1997-04-16 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第17号
点数出来高払い方式のもとでは、医療費は青天井に膨らんでいくわけで、薬漬け、検査漬け、社会的入院や不当な薬価差益の問題をこれは構造的に生み出しているのではないかというふうに私どもは考えます。これを見直し、この際、包括払い方式を積極的に導入すべきではないかという点について、小泉大臣の御決意を聞きたい。
点数出来高払い方式のもとでは、医療費は青天井に膨らんでいくわけで、薬漬け、検査漬け、社会的入院や不当な薬価差益の問題をこれは構造的に生み出しているのではないかというふうに私どもは考えます。これを見直し、この際、包括払い方式を積極的に導入すべきではないかという点について、小泉大臣の御決意を聞きたい。
例えば、欠陥の多い点数出来高払い方式を補強する制度として、家庭医制度、すなわち、家庭医を希望する医師の中から一人を選び、その医師に家族全員の健康管理を引き受けてもらう制度を創設し、家庭医に対しては、担当する世帯員数に応じ年間委託料を交付するようにすべきではないかと考えるのであります。
○安恒良一君 そこで、この中にも家庭医の機能充実とか、それからまた家庭医懇談会から今後の家庭医制度を考える、いろいろ出ていますが、私は家庭医制度を考えていくとき、今の点数出来高払いシステムを前提にするわけにはいかないと思いますが、この点はどうしますか。
その一つは、このように膨大な事務量を伴う点数出来高払い方式を改めて、もっと簡便な方式に転換することが検討できるのではないか。 それから、二つ目としては、とりあえず、点数出来高払い方式のもとでコンピューターによるレセプト処理を行うことなど改善ができるのではないかと思いますけれども、それぞれについて状況はどうなっておりますでしょうか。
私は、今の診療報酬、点数出来高払い制度を直ちにやめろと言っているんじゃありません。それはそれとして、この方針にも善いてあるように、悪いところを直すということですから。そのほかに例えばいわゆる人頭払い、登録医制ですね、家庭医すなわちきょう丸谷さんもやりましたし、同僚議員からもやりましたように、予防に力を入れる。ところが、予防に力を入れても、今の現行点数出来高払いではお金にならないんですよ。
現行の点数出来高払い方式の改革、薬剤や高度医療機器の公的コントロール、医療内容のチェックシステム等の工夫の要る方法については手を抜いて、本人負担導入という最も安易な手段を採用した本改正案は、ただひたすらに社会的弱者切り捨ての政策であって、到底国民の納得を得られるものではないのであります。この点からも本改正案は断じて賛成できないことを申し上げておきます。
点数出来高払い方式の改革、薬剤や高度医療機器の公的コントロール、医療内容のチェックシステムなど、工夫の要る方法については手を抜いて、最も安易な手段に訴えた政府案は、ただひたすら社会的弱者切り捨ての政策であって、到底国民の納得を得られるものではありません。自民党提案の修正案にしても、このような本質は何ら変わっていません。
例えば点数・出来高払い方式の改革、あるいは薬剤、高度医療機器の公的なコントロール、医療内容のチェックシステムなど考えられるのじゃないかという点で、どうも安易に財政上の問題によってのみ、と言えば失礼ですけれども、その問題が余りにも前面に出されているが、制度をいじらないで財政を生み出す、そういうことは考えられなかったのかどうかについてお尋ねします。
そしてまた、信頼関係という形で言えば、点数出来高払い方式というのは、医者と患者の信頼関係をつくっていくものかというと、大変私は疑問に思います。 行政としては、そういう医療現場の当事者たちに対して敵対的に臨むというのはやめていただきたい。
○副島公述人 私は医者ではありませんから、現実に点数出来高払い方式というもので患者さんと結びついているお医者さんの気持ちとかいうものは本当にわからないのですけれども、先ほど言いましたように、トラブルなり社会的な問題を抱えて私の前に登場してくる市民の方と、病という形でお医者さんの前に登場してくる患者さんとは、同じように信頼関係、その人のために治療をやってあげる、私らが法律的な形で問題を解決しようと試みて
診療報酬のこの問題でございますけれども、先ほどから議論にもなっております現行点数出来高払い方式、これについての小山先生の御意見も伺っておきたいんです。 それから最近の雑誌の中で、一部に、中医協は診療報酬体系の改革についての議論はするけれども、出来高払い制度そのものの改革にかかわる支払い体系の検討はしないというような意見を拝見しました。
すなわち、どちらかと言えば急性疾患に適した現行の点数出来高払い制度を改め、日常的な健康管理や慢性疾患に対する生活指導の評価を基本とした登録人頭払い、または総額請負方式を採用することであります。その第二には、生活療法を支える医学教育の改善、再教育、再研修の充実であります。
つまり主治医制度の確立、生活指導料の新設、点数出来高払い方式の改定などがまことに急務であり、それが新制度発足の前提条件なのであります。
こうした中で、現行の点数出来高払い制度のままでは、大臣はしきりにこの法案を早く成立をというようなお話ですが、この法案が実行に移されるならば、高齢化社会の到来や新しい保健事業の実施とも相まって、老人医療費というものは歯どめを失うんじゃないかというふうに心配をされる。さらに医療費問題は果てしないぬかるみ、泥沼化することは不可避である。
そのためには、医療費の増大、不正医療といったような医療の荒廃を生む原因となっている点数出来高払い制度、この是正がどうしてもまず必要だと思うんです。現行の出来高払い制度は、お医者さんの努力や労働に報酬が比例する点など長所として考えられる点もあると思うんです。反面、短所も数多くあるのではないか、こういうふうに思うんです。
私は、国民の負担増を考えるよりも、先ほども申し上げました点数出来高払い方式の改革、それから医療資源の有効活用、さらには予防、それから生活療法、これらの確立など、国民医療費の肥大化に対する有効な施策を講ずるのが私は本筋だと思うんです。こういう認識についてどういうふうな認識を持っておられますか、大臣にもひとつお聞かせをいただきたいと思うんです。
特に、現行の点数出来高払い制度をどのように見直すのか、この点は大蔵大臣からも答弁をいただきたいと存じます。 次に、社会保障と関連して、産業用ロボットの導入が雇用にどのような影響を与えるかについて、政府の見解をお尋ねしたいと思います。 わが国のロボット設置台数はすでに七万七千台以上にも達し、世界の産業ロボットのうち、実に八〇%を保有していると言われています。
臨調は、点数出来高払いあるいは乱診乱療をどうするかということをその答申の中でうたっておりますが、しかし、いま出されております法案によりますと、どうもその影が薄れております。当初は、老人保健審議会、これに諮るという新設の機構がございましたが、いつの間にか中医協にその場が移されてしまいました。
すでに御承知のように、中医協は、点数出来高払い方式という現行の枠組みの中で、単にその点数を調整し、改正することを主要な役割りとしてきたという経過があるのでありまして、実は、政府もそのことがわかっているからこそ、今回の老人保健制度に適用すべき新たな支払い方式については、老人保健審議会の検討にゆだねようとしたと思うのであります。
○佐藤(誼)委員 それじゃ次に、支払い方式について村田先生にお願いしたいのですが、先生は先ほど実際医療を担当される先生として、支払い方式が二つになると困る、そういう趣旨のことも言われたわけですが、御案内のとおり、これがすべての原因ではありませんけれども、この現行の点数出来高払い方式が今日の総医療費のたれ流しといいますか保険財政のたれ流しというか、それから一方においては医療の荒廃という大きな原因をつくっておることは
○佐藤(誼)委員 一言だけ言いますが、では現行の点数出来高払い制度は検討の余地なしと、現行のままでいいんだ、こういうことですか。
○大和田政府委員 この問題につきましては種々検討いたしておるところでございますが、結論的に申しますと幾つか支払い制度があるわけで、現行の点数出来高払い制度とか件数払い制度、あるいは先ほどおっしゃいました総額請負制であるとか登録人頭払い制といったようなものがあるわけでございますけれども、それぞれ長所、短所が実はございます。
御承知のように、わが党は、医療制度改革のため、すでに地方自治体による医療法人の監査、点数出来高払い制度を改めるホームドクター制、薬価の引き下げなど、具体的な提案をいたしております。これによって不当に高い薬価を実勢価格にまで引き下げ、薬づけ、検査づけの医療をなくし、差額ベッドや付き添い費負担の問題を解決していくことが必要であると考えるのでありますが、総理の詳細な御見解をいただきたいと思います。
一方、わが国においては、すでに指摘をいたしましたように、点数出来高払い制度を温存しているばかりでなく、医療法は、医師が診療所を開設するときには都道府県への届け出だけでよいとし、許可制の病院についても、その構造、設備及び人員が要件を満たしておれば「許可を与えなければならない。」としております。
医療費抑制のため、点数出来高払い方式を改めてはどうかとのことでありましたが、これはなかなかむずかしい問題であります。しかし、現行制度のもとにおいて医療費の効率的使用が図られるよう、諸般の対策を推進するようにいたしたいと思います。 また、自由開業医の制度を改めることは、国民医療の根幹に触れることでもありますので、これを改める考えは現在のところございません。