1950-09-12 第8回国会 衆議院 地方行政委員会 第19号
なお地方行政調査会等におきましても、災害特別会計を設置する要望をなされたようであります。私どもは一日も早くこの方式が実施せられることが必要だと考えておるのであります。
なお地方行政調査会等におきましても、災害特別会計を設置する要望をなされたようであります。私どもは一日も早くこの方式が実施せられることが必要だと考えておるのであります。
しかし形からいいますと、災害に関する特別の支出というのは、ないのが実は理想でありまして、一般の基本的な施策でもつて災害のないことが理想でありますから、過渡的にはそういうことを考えましても、本格的な公共土木事業を起して、災害特別会計というものをなくするということをぜひ考えたいと思つております。当面の問題といたしましては、御指摘のような線に沿つて研究いたしたいと思つております。
これはおそらく災害特別会計の上におきましても、私は大きな困難な問題が起つて来るのではないかと思うのであります。しかしながら農民といたしましては、計算してみて結局損であればこれに協力しないという傾向になつて来ることは必然であると考えるのであります。これは根本的な問題であると考えるのでありますが、これをどういうぐあいにお考えになつているか。以上三点についてお伺いしたいと思います。
ただいまの角田君の御説のごとくむしろ災害が起きるたびごとに各陳情團が中央に押しよせて、中央からまた視察に行く、その間に荏苒日を費す、ただ今回の場合に限りましては、各地に行つて参りましたところが、農家にあらざる人々までが中央の激震をまつまでもなくどんどんみずからの手でできる範囲の復旧に励んでおられたことに私は非常に感激いたした次第でありまするが、これは将来ともただいまのお考えのような見地から地方の災害特別会計