1985-05-30 第102回国会 参議院 法務委員会 第14号
主なものとして昭電事件と炭管事件と造船事件、この三つにつきましてとりあえず調査したところでございます。 昭電事件についてまず申し上げますと、被告人は三十七名でございますが、そのうち無罪が十一名となっております。これは一審、二審を通じまして最終的に確定した無罪でございます。それから炭管事件、これが被告人が十二名でございますが、そのうち無罪は五名でございます。
主なものとして昭電事件と炭管事件と造船事件、この三つにつきましてとりあえず調査したところでございます。 昭電事件についてまず申し上げますと、被告人は三十七名でございますが、そのうち無罪が十一名となっております。これは一審、二審を通じまして最終的に確定した無罪でございます。それから炭管事件、これが被告人が十二名でございますが、そのうち無罪は五名でございます。
○原田立君 この今回の事件は、過去の炭管事件あるいは昭電事件、造船汚職、武鉄汚職、日通事件、ロッキード事件、こういうふうなものが過去にあった事件でありますけれども、KDDの疑惑はそれに匹敵するほどの大きな問題であると思うんです。
吉田内閣当時の二十三年十二月には炭管事件がありました。同じく、二十九年の一月には造船疑獄事件がありました。岸内閣当時には、三十二年十月に売春汚職事件がありました。池田内閣時代には、三十六年の九月に武鉄汚職事件がありました。佐藤内閣時代には、四十二年二月、共和製糖事件。また、四十二年の八月には大阪タクシー事件。そして四十三年二月、日通事件と続いております。
思い返せば、炭鉱国家管理の法案にからんで、時の自由党田中万逸氏が炭管事件で疑獄を生じたことは、これは総理も御承知の通りである。今回の造船疑獄もまた国の基幹産業である。私は自由党が起している疑獄というのは、これらの基幹産業にいつも関係があるという点をまず第一にあげなくちやならぬ。
しこうして、国民は、かつて炭鉱国家管理、いわゆる炭管事件において、政党の不潔きわまる醜行を見せられのであるが、今次この立法にはそのような醜類が介在するようなことがありはしないかなどという質問もなお進展中であつたのであります。その他、このスト禁止法案に対する疑義、疑点は、その内容にわたつて、はてしなく進展中でありました。
しかるところ、一箇月足らずで、今回唐突としてここにストを禁止するという法令が出て来たのでございますが、私どもはこういう推移の裏には、かつて炭管事件におきまして、一部議員と業者との間にあの醜類が伏在して、数億にわたる贈収賄が行われて、あの炭管が葬り去られたということを、私は記憶に新たにいたしております。
もし自由党が炭管事件、あるいは昭電事件のごときにひつかかつて、まだそういうものがわが党の上層部に存在しておつて、政治の明朗を欠くならば、私は佐倉宗吾となつて、当時の民主自由党を粛正するでありましようということを公約して出て来ているのであります。かようなことを、過ぐる三月二十五日自由党の代議士会で私は爆弾を投げた。そうしてごの党の首脳部のスキャンダルを代議士会に訴えた。
ところが、この宇田川事務官がその事件の処理をまだ済ませないうちに、何の事件でありましたか、炭鉱國管でありますか、宇田川事務官というのは主計大尉でありますので、非常に経理に明るいというので、炭管事件の捜査にひつぱり出されました。そして相当行つておりました。そんな関係で、その事件は宇田川事務官手持ちのままで事件の処理が遅れておつたわけであります。
しかるところ、一部の新聞紙上では、私のことについて、何か炭管事件に関係があるかのごとき報道をせられたのでありますが、私に関する限り、かかる容疑事実などは断じてありません。(拍手)ここに機会を與えられたことを幸いとして、以上の通り弁明をいたしておきます。(拍手) ————◇—————