1993-04-19 第126回国会 衆議院 決算委員会 第7号
今は亡き元法務大臣の稲葉修先生は、良識の士としてその職を全うされ、ロッキード事件の際には、勇断をもって灰色高官名を明らかにした結果として、ロッキード事件の解明がなされ、長く法務大臣としての名声は歴史の一ページを飾っているものだ、そんなふうに私は思っているところであります。
今は亡き元法務大臣の稲葉修先生は、良識の士としてその職を全うされ、ロッキード事件の際には、勇断をもって灰色高官名を明らかにした結果として、ロッキード事件の解明がなされ、長く法務大臣としての名声は歴史の一ページを飾っているものだ、そんなふうに私は思っているところであります。
○勝木健司君 ロッキード事件のときは、いわゆる灰色高官名が秘密会で明らかにされたわけでありまして、今回も同じような基準、つまり時効とかあるいは職務権限がない、あるいは軽倣などの基準であれば前回と同じような扱いをする用意があるかどうかお伺いをしたいというふうに思います。
そこへ、八日の判決が、佐藤、橋本両氏が有罪となったのみならず、灰色高官名さえ判決文に登場して、事態の深刻さを浮き彫りにいたしました。 総理にとっては、政治倫理を立てれば政局運営に支障を来し、政局を無事に運営しようとすれば政治倫理をないがしろにせざるを得ない立場に、みずからを置かれたと言うべきでありましょう。一体、総理はどちらを選択されるのか、明確にお答えを願いたいのであります。
ロッキード事件のときに秘密理事会に灰色高官名を報告しましたように、金大中事件というのは、実にだれでもあれはもう犯人はだれだというようなことまで十分想像もついているし、おかしいのにおかしな決着をしていることについては、その背後に何があるのかということをみんな想像しているわけですね。
○国務大臣(古井喜實君) 市川さんはずっと長く国会においでになるんですから当時のことも御記憶でしょうけれども、当時いわゆる灰色高官名を公表するかどうかというのは大変な問題になって、政治問題に。議長裁定までいった問題ですよね。そのあげくの果て、まあ秘密会で出しましょうというようなことになって、出すということになったんですね、あのとき。
なお、ロッキード事件の際には、衆参両院議長裁定及び国政調査権に基づいて、刑事訴訟法第四十七条ただし書きを背景として、いわゆる灰色高官名が国会に報告されたのであります。これは、政治権力を持つ者の場合、たとえ不起訴になってもその政治的道義的責任を国民の前に明らかにrべきだという民主政治の根本ルールに基づくものであります。
○国務大臣(古井喜實君) お尋ねは灰色高官名の公表問題ではないか、そう思うのであります。あの節、国会の秘密会に出します、こういうことで当時資料を出されたようであります、たちまち世間に出てしまいましたが、それは別にしまして。
もう一つは、灰色高官名云々が出ましたんですけれども、ロッキード事件のときは、先ほどもお話があったろうかと思いますけれども、ある時点を区切って中間報告もなされたわけでございます。そういう観点からまいりますと、法務大臣も大体この進行の形の中から中間報告のめどをどの点に置いていらっしゃるのか、御意思を伺っておきたいと思います。
法務大臣、灰色高官名の件でございますけれども、ロッキード事件のときには、三木内閣ではいわゆる灰色高官名を衆院ロッキード特別委員会の秘密会に報告をしました。古井法務大臣は、先般の新聞報道を私読んだわけでございますけれども、この三木内閣の姿勢を変更されるやに思うわけですけれども、その点はまずいかがでございますか。
そういう意味で刑事訴訟法四十七条を適用して、灰色高官名をやがて解明が終わったら発表した方がいいと思うのです。この点の見解についてはどうですか。
解明したら、もう時効になった事件があっても、不正を働いた政府高官名は灰色高官名として発表すべきだということを、いまは言えない、後で検討する気持ちはあるわけですね。これから九日の集中審議、十四、十五の集中審議がありますね。だからいまはまだ早いが、後でそういう発表についてのことについても考える、こういうことですか。
○福田(一)国務大臣 一つの問題点を指摘されたという印象を私は受けるわけでございますが、この灰色高官名を公表いたしましたときには、まず法務省の立場から言いますというと、これは秘密会でやっていただきたいということを前提として申し述べたわけでありますが、結果においては——結果といいますか、委員会の決定によってそれをそのまま公表することにした、こういう経緯になっておるわけであります。
さらに、灰色高官名公表に対する政府の態度などから、予算の成立が大幅におくれたことは政府の責任であります。 以下、順次反対の理由を申し述べたいと思います。 反対の第一は、五十二年度予算について財政再建のための方向づけができていない点であります。
明治憲法を体した教育勅語を礼賛するような発言をしたり、国会の本来の権限である議案の修正権の侵害とも言える見解を述べたり、国民的要求の減税追加実施をあくまでも阻もうとしましたその態度、また、今国会の重要課題の一つであるロッキード事件の解明や、新たな疑惑を呼んでいる日韓癒着問題の真相究明についても、いわゆる中間報告で幕引きを図ったり、福田法務大臣のロッキード事件灰色高官名公表反対発言が端的に示しているように
また、ロッキード疑獄の究明に関しては、福田法務大臣の、灰色高官名公表に反対するごとき発言に端的にあらわれているように、院議や五党首の合意を踏みにじったばかりか、中間報告による事実上の幕引きさえももくろんだのであります。さらに、新たな疑惑に包まれた日韓癒着の問題にも、政府みずからは何らその真相の究明に努力していないのであります。
えないという返事がございましたが、さっき、具体的に第一次の中間報告の中に名前は明らかにしておりませんが、事実関係として明らかになっております十八名、灰色高官として公表になった五名を除いた残りの十三名のことに関連をして、今後国会から要請があれば、もし国会でもって灰色高官の定義、範囲等が決まって、要請があれば最大限の協力をするという答弁がございましたが、これは何も十三名に限ったことではなくて、また新たに灰色高官名公表
坂井さんも読んでいただいてわかると思うのでございますが、先ほどのいわゆる灰色高官名を公表するかどうかという問題が出たわけでありますと前提を置いておるわけでございます。
もともとこれは、灰色高官名を公表するための基準をつくって、それに基づいて法務省に資料の提出を要求したわけですね。ですから、公表というものが前提になっているんです。そこのところをあいまいにされては非常に困る。そういう事実を調べてくれなんという要請をしたことがありますか。
一、昨年二月二十三日の本院決議及び同年四月二十一日の両院議長裁定と刑事訴訟法第四十七条との関係 一、昨年十一月ロッキード問題に関する調査特別委員会におけるいわゆる灰色高官名公表の経緯 一、国会及び内閣の継続性以上三点について、法務大臣の見解を求めます。福田法務大臣。
それに至るまでにはいわゆる灰色高官名の公表でいろいろないきさつがあったことは大臣も御承知だと思うのです。そういう中であの秘密会で報告がされる。そして委員長の見解で、秘密会でやられた五名がわかった、それを委員長の権限で弁明を聞く機会を与えることを条件にして公表をしたわけです。これは法務省から何ら言われる筋合いのものではないのじゃないかと私は思うのですがいかがですか。
○福田(一)国務大臣 先ほどのいわゆる灰色高官名を公表するかどうかという問題が出たわけでありますが、私は、前回、法務省は、これは絶対に明らかにされない、外へ出ないということを、また出る場合には、どういうことであるかというようなことがよく審議された上でどうしても出さねばならないという決定があったとしても、その場合は、法務省へは出さないという約束をして、そうして法務省の方は出したんでありますから、それを
(拍手) 「政治の退廃は、社会、民族の没落につながる」と施政方針演説で強調された福田総理は、進んで灰色高官名の公表、国会議員を含む証人喚問、単なる捜査報告ではない政治文書としての全容報告など、国民の納得のいく積極的かつ具体的措置をとり、事件の政治的道義的責任を明らかにすべきであります。総理の決意のほどを国民の前に明らかにしていただきたいと存じます。
たとえば、灰色高官名を公表せよといういろんなやりとりの中で、仮に名前は何にしても、A、B、C、Dで幾らもらって、幾ら使ったとか、せんべつに幾らもらったとか、あるいは名前がほぼわかる形で百万円がどうとか五百万円がどうとかと、しかし、これは時効でオシャカになっていますというふうに、それなりに報告をされています。
○国務大臣(稻葉修君) 政府は、いわゆる灰色高官名の発表につきましては、道義的政治的責任の追及者であられる国会の基準が示されれば、議長裁定の線に沿い最大限の協力を申し上げることを一貫して述べてまいりました。ただいま大谷委員長から三十ユニット分については政治的道義的責任あるものと認めるという御発言がございました。
私は灰色高官名に関しまして、これから法務大臣に質問したいと思います。ロッキード疑獄で重大なことは、腐敗が政府の中枢、与党自民党の中枢に及んだことは明らかであります。逮捕された田中角榮、当時の総理大臣でありまして、また同時に自民党の党首でもあります。橋本登美三郎はトライスターの逆転劇の進行中における運輸大臣でもあります。佐藤孝行は運輸政務次官であった人物であります。