1964-06-09 第46回国会 衆議院 社会労働委員会 第52号
そこで、労災保険としましては、一応便宜的に健康保険の点数単価制度を基準にしつつ、各地における指定医と労働基準局長との契約によってそれぞれ決定をするという立場をとっているわけでございまして、実情に合わないということでございますれば、是正するにやぶさかでございませんけれども、健康保険における点数単価の問題もございますので、そういった情勢をにらみつつ適正な医療費の支払いは行ないたいというふうに考えている次第
そこで、労災保険としましては、一応便宜的に健康保険の点数単価制度を基準にしつつ、各地における指定医と労働基準局長との契約によってそれぞれ決定をするという立場をとっているわけでございまして、実情に合わないということでございますれば、是正するにやぶさかでございませんけれども、健康保険における点数単価の問題もございますので、そういった情勢をにらみつつ適正な医療費の支払いは行ないたいというふうに考えている次第
点数単価制度というものを作って医療費は限定したわけです。そして限定した医療費の中で、施設と人員との整備については国が責任を持たなかったわけです。全部その限定された医療費のワクの中でおやりなさい、こういうことになったわけです。従ってそこにおいては労務管理というものは非常に無理にならざるを得ない。ここに労務管理が大きな破綻を来たしてきたという、こういう状態がいわば出てきておるのです。
それから支払い制度の問題でございますが、これは支払い制度ということになりますと、現行の点数単価制度、これが大体社会医療には全般的に採用されているわけでございますが、この点数単価制度につきましてもいろいろ論議のあるところでございまして、これを根本的に研究して参るということは必要であろうかと存じますけれども、しかしこれを根本的に変えるような制度ということになりますと、なかなか問題も多うございますので、点数単価制度
現在の点数単価制度には長所もありまするし、欠点もありまするが、今日まで長らく使用して参ったのでございまするが、しかしながら医療保障制度全般とにらみ合せまして、やはりこの制度におきましても現状でよろしいかどうかということの根本的検討をする必要があると私どもは考えております。
○説明員(久下勝次君) お話の問題は或いは御質問と少し外れるかも知れませんが、私は現在の社会保険の診療報酬の点数単価制度それ自身が国に依存をするような建前になつておつて、医者の技術というものだけを考えた建前をとつておりませんという意味合いにおきまして、従来から御批判のありますように社会保険診療報酬の建方を変えなければなるまいということを私どもは考えておる次第であります。
さらにさかのぼつて点数単価制度そのものに対する批判もあるわけでございまして、こういうようなからみ合つた問題が非常に広汎になつて参りますので、単価問題というものは一口にはそう申しますが、これは広く社会保険診療報酬の問題として考えます場合には、今大ざつぱに申し上げたような面から十分検討を要するものと思う次第であります。
そういうことによりまして、今日の点数単価制度の欠点を除き、本当に保険診療が、お医者さんも満足な、患者さんにとつても満足のできるような運営のできるようにするのが理想でございますので、そういう線に行きますために今の点数単価制度は私どもは完全な方法ではないと思つておるのでございます。臨時医療保険審議会というものでも、この点がやはり今話題に上つておるところでございます。
現在の点数単価制度におきまして、医者の生計費というものをCPSの二割増しというような形で見ておりますと、結局その生計費が安くかかるか、高くかかるかというようなことは、やはり一つの地域差を設けるりつぱな理由になり得るのじや告ないかというふうに思います。