1980-11-19 第93回国会 衆議院 建設委員会 第7号
もちろん岩手県も御一緒に協議したわけでございますが、そこの場ではなかなか結論が出ませんで、とりあえず緊急措置として、建設省におきましてそれまで行われておりました炭カル投入による中和作業、これを暫定措置として続けようということになりまして、財政当局の方にもそういう御了解をいただきまして、関係省庁との了解のもとに、暫定措置として建設省はその中和作業を続けたわけでございます。
もちろん岩手県も御一緒に協議したわけでございますが、そこの場ではなかなか結論が出ませんで、とりあえず緊急措置として、建設省におきましてそれまで行われておりました炭カル投入による中和作業、これを暫定措置として続けようということになりまして、財政当局の方にもそういう御了解をいただきまして、関係省庁との了解のもとに、暫定措置として建設省はその中和作業を続けたわけでございます。
しかしながら、昭和五十一年度から現在行われておりますいわゆる炭カル投入事業に係ります県負担額につきまして、地方債、その充当率は現在九五%でございますが、地方債の対象といたしまして、そしてまたその元利償還金の相当部分につきまして交付税の基準財政需要額に算入しておるところでございます。
渋民の北上をあのように真っ黄色にしている原因が現在の炭カル投入による中和方式であるということは、決算委員会も調査に参りましてよくわかりました。その点で、この鉄バクテリア方式というのが、一つは着色に対する対策にもなるし、あわせて砒素対策に非常に有効だということが述べられているわけですが、「実用性に確信が得られた。」
これまでのランニングコストだけ、炭カル投入だけでもすでに三年間近くで十三億四千万、その半分が地方自治体負担になっているわけです。こういった負担を地方自治体でいつまでも続けられるかどうか。今後見込まれる事業費も相当あるわけですね。
それから、あの現在の炭カル投入、中和槽、これのランニングコストも相当自治体負担でかかっている、こう聞いているのですが、この辺で、いままでどれぐらいかかったのか、それから、これからの事業遂行上自治体負担がどれぐらいかかるのか、この見通しをひとつ聞かしてもらいたいと思います。
坑内水を鉱害防除事業の対象になぜ入れなかったのかという御指摘でございますが、坑口を密閉することによって坑内水の排出は防げるという専門家の判断が一つと、それからもう一つは財政当局の判断で、炭カル投入によります中和というものは、ただいま先生御指摘のとおりでございまして、未来永劫に続く、そういうものを国の負担にすべきでない、一回限りの工事によって処理、あと始末をつけるべきだというふうな、二つの考え方が根拠
それから炭カル投入その他の中和処理場の新設関係でございますが、これは建設省のほうの直轄河川維持修繕費または直轄河川環境整備事業というものでやっておると思うのでありまして、現在炭カル投入の中和処理対策につきましては、毎年約二億八千万程度の事業費でもって継続いたしております。
そういうような関係から、この松尾鉱山の鉱毒問題につきましても河川管理者として、暫定的な措置として炭カル投入を四十七年五月から引き続きましてやっておるわけでございます。これといたしましては、下流の四十四田ダムの地点におきましてPHが四になるような炭カル量をいままで注入してきたわけでございます。
○岡安政府委員 北上川の問題についてお答えいたしますが、先生おっしゃるとおり、現在PH調整のために国と県で炭カル投入をやっておりますが、これは現在四十四田ダムの環境その他の保全ということが目的で、暫定的な対策を講じておるわけでございます。
いろいろな、根本的に松尾鉱山の廃水に対する処置というものを検討していただいておるわけでございますが、その対策ができるまでの間は建設省のほうで先ほど申し上げました炭カル投入ということで上流からの水質の悪くならないようにという操作をいたしておりまして、松尾鉱山では大体四に維持できております。
松尾鉱山の排水につきましては、ことしの五月から建設省で、従来の松尾鉱山がやっておりました炭カル投入を肩がわりをいたしまして続けております。当初は百五十トン投入しておりましたが、その後松尾鉱山の中でも落盤事故等がございまして濃度がふえましたので、現在ではその約倍余りの三百三十トンを投入いたしております。
それでは、こういう非常に抜本的じゃない対策で残念なのですが、炭カル投入はどこが、何省がこれをおやりになるのですか。
○岡崎説明員 あの区間は直轄管理区間でございませんので、大臣の管理区間に指定いたしまして、建設省の直轄河川の維持修繕費で炭カル投入をやる予定になっております。
○岡崎説明員 ただいまお話しの抜本的な対策ができるまでの間、建設省で、従来会社でやっておりました炭カル投入を継続してやる予定になっております。
たとえば坑廃水の問題一つを取り上げましても、シックナー、沈でん池、炭カル投入設備が五百万から二千万くらい軽くかかるわけです、一つの設備に。中小企業金融公庫の戸をたたく。ところが、このワクや、総額的にも個々別な貸し金総額でも非常に窮屈なものです。まして中小企業というワクですから、その鉱山というのは大体千人前後、五、六百人以上、それで中小企業金融公庫の門をたたいてもそれは開かない。