。
これが熊谷−上野間になると各駅停車よりものろくなる。大宮−上野間になると、これまた各駅停車よりものろくなる。こういう事例があるんですからね。こういう事例がある以上は、これは、たとえば行政不服審査等でもって訴えられた場合に取り上げられるかどうか。その点は運輸省としての見解はどうですか。
準急のほうは所要時間が、たとえば熊谷-上野間に例をとると、一時間二分と一時間三分、急行のほうは一時間九分と一時間七分、よけい銭を取られる急行のほうが、よけい時間がかかっている。たくさん乗ったから銭をよけいもらうというのは私はおかしいと思うんです。急行に関する限りは。こんな面がちょっと拾っただけでもある。
それから本年度着手豫定のものといたしましては、米原大阪間の電化、高崎線の熊谷上野間、この二線がございまするが、これは目下關係方面で資材の審議を受けておりまして、著手をいたしておりません。この四線のうち二線は昨年度からの繼續工事で著手中でありまして、新たなる二線がまだ未著手の状態でございます。