1953-09-08 第16回国会 衆議院 水害地緊急対策特別委員会 第28号
さらにまた、先刻から申し上げます財源の問題でございますが、この財源に対しましては、先日大臣の新聞記者団等に対する発表によりますと、災害公債を発行したいというような腹案もあるように承つたのでありますが、この財源に対ては、あるいは災害公債でも発行して財源を何とかしよう、こういうような意思があるかどうか、この点を承りたいと思います。
さらにまた、先刻から申し上げます財源の問題でございますが、この財源に対しましては、先日大臣の新聞記者団等に対する発表によりますと、災害公債を発行したいというような腹案もあるように承つたのでありますが、この財源に対ては、あるいは災害公債でも発行して財源を何とかしよう、こういうような意思があるかどうか、この点を承りたいと思います。
○緒方国務大臣 私は災害公債を発行するというような意見を発表したことはございません。この点につきましてはまだ私は十分研究しておりませんから、ここではお答え申し上げかねます。
これを災害公債のようなものを発行しまして本当の根本策をお立てになる御意思がございますか。ちなみに申上げますが、群馬縣のごときは二十二年、二十三年度の災害におきまして、一万三千ヶ所の災害箇所であります。これを現在のような公共費でやりましたら百年経とうが二百年経とうが荒廃ばかりいたしまして決して元に復しません。
と申しますのは、たとえて申しますと、災害公債を出す、あるいは復旧の保險制度を考えるというような点を考えまして、國費が少ないがために災害を助長していくというような傾向を防止したい、こういうふうに考えております。