1949-08-10 第5回国会 衆議院 商工委員会 第28号
この配炭公團廃止に伴うて資金の問題、販賣の問題、炭價問題、その他の問題で今つぶれる。じきにつぶれてしまう。何らかの方法をとつて二年、三年先の解決策を考えるというが、そんなことをしているうちにつぶれてしまう。これはまつたくの言いまわしであつて、政府においては中小炭鉱に対して、何らの対策のないということをほかの言葉で明らかに答弁されたと思いますので、この答弁は明快であると私は言わざるを得ない。
この配炭公團廃止に伴うて資金の問題、販賣の問題、炭價問題、その他の問題で今つぶれる。じきにつぶれてしまう。何らかの方法をとつて二年、三年先の解決策を考えるというが、そんなことをしているうちにつぶれてしまう。これはまつたくの言いまわしであつて、政府においては中小炭鉱に対して、何らの対策のないということをほかの言葉で明らかに答弁されたと思いますので、この答弁は明快であると私は言わざるを得ない。
実は昨年の十月ごろからこの炭價問題で、協会といたしましても非常に苦慮して参つたのであります。私も北海道から出ている協会の評議員といたしまいして、炭價を何とかしなければいけないのだということは中小、大手とも共通の悩みであつたのであります。ということは、現在の配分された炭價で大手も中小もその中のほんとうの一分か二分のわずかの数鉱山はペーするが、あとの鉱山は赤字である。
○堀口参考人 私は國鉄の石炭の購入事務に携わつている者でございますが、現在の國鉄用炭の実情とその戰前との比較、それから炭價問題を中心としまして私の希望したいこと、これを簡單に申し上げたいと思います。まず鉄道の事業の中で最近は石炭費の割合が非常に大きくなつて来ているという事実を、数字で申し上げたいと思います。
私は全国炭鉱管理委員会の炭鉱側の幹事として、また炭價專門委員といたしまして、昨年の夏以來この炭價問題について、組合側としておもに担当して参つたつもりであります。
正直のところ見通しがつかないのでありますが、それには、やはり先程村木さんからもお話がありましたように、経理上の不合理な点というものを直すことが一番だというふうに考えまして、やはり炭價問題、資金問題を中心にして、合理化をやりつつ四千二百万トンを達成するという建前で努力いたしているわけであります。
一方、九州方面の炭鉱業者は、かかる運動もなお手ぬるしとして、九州方面炭鉱業者より、同年六月分出炭量一トン当り十円の割合による運動費を賦課徴收し、さらに前月分出炭量に対するトン当り二円の割合によつて徴收した炭價問題の経費三十六万円をこの運動資金に繰入れ、合計一千万円以上を集めて特異の反対運動を展開したのであります。
○俵田證人 それははつきりこれだけが國管の反対運動だ、これだけが炭價問題だというふうには区別がつきかねるのでございますけれども……。
ただ御承知の通り、宇部地区ではちようどそのときに國管反対問題もありましたが、それ以上に業者が関心をもつておつたことは炭價問題で、これがむしろ宇部の方では國管問題というよりは炭價問題に重大関心をもつておつたわけなんです。
この管理委員会におきまして、炭價問題のごときは、当然能率発揮のことと連関して論議され、そうしてそこで立てられました意見というものが、勿論綜合的な物價対策との連関において、政府は御決定になるでしようが、相当重要視されるということになりますならば、炭價問題の解決のごときは、非常によい効果を齎らすのではないかと思います。
最近この炭價問題にも關連いたしまして、物價廳が主體になりまして、全國地區に亙りまして、現在經理監査を實施中であります。それから北海道につきましては、技術班を編成いたしまして、これらの資材その他がどういうふうに使われておるかというようなことにつきましても、實地調査實施中でございます。
これと併行いたしまして、ここにも載つておりますような選炭機、これは從來炭價問題とかいろいろな關係から、選炭するよりも選炭しないで出した方がいいということで、結局品位が相當低下されて、選炭機はあつても寝たままになつていたような山が相當あつたわけでありまするが、これにつきましても、炭價政策の是正、あるいは品位を向上したものに對しては、それだけよけいにその報奨なりあるいは手取が出るというやり方をとりますと