2011-11-07 第179回国会 衆議院 本会議 第6号
野田総理が学ばれた松下政経塾の創立者である松下幸之助氏がかつて無税国家論を提唱されましたように、古今東西、為政者の務めは、税の取り立てを可能な限り少なくし、国民の暮らしの安寧を図ることにあります。 このことを野田総理に申し上げ、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣野田佳彦君登壇〕
野田総理が学ばれた松下政経塾の創立者である松下幸之助氏がかつて無税国家論を提唱されましたように、古今東西、為政者の務めは、税の取り立てを可能な限り少なくし、国民の暮らしの安寧を図ることにあります。 このことを野田総理に申し上げ、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣野田佳彦君登壇〕
松下幸之助さんの無税国家論についての御質問をいただきました。 松下さんは、無税国家という大きな理想を掲げられましたが、同時に、国の重要課題の一つである財政危機について真剣に考えておられ、国債残高の増大に歯どめをかける必要性を主張しておられました。
○野田国務大臣 松下さんの無税国家論というのは、まさに壮大な、ある種、私は思想だったと思うんです。それは、切り詰めながら切り詰めながら、無駄をなくしながら、今の世代は我慢して、一定程度のお金を使わずに残していって、積み立てて、積立金がたまったときに、まさにその金利で国を運営していこうという発想です。 これは、ある意味、将来世代よりも自分たちの現役世代が頑張っていこうよということですよね。
この無税国家論というのは、いわゆる長期的な理想を掲げることによって財政に歯どめをきちっとかけるんだということが一つ教訓としてあるでしょうし、また、税金を幾らでもふやせると思えば、これはもう歳出も際限なくふやそうという、そういう膨張圧力が働く。
○勝又委員 私の師でもありますけれども大臣の師でもある松下幸之助さんが、今から三十二年前に無税国家論ということを言っておられます。いわゆる、国の予算も、きちっといいときに積み立てておけば、いつの日かその金利で相当部分の歳出を賄うことができる、簡単に言えばそういう概念であります。
私の師匠さんの、あなたもそうですけれども、松下幸之助さんは無税国家論ということを言っていたわけです。先ほど福田先生がお話しになったように、ダム式経営をやっていけば将来は無税国家になるんじゃないかと。(秋葉委員「結構です」と呼ぶ)いや、これは大事なところなんです。増税こそすべてだという考え方からは距離をとっておきたいと私は思っています。
私は、無税国家論というのを初めて伺いました。まさに二十数年前のあの先見性。そしてまた、独立行政法人あるいは特殊法人の強い見直し論をおっしゃいました。
この野口先生が最後に、なぜ「無税国家論」というものを書き、そしてなぜ望ましいと思うかというところを書いておみえになるところがございまして、興味がございましたので、そこだけちょっと紹介させていただきますと、一つは、節税または脱税のために投入される人的資源が非常に惜しいと書いておる。
こんなことでございますので、「無税国家論」というものがあり得たとした場合、無税でさて財源が何であるか、その辺が私には、論文を読んでおりませんので、坂口博士の論評をむしろお聞きした方がいいかと思います。
実は、新幹線に乗りまして、東京に向かいます車の中で、つれづれなるままにと申しますか、暇に任せまして本を読んでおりましたら、「無税国家論」という論文に突き当たりました。一橋大学の野口先生の書かれたものでございますけれども、おもしろいものですからそれを読んでおりまして、そうしましたら、「無税国家論」というのは理論的には十分に成立をすると自信を持ってお書きになっているわけであります。