1981-05-14 第94回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第8号
ただ、炭質的な問題がいろいろ絡んでまいりまして、最終的には良質のコークスをつくるためにどういう炭種、銘柄をブレンドしていくか、まぜるかということが一番の問題でございまして、いまでは百ぐらいの銘柄を輸入しておりますが、これを、それぞれの各社のノーハウもございますが、最も適した方法でまぜる、それに必要なソースから輸入する、こういう体制でございますから、一国にしぼるというわけにはまいりませんので、やはり多角的
ただ、炭質的な問題がいろいろ絡んでまいりまして、最終的には良質のコークスをつくるためにどういう炭種、銘柄をブレンドしていくか、まぜるかということが一番の問題でございまして、いまでは百ぐらいの銘柄を輸入しておりますが、これを、それぞれの各社のノーハウもございますが、最も適した方法でまぜる、それに必要なソースから輸入する、こういう体制でございますから、一国にしぼるというわけにはまいりませんので、やはり多角的
あるいは共同販売というようなことにまで進むということを考えますと、どうしても困難だといわれている炭種銘柄の整理といいますか単純化、こういう方向にも意を用いてもらいたい。こういうふうに考えております。これをつけ加えさしていただきます。
残っております問題で非常に困難な問題は、いわゆる炭種、銘柄を簡素化するというか、あるいは統一の問題であります。この問題は、政府側ばかりではなかなかできることでもございませんし、十分関係業界の協力を得ることが必要だと思います。しかし、これをいつまでもほっておくわけに参らないと思います。今後そういう方面にも研究を進めて参りたい、かように考えております。
○阿部竹松君 通産大臣から不思議な話を承るわけですが、炭種、銘柄が流通機構の簡素化なり一元化なりにじゃまになるということですね、こういうわけですか、つまり三百トンや四百トンの石炭を掘る山は、これは銘柄なんか持っておりませんよ。
もう一つ問題は、いわゆる炭種、銘柄というものが、今のように多数であると、これが非常に石炭取引をしてむずかしいものにしている。輸送の面でも、炭種、銘柄が多いということが非常な苦痛だと思います。一つの船に積むにしても、それを全部、炭種、銘柄で区分けをしなければならない、こういうところにむだがあると思うのであります。