1952-03-11 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第23号
○石田委員長 次に、本日の本会議におきまして、野田建設大臣から、十勝沖地震の災害報告をいたしたいという申出がございます。それをお諮りいたします。事務次長から御説明を願います。
○石田委員長 次に、本日の本会議におきまして、野田建設大臣から、十勝沖地震の災害報告をいたしたいという申出がございます。それをお諮りいたします。事務次長から御説明を願います。
災害報告に対しましての一定の基準を設けるというお話でございます。建設省といたしましては、一定の書面による一定の報告様式をつくつておるのでありまして、その報告によりまして報告を求めておるのでありますが、先ほどおつしやいましたような即刻の、電報でどういうような報告をせよというような、そういうような応急な報告様式というものは実はまだ遺憾ながらできておりません。
大体災害報告は地方庁がやるのでありまして、その地方庁から第一の案が出て参ります。そうすると、広島県の報告、山口県の報告、あるいは福岡県の報告と、つまりその府県の土木関係なり土木部長の配下におる者の報告は甘いとか、あるいは他の隣の県は非常に正確であるということであろうと思う。
○村瀬委員 次に災害報告の基準を一定する必要があるという増田委員の調査報告の第一項目があつたのでありまするが、これにつきまして大臣の御方針を承つておきたいのであります。これはたといまちまちに各府県から災害の報告があつても、今御答弁になりました通り、厳重な査定をするのであるから、あとででこぼこは是正できるはずであるからさしつかえない、こうお考えになるかもしれません。
そうすると、これを災害の主管課におきまして集計をとつて、ただいまでは建設省の方へ災害報告をなすことになつております。まず第一回は総額どのくらい、その次には何箇所でどのくらいという報告が出張所から参りまして、その報告については私一応了承いたしておりました。
それからもう一つの希望として、新大臣にお願しておきたいことは、従来の災害報告の内容を見ますと、たとえば住宅、非住宅というようなことで区別しておりましたが、そのほかに工場の被害とか、あるいは一般の商工業に及ぼした被害、隠れた一般民衆のこうむつた被害というものは、非常に多いのであります。
大体今回の二十四年産米の災害に関する損害評価につきましてもうその作報の災害報告を基礎といたしまして、それよりも多く出ないというふうなことで査定をいたしております。尚現実にそれが殖えております県につきましては、どういう理由でそれが殖えたがということの現状を調査いたしまして、その理由を審かにいたしました上損害の評価をやつておる、こういうような建前でやつております。
そこで先ほど三池委員等からも正常ならざる災害報告ということが言われたのであります。破れたと言わねばどんな大事な所もつくろつてくれぬからそういうことが自然起つて来る。その観点からいたしますと十万円から十五万円にきめますと、むしろそれをくずして十五万円とかに持つて来る。わざわざというと語弊がありますが、そうして十五万円ということにすれば全額国庫補助だ、少し少く見積れば一銭も来ない。
その結果、血清にいたしましても、とにかく五分間で災害を受けたのですから泥水の中に捲込まれまして五分間だけ流されて、それが救助をされているのですけれども、その後の処置が悪かつたために、あの災害報告があつた後破傷風になりまして更に三名死亡者を出している。これは地方自治廳の小野政務次官その他沢山の方が現場に行つておりますから十分調査したと思いますが、我々現場に行つて見て非常に合点が行かない。