1969-07-03 第61回国会 参議院 社会労働委員会 第29号
それでやはりいまの熟練工があしたの無能工になる、こういう産業技術革新の激しい時代であるが、高等学校多様化の中でミカンの皮むきばかりやらしておるような学科もあるというわけですよね。そのミカンの皮むきをなんで高等学校でやらんならぬかというようなことで、これは社会に出たらミカンの皮むきだけしかやれないような職業人にしかならぬわけです。
それでやはりいまの熟練工があしたの無能工になる、こういう産業技術革新の激しい時代であるが、高等学校多様化の中でミカンの皮むきばかりやらしておるような学科もあるというわけですよね。そのミカンの皮むきをなんで高等学校でやらんならぬかというようなことで、これは社会に出たらミカンの皮むきだけしかやれないような職業人にしかならぬわけです。
○加藤(万)委員 これは、きのうの熟練工がきょうの無能工になると同じように、日々追って迫る技術革新あるいは科学の進歩に追いつく教育、このことは非常に重要だと私は思うのです。たとえば電子工学が原子力の問題に変化をする。
それからいま一つは、きょうの熟練工でもあしたは無能な工員になってしまう、いわゆる無能工ヘの転落を、どのように再訓練をして阻止をするか、ないしは転換をはかるか、この二つの観点があると思う。