2018-05-09 第196回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
日本は無縁社会化し、特に高齢者に冷たい、高齢者がまさに孤独の中で孤立化していると、これからの日本の高齢者への支援の在り方を心配する河合氏。
日本は無縁社会化し、特に高齢者に冷たい、高齢者がまさに孤独の中で孤立化していると、これからの日本の高齢者への支援の在り方を心配する河合氏。
皆様方も御承知のように、二〇一〇年からNHKがかなり意図的に無縁社会ということで孤立問題をテーマにした番組作りをしてきております。 一番最初が、「無縁社会」、行旅死亡人が自治体で把握されているので、全自治体に電話をして葬祭執行したその数を把握しようということで、それをベースにした番組が一〇年の一月三十一日に放映されました。
社会の匿名化といいますか、あるいはまた無縁化といいますか、縁のない社会、無縁社会といいますか、そういう中でよく言われる、災害にかかわる自助、共助、公助ですか、共助の再構築というのが本当に大事なんだな、こう思っております。
つまり、地域に住んでいると定住期間が長いですから、そこで家族とか地域のつながりがあるんだけれども、家族を捨てて、家族というかふるさとを出て、東京で転勤ばかり繰り返す、そして子供も独立していく、このことの繰り返しでは、要するに無縁社会というか、もう個だけになって家族がなくなって、そして、そのために次の世代に対する投資に対して意識が希薄になって、ますます民間に任せていこうという発想になってくると。
お手元の、ちょっと私のレジュメに戻っていただいて、十四ページを見ていただければと思いますが、ファミレス社会から無縁社会へと書きました。このファミレス社会というのは樋口恵子先生の言葉なんですが、ファミリーのない社会、ファミリーの意識が希薄になっている社会ですね。 これ、スウェーデンの中学校の教科書をそのまま(2)のところで引用してあります。
○山口浩志君 今現在、無縁社会ということがすごく問題に取り上げられていると思うんです。
近年の都市化等の進展により、地域での人間関係が希薄になり、大都会では特に無縁社会などと言われるようになって既に久しくなりました。とりわけ、最近高齢者の孤立、孤独死が大きな関心事となっていますが、ある調査によれば、誰にもみとられずに亡くなるお年寄りが今、日本では年間一万五千人を超えると言われています。
私たちの町、都会にありながら地縁がなくて無縁社会になり、それから少子化になり、高齢者社会になっている社会をどう築き上げて再生するかというところを課題にしてまちづくりを行いました。
ところが、社会が孤立化し、無縁社会になって、親族がいないという高齢者の方もいらっしゃるわけであります。ですから、親族後見人という形にならない。専門職の後見人も、扱う事件数も限られているわけであります。 そういう点で、地域が支え合っていくということで、市民の中からしっかり市民後見人というのを育成していくのでないと、なかなか対応できなくなってきている。
もう端的に三世代住宅というのはもう物すごく減少でございますし、皆さん御存じのように、血縁関係が弱くなって、いわゆる無縁社会と言われて家族の間のきずなが弱くなっているというのはもう皆さん御存じのことなわけですね。
地域福祉の課題ということで、現在、虐待、ニート、あるいはDV、孤独死というふうな課題が次から次と出てきておるわけでありますけれども、こうした事態は、行き過ぎた個人主義あるいはきずなの喪失と言われるような状況で、社会的な孤立がその背景となっていると言われておるわけでありまして、無縁社会という言葉でも表現される現代の社会状況に、これまでの既存制度だけでは対応し切れないさまざまな問題が表面化しているということで
武田さんからは、社会保障改革を論じるに当たっては、無縁社会とも表現される現代の社会状況も考慮すべきである旨の意見が述べられました。 松原さんからは、標準的な家族という条件が損なわれた今日、そのような状況に合致した社会保障制度への根本的な改革が必要である旨の意見が述べられました。
無縁社会が言われて久しいですが、仕事がなければ人との縁もなくなってしまう。それは、すなわち何の支援もないことを意味する「無援社会」なのです。 いわゆる先進国は、どの国もかつてのような経済成長が残念ながら今のところ期待できていません。学校を出て、一度面接をして採用されたら最後、年を取るまで辞めさえしなければ会社が、そして職場が生活を面倒見てくれる、そんな時代はもう望むことはできません。
そして、厳しい被災地の中でどうやって持続的に生きていくかということになれば、やはり人と人との関係、人と人との共生といいますか、無縁社会、こういうものがなくなることが強く望まれると思っています。 二〇〇五年から、日本として人口減少しております。身の丈に合った地域、身の丈に合った国家をつくっていかなければならないと、こう思っております。
特に近代化以降、日本が経済大国を目指し、工業化、都市化が進む、これによって家族が崩壊し、コミュニティーが崩壊し、職場の人間関係等も崩壊して、いつの間にか孤立社会、無縁社会になってしまった。これが日本のエネルギーを失わせ、異常な自殺率、異常なうつ病、そういったようにモチベーションをどんどん失わせてしまって、意味を失わせてしまって、日本自体の活力をそぐ一番大きな背景ではなかったか。
豊かになったはずなのに、無縁社会なり、さまざまな不安に満ち満ちているわけであって、介護の問題、年金の問題、あるいは孤独死の問題等々、非常に不安に満ちておりまして、そういったものに対して、あと雇用も含めて、どんな状況でも安全と言える、健康で文化的な生活を送れる最低限のそういったミニマム、セーフティーネットをつくる、これがやはり大きな国民の期待。
で、無縁社会と呼ばれる社会になってしまう。しかし、人間は社会的な生き物なので全く孤立しては生きていけないんですね。そうすると、これからは、私たちは誰もが誰もを知っている社会から誰かが誰かを知っている新しいコミュニティーにつくり変えていかなきゃいけないんではないか。
それを予見していたのかどうか、NHKで「無縁社会」というシリーズで放映がなされました。その中をある程度要約しますと、高層マンションでは、もうひとり暮らしが三割を超えているというようなこと、それから、死後の手続をNPOに委託する、あるいはまた、永代供養をNPOに委託する人たちがふえているというようなことがその放送の中で報じられているわけであります。
民主党の子ども手当のように、ただ有権者におもねるばらまき政策や、親子別姓推進政策のように、無縁社会、家族崩壊をさらに加速させる政策には、自民党は反対をいたします。今の世代さえよければいい、日本だけがよければいいといった考え方を自民党はとりません。それが保守の政治というものだと思います。 さて、今、世界は激動の中にあります。
無縁社会や孤族と言われるように、社会から孤立する人が増えています。これが、病気や貧困、年間三万人を超える自殺の背景にもなっています。私は、内閣発足に当たり、誰一人として排除されない社会の実現を誓いました。既に、パーソナルサポーターの普及や、自殺・うつ対策を強化しています。新しい特命チームでは、改めて孤立の実態と要因を全世代にわたって調査します。
無縁社会や孤族と言われるように、社会から孤立する人がふえています。これが、病気や貧困、年間三万人を超える自殺の背景にもなっています。 私は、内閣発足に当たり、だれ一人として排除されない社会の実現を誓いました。既に、パーソナルサポーターの普及や、自殺、うつ対策を強化しています。新しい特命チームでは、改めて孤立の実態と要因を全世代にわたって調査します。
今年の夏に次々と明るみになりました高齢者の所在不明問題、このことによりまして、地域社会のつながりの希薄化、無縁社会、こういうようなことが今出ておりますけれども、急速な高齢化に制度が追い付いていかないと、こういう面があるわけでございます。この超高齢化社会にふさわしい仕組みを再構築しないといけない、このことがございます。 それで、最初に高齢者の置かれている状況に関しまして報告いただきたいと思います。