1963-02-06 第43回国会 衆議院 予算委員会 第7号
特に大蔵省がいっておりますのは、これは法律に基づいての基準を明らかにすることでありますし、また、災害便乗というような事件がありまして、国民の批判を受けるようなことがありましたので、国民の側に立っての立場で査定を行なっております。
特に大蔵省がいっておりますのは、これは法律に基づいての基準を明らかにすることでありますし、また、災害便乗というような事件がありまして、国民の批判を受けるようなことがありましたので、国民の側に立っての立場で査定を行なっております。
これにつきましても関係当局の指導監督が強化されまして、竣工検査においても四千余りの工事につきまして約五億円相当の手直し及び減額是正の措置をはかっておりますし、一方また事業主体の自覚等と相待ちまして、従来に比べまして相当改善の跡が認められましたが、なお設計が過大なもの、あるいは設計に対して出来高が不足しておるもの、工事の施行が粗漏なもの、災害便乗のもの、または正当な自己負担をしていないものなどがございまして
一〇九ページの災害復旧事業の査定額を減額させたものにつきましては、従前から早期検査と申しまして、補助金を交付する前に工事現場を検査いたしまして、二重査定、災害便乗、設計過大等の事例がありました場合には、その工事費を減額是正させる措置をとって参りました。
次に百九ページの災害復旧事業につきましては、従前から早期検査と申しまして、補助金を交付する前に工事現場を検査いたしまして、二毛査定、災害便乗、設計過大等の事例がありました場合には、その工事費を減額是正させる措置をとって参りました。
山口県のものは山口市が実施をいたしました工事で、二十七年度に交付をされました千二百万円と二十八年度に交付されました三百七十万円の二件で、いずれも対象外工事、いわゆる災害便乗工事でありまして、返還を命ぜられたものであります。これにつきまして、山口市は市財政の窮乏を理由に二十ヵ年年賦償還を申し出ておるのでありまするが、県も建設省もいまだ結論を出していないのであります。
従来工事につきましては事後検査だけでやっておったのでありますが、農林省、建設省のときに申し上げましたように、これだけでは検査が十分行き届きませんので、運輸省の工事につきましても農林、建設と同じように、災害復旧の査定に対しまして工事施行前にその当否を調査したのでありますが、二重査定、災害便乗、設計過大、こういうものが相当数出て参りまして、運輸省において工事費を二億八千三百余万円削るということになったわけであります
むしろ現行法が相当甘いために災害便乗という声が、年中と言つては何でありますが、ごく頻繁に新聞紙上でも指摘されるというような状況でありますのに、特例法はどういうことを要求するかといえば、百三十億円のうち国が百二十四億円持つのでは足らぬ、実に百二十八億円以上持て、自分のところは一億六、七千万しか持たないというのが特例法であります。これを四年で復旧するとしますと、年々四千万しか持たぬというのであります。
しかるにこれらの特別立法によつてさらにこの国庫負担率を高めるわけでありますから、災害便乗の弊害は一層はなはだしいこととなるわけであります。 第五点といたしまして、負担率または補助率の引上げは、災害復旧事業の遅延を招来するおそれがある、こういう点であります。
しかるに、これらの特別立法を見れば、さらにこの国庫負担率を高めるわけでございますから、災害便乗の弊害は一層はなはだしくならざるを得ないのでございます。 第五点といたしまして、負担率または補助率の引上げは、災害復旧事業の遅延を招来するおそれがあるという点でございます。
補助率が違いますから、どういたしましてもいわゆる災害便乗ということが行われるわけです。また補助率が違つて優遇を受けますがために、災害復旧費というのは、地方にとりまして非常な魅力でございます。従つてこれだけの災害を受けたというその見積りにつきましても、決して厳正に見積られておるものとは思いません。問題は補助率が高いということに結局帰するわけでございます。
これは私ども実は相当に災害の復旧費の査定額が多いもので、見当を付けて行つたのでありますが、私どもが予想した以上のまあ水増しと申しますか、災害便乗と申しますか、そういうようなものがたくさんに発見されまして、私どもとしても驚いているようなわけであります。
原形復旧をしただけでは、そこからまた災害が起つて来るという点でありますが、これはしかし災害を直すのであるから、やはり原形復旧がその対象とならざるを得ないのでありましようし、またその災害の箇所におきまして多少の改良を加えることは、今の法律でもできることになつておりますが、私はやはり原形復旧ではいかぬ、あるいはま現かいろいろ問題になつておる災害便乗工事、こういうようなもののよつて来たるところを見ますると
これには相当われわれも矛盾があると考えておるのでありますが、災害費が相当に激増して参ります関係上、できるだけ災害便乗を押えるという趣旨のもとに、原形復旧という線に限定されて来たのであります。従つてわれわれとしては、来年度の砂防費をもつて、これを幾らかでもまかなつて行きたい、こういう考え方で進んでおるのであります。
また災害復旧につきましては、從來の原形復旧主義と、いわゆる災害便乗の積弊を排除いたしまして、指定重要箇所の復旧または補強に切りかえることといたしたのでございます。そのほか防災対策といたしましては、特に都市区劃整理を重点的に施行する。あるいは港湾につきましては避難港を増補する。