1949-08-05 第5回国会 参議院 選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第13号
そういう例からして、この特殊乘車券の定義が北條君の言う通り明らかになつておりませんが、金を出すならば弊害が起きないのですが、それが今南さんが理解されておりまするように、無料乘車券だとこういうことになりますと、丁度前の紙の横流しのようなことが相当起きやせんか、そういうことから考えまして、ここで異議なしで決めるよりももつとこの点は考慮する、そういうことにして進行して頂きたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)
そういう例からして、この特殊乘車券の定義が北條君の言う通り明らかになつておりませんが、金を出すならば弊害が起きないのですが、それが今南さんが理解されておりまするように、無料乘車券だとこういうことになりますと、丁度前の紙の横流しのようなことが相当起きやせんか、そういうことから考えまして、ここで異議なしで決めるよりももつとこの点は考慮する、そういうことにして進行して頂きたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)
それから無料乘車券のことは昨日申し上げたので盡きておると思いますが、これは私は現行の通りでいいと思います。それから燃料などは、どうしても買うことのできない統制品でありますから、当然強度のあつせんをしてもらうことを要求しておきます。
尚又更に選挙運動費の軽減という目的を以ちまして、公営としまして選挙の場合に國有鉄道の無料乘車券を交付する。或いは又用紙や自動車用の燃料の斡旋をするというようなそういうような面を考えておるのであります。
しかしながら一方では鉄道の人たちや、あるいは私ども國会議員は無料乘車券をもらつておる。まず私ども國会議員の場合は別といたしましても、今日発行しておるところの鉄道從業員、さらに鉄道從業員だけでなしに、私どもの朝晩見かける運輸当局の無料乘車券の濫発ぶりには、非常に驚くべきものがあるのであります。これは大体いかなる必要があつて濫発しているのであるか、その点を私どもは聽きたい。