2004-03-23 第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
ということで、その三百九ページの下から三行目にも、「円高阻止がいわば「国論」となる状況のもとで、金融政策によって為替相場水準をコントロールできるという発想に傾きがちであったことに基本的な問題があった。」そして、三百十ページ、一番下でございますが、「政策思想は、早期の利上げに対する有力な反対論として提起された。」。
ということで、その三百九ページの下から三行目にも、「円高阻止がいわば「国論」となる状況のもとで、金融政策によって為替相場水準をコントロールできるという発想に傾きがちであったことに基本的な問題があった。」そして、三百十ページ、一番下でございますが、「政策思想は、早期の利上げに対する有力な反対論として提起された。」。
また、「当面の為替相場水準が各国の経済的諸条件を反映した範囲にある」とする共同声明は、このレンジの水準から為替相場が大きく乖離した場合は協調介入の実施を辞さないということなのか、その内容が不明瞭であります。
ここで初めて為替相場水準について日米の思惑の違いが鮮明になった。つまりこの通貨問題で日本は孤立した局面に立ったのではないかと判断いたします。これは、もし御意見があればお聞かせいただきたいのですが、御答弁いただかなくても結構です。 もう一つは、産業界に言わせれば、今やこの円高は企業努力の限界を超えた、これははっきりしている。
昨年の九月のG5合意におきましても、基本的に為替相場が各国の経済ファンダメンタルズを反映することが望ましいということと、もう一点はやはり、現在の経済状況を見ますとなだらかな秩序あるドル安が望ましいということが合意されたわけでありまして、その後私たちは、もちろんそのときにも特定の為替相場水準を頭に置いたわけではありませんし、現在も特定の相場水準を目標にしておるわけではないわけです。
十分に我が国の経済の基礎的な条件、物価でありますとか国際収支でありますとか、そういう条件、いわゆるファンダメンタルズというものでありますが、これをあらわすような為替相場水準であるべきである、そういうふうに考えているわけでございます。 先般のニューヨークのG5の会議の折にも、特定の相場水準をもってこれをターゲットにする旨の合意ということはなされたわけではございません。
これは具体的な為替相場水準に言及した例でありますけれども、これについて河本大臣並びに経済企画庁長官の御見解、客観的に正常な円の為替レートはどの程度が適当と考えておりますか、お答えをいただきたい。
ただ、ターゲット・ゾーンを採用する上でどういう問題点があるかと申しますと、具体的なゾーンとすべき為替相場水準を確定することが実際問 題むずかしい。結局、ある種の幅のある固定相場という表現もできるわけでございますから、主要国間で合意に達することが現実問題としてむずかしい、それが一つございます。
介入によって為替相場水準をある一定の水準に維持するということは、なかなか困難でございまして、特に市場心理が大きく振れておりますときに、一定水準に、介入によって一定水準を維持するということはなかなかむずかしいことであると思います。 ただ、介入をすることによって当局の意図がそこではっきりする。
とすれば、どの程度の対ドル為替相場水準を想定して安定計画を立てようとするのか、通産大臣の腹づもりを明らかにしてもらいたいのであります。 さらに、輸入規制と併存させるのかどうか、海外諸国との相互依存、協力関係のもとにおける新たな国際貿易秩序が求められておりますが、これとどう関連させるのか、あわせてお聞きをしたいと思います。
そういう点を見ておりますと、何かアメリカがやはりある為替相場水準というものを念頭に置いて相場を誘導していこうという意図を持っているというふうにうかがえますから、その意味ではアメリカは管理という点にある程度ウェートを置いているというふうにもとらえることができると思います。