1951-09-06 第11回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第1号
平均毎月々々二割々々を十二カ月買つておればそれは非常に無事泰平であるけれども、これは何の効果も発しない。買う目的を達しない。従つて或るときは買う、或るときは過大に買うということになるが、かかる操作が、五割も六割も買うというようなことが市場を非常に刺戟する。
平均毎月々々二割々々を十二カ月買つておればそれは非常に無事泰平であるけれども、これは何の効果も発しない。買う目的を達しない。従つて或るときは買う、或るときは過大に買うということになるが、かかる操作が、五割も六割も買うというようなことが市場を非常に刺戟する。
また関東大震災直後の東京の復興の姿を見ましても、日本全体は無事泰平であつて、東京だけがあのようなひどいことになつた。その震災復興の事業等を考えてみましても、関東大震災ではなく、全国の災害である戰災を受けた今日でありますから、東京都がその段階にまだ入り得ざるということも、そうせつかちに責め立てるわけにも参らないようにも私は思うのであります。これが一段階であろうと考えるのであります。
これは昨日申しました通り、食糧というものが、無事泰平な世界であつて、国際間に何らの問題も起らぬときには、需給推算も立ちますし、唯々として生産に従事し得られるのでありますが、国際情勢はいつ変化するかわからぬ、そういう場合に処してもまた対策がなければならぬ。しかし今日日本が食糧について完全なる自給力を持つておらない場合においては、そういう大きなことは今日表へ出して言い得られる場合でもありません。