2021-03-17 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
このために、森林法に基づきまして、今お話のありました保安林につきましては、指定目的に沿った指定施業要件を定め、さらに、その保安林を含む森林全体につきましては、森林計画体系の中で、山地災害防止機能の発揮など、森林が求められている機能に応じてゾーニングを行うとともに、尾根筋や谷筋に保護樹帯を設けるなど、伐採方法等の規範を定めております。
このために、森林法に基づきまして、今お話のありました保安林につきましては、指定目的に沿った指定施業要件を定め、さらに、その保安林を含む森林全体につきましては、森林計画体系の中で、山地災害防止機能の発揮など、森林が求められている機能に応じてゾーニングを行うとともに、尾根筋や谷筋に保護樹帯を設けるなど、伐採方法等の規範を定めております。
このため、森林法に基づき市町村が策定する市町村森林整備計画において、森林が求められる機能に応じたゾーニングを行っており、例えば、傾斜が急なところなどには山地災害防止機能の発揮が求められており、長伐期の施業であるとか複層林といった施業を進めているところでございます。
採算が合わない皆伐を進めれば山はどうなるのかということですけれども、近年、台風や豪雨災害、地震などの自然災害が多発する中で、森林が有する土砂災害防止機能あるいは洪水を緩和する水源涵養機能が損なわれています。二〇一一年の紀伊半島の豪雨、二〇一七年の九州北部豪雨、二〇一六年の台風十号では岩手県の岩泉町の水害でも多くの崩壊が起こりました。中下流域に甚大な被害をもたらしています。
また、土砂の流出や山腹の崩壊を防止する山地災害防止機能、国土保全につながる機能でございます。さらには、大気中の二酸化炭素を吸収し、炭素を固定する地球環境保全機能、さらには自然との触れ合いの場を提供する保健、レクリエーション機能、こういった公益的機能を有しております。こういった公益的機能に加えまして、木材の生産等の経済的な機能、合わせまして多面的機能というふうに呼ばれているところでございます。
しかし、原発事故により、森林も被害を受け、間伐等の森林整備も停滞し、森林の多面的機能が十分発揮されなくなり、水源涵養機能や土砂災害防止機能等が低下することが懸念されております。このため、福島県は、間伐などの森林整備と放射性物質対策を一体的に行う、ふくしま森林再生事業を二〇一三年度から実施しております。
総務委員会的には災害防止機能ということの方が重要なのかもしれませんけれども、私は、かつて外務省で、COP15のときにカンクンでずっと交渉に当たったという経験もありますので、気候変動の観点から話をさせていただければと思います。
私は、国民が森林に対して災害防止機能ですとか、あるいは温暖化防止だとか、いろんな期待を持っているということであれば、国税の一%をここに回すことはどうなんだろうという、そこの国民的議論をする方が先ではないだろうかと。
国土の三分の二を森林が占める我が国において、森林は、水源涵養機能、山地災害防止機能や土壌保全機能、木材等の林産物生産機能のほか、地球温暖化の抑制等、多岐にわたっており、重要な役割を果たしております。 我が国では、戦中戦後に起こった過度な森林伐採への対策として、拡大造林が公共事業として展開されました。
これでは、森林が持つ生物多様性の保全や水源涵養、災害防止機能やCO2の吸収、固定など多面的で公益的な機能の発揮、中山間地の雇用を保障し地域の活性化につながる林業の再生はできません。 本法案は、植林後五十年余りを経過した森林の主伐を所有者の責務とし、主伐を行わない所有者は経営意欲がなく責務を果たせないと決めつけ、経営管理の権利を奪い取って市町村に集積するものです。
森林は、地球温暖化防止機能、土砂災害防止機能、土壌保全機能、水源の涵養機能など多面な機能を有し、国民生活に恩恵をもたらしておりますが、しかし、その一方での課題もございます。 我が国の森林面積は国土面積の三分の二に当たる二千五百万ヘクタールであり、うち六九%が民有林となっております。
森林は、地球温暖化防止機能、土砂災害防止機能、水源涵養機能などの公益性があり、国民一人一人に恩恵をもたらしています。我が国の森林面積は国土面積の約三分の二に当たり、約二千五百万ヘクタールございます。森林整備の課題として、山村地域では人口減少が進み、林業従事者が不足しております。山林を相続しても登記しないことから、所有者不明の山林も多くなっております。
一般に、森林は山地災害防止機能を有しておりますけれども、今回のような相当量の降雨があった場合には、その機能によって山腹崩壊を完全に防ぐことは困難ということでございます。
この調査結果から、今回の災害は、記録的な豪雨による特定の箇所に集中した雨水が要因となり、森林の有する山地災害防止機能の限界を超えてしまったと、限界を超えて山腹崩壊等が発生したものであり、雨水及び地形、地質による要因が大きいものと推察されます。
○吉川沙織君 今、両方の側面それぞれ触れていただきましたけれども、森林の有する多面的機能の中には土砂災害防止機能、これ日本学術会議の答申でも触れられていますので、いろんな側面から国民の生命、財産、身体を守るための取組をしていただければと思います。 ありがとうございました。
地球温暖化の緩和、CO2吸収で約一兆二千四百億、土砂災害防止機能、表面侵食防止で約二十八兆二千六百億、水源涵養機能、洪水緩和で約六兆四千七百億、水資源貯留で約八兆七千四百億など、一定の仮定の範囲においての数字で一例を挙げたにすぎないと説明書きが付されておりました。しかし、膨大な費用がかかることは認識できます。
森林の有する土砂災害防止機能等を発揮させるための森林の適切な整備と、また森林の保全に必要な施設の設置等ということを積極的に図るということとともに、また災害に強い森林づくりということにも一層の意を用いてまいりたいというふうに考えてございます。
このうちの森林関係の被害というのをちょっと見てみますと、飛砂、風害、潮害の防備等の災害防止機能を有しております海岸部の保安林、これが一番壊滅的な打撃を受けております。相当広範囲で被害が生じているんじゃないかと思っております。こうした海岸部の保安林につきましては、可能な限り被害状況を早急に把握いたしまして、これの復旧復興に全力を傾注してまいりたいと思っております。
八月三十日、庄原市役所において、有岡広島県副知事及び滝口庄原市長から広島県内及び庄原市内の被災状況を、福田国土交通省中国地方整備局長から庄原市におけるTEC—FORCEの活動状況をそれぞれ聴取した後、森林の土砂災害防止機能、土砂災害警戒区域等の指定の有無が警戒避難行動に与えた影響などについて質疑をいたしました。
議員が御指摘をいただきました学術会議などのいろいろな指摘がございますし、あるいはまた、学術会議の中の多面的機能という評価がございますが、総額で七十兆円というふうに言われてございますけれども、土砂の災害防止機能は約三十七兆円だというふうに言われてございますので、そうした適正に管理されている人工林、まあ、天然林が一番すぐれているとしても、人工林でも適切に間伐などで管理されていればほとんど変わりがないという
○中須政府参考人 御指摘のとおり、公益的機能別施業森林区域ということで、基本的には、今私ども、機能別の施業区域という意味では、水源涵養機能あるいは山地災害防止機能の維持増進を重視する一つの区域、これは仮に水土保全林、こういうふうに名前をつけているわけでありますが、そういうようなゾーンと、もう一つは、生活環境保全機能あるいは保健文化機能の維持増進を重視するいわゆる森林と人との共生林、こういう二つの区域